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児玉化学工業---3Qは2ケタ増収・大幅な増益、各セグメントが堅調を維持

注目トピックス 日本株
児玉化学工業<4222>は14日、2022年3月期第3四半期(21年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比12.1%増の110.01億円、営業利益が同130.3%増の5.63億円、経常利益が同275.7%増の4.97億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同139.7%増の3.77億円となった。

自動車部品事業の売上高は前年同期比14.7%増の61.94億円、セグメント利益は3.51億円(前年同期は0.57億円の損失)となった。国内自動車部門においては、新型コロナウイルス感染症の影響で増産月・減産月があり、影響は残るものの、国内・海外向けSUV車を中心に増加した。また、海外自動車部門においても、同様に新型コロナウイルスの影響は残る状況ではあるが、タイのECHO AUTOPARTSでも前年同期と比べ回復基調となり売上高は増加した。

住宅設備・冷機部品事業の売上高は前年同期比4.9%増の39.00億円、セグメント利益は同44.5%増の4.35億円となった。国内住宅設備部門においては、緩やかな市場回復が見られ、住宅リフォーム需要が増加に転じたことによるオリジナル洗面化粧鏡の好調、引き続きのDIY等の巣篭り需要が好調継続し、売上高は増加した。また、海外冷機部品部門においては、タイのTHAI KODAMAは冷機部品が堅調に推移したが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり売上高は微減となった。ベトナムのTHAI KODAMAは引き続き業務冷蔵庫用部品が好調に推移し、売上高は増加した。

アドバンスドマーケット事業の売上高は前年同期比30.0%増の9.05億円、セグメント利益は同24.8%増の1.02億円となった。ゲームソフトパッケージの事業で、前期の需要期ほどの増加は無かったが、新規に参入したIT機器事業や植物工場向けなどの事業の売上が寄与したことにより増収・増益となった。

2022年3月期については、売上高が前期比10.3%増の151.80億円、営業利益が同86.7%増の9.50億円、経常利益が同147.2%増の8.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同80.0%増の6.30億円とする、2021年8月12日に公表した連結業績予想を据え置いている。





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