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IIF Research Memo(6):長短の手元流動性に問題はなく、財務の健全性は高い

注目トピックス 日本株
*12:46JST IIF Research Memo(6):長短の手元流動性に問題はなく、財務の健全性は高い
■インターネットインフィニティー<6545>の業績動向

2. 財務状況と経営指標
2023年3月期末の総資産は前期末比356百万円増の3,185百万円となった。このうち流動資産は同97百万円増の2,048百万円となった。これは主に、売掛金が95百万円増加したことなどによるものである。固定資産は、無形固定資産が208百万円、投資その他の資産が109百万円増加したことなどにより、同258百万円増の1,137百万円となった。負債合計は、同312百万円増の1,896百万円となった。このうち、流動負債は、短期借入金が100百万円、預り金が73百万円、未払法人税等が60百万円増加したことなどにより、同336百万円増の1,456百万円となった。固定負債は、長期借入金が36百万円減少した一方で、資産除去債務が15百万円増加したことなどにより、同24百万円減の439百万円となった。純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により利益剰余金が24百万円増加したことに加え、自己株式が19百万円減少したことなどにより、同44百万円増の1,289百万円となった。これらの結果、自己資本比率は同3.5ポイント減の40.5%、流動比率は同33.5ポイント低下の140.6%、固定比率は同17.7ポイント増加の88.2%となった。自己資本比率、流動比率、固定比率の各指標は、それぞれ若干悪化はしているものの、依然として問題のない水準であり、財務の健全性は高いと弊社では見ている。

2023年3月期の営業活動によるキャッシュ・フローは302百万円の収入となった。これは主に減価償却費126百万円、税金等調整前当期純利益107百万円等の資金の増加によるものである。投資活動によるキャッシュ・フロー301百万円の支出となった。主な収入は事業譲渡による収入35百万円、主な支出は事業譲受による支出258百万円であった。財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の純増額100百万円による資金の増加があった一方で、長期借入金の返済による支出115百万円があったことなどにより、24百万円の支出となった。これらの結果、現金及び現金同等物は23百万円減少し、期末末残高は1,107百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)



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