カンロ Research Memo(10):「中期経営計画2024」は堅調に推移(3)
[23/08/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
*15:20JST カンロ Research Memo(10):「中期経営計画2024」は堅調に推移(3)
■成長戦略
(c) 機能性や素材を活かした商品の開発
糖が脳のエネルギーになることから着想を得て、速攻性と持続力に着目し、ぶどう糖とパラチノース®という2種類の糖を配合し、eスポーツプレイヤーと共同で「BRAON グミ」を開発し、2022年9月に開催された東京ゲームショウ2022にも出展した。カンロ<2216>は、Z世代にも人気のあるeスポーツに関わることで、さらに認知度を高める。
(d) キャンディの持つ可能性の提案
同社は、デジタルの強みを生かし、味わいや食感だけでなく、見た目や楽しさなどのキャンディが本来持つ長所を最大化した「アメージングカンロ」シリーズを展開、既成概念にとらわれずにキャンディの魅力を存分に表現することで「おいしい、ワクワク体験」を提供する。「アメージングカンロ」の第1弾商品「ホシフリラムネ」は、星空をイメージした瓶に顧客が自身で星形のラムネを入れることで、自分だけの満天の星空を手に入れるような体験を味わうことができる。2023年7月には、続く第2弾商品として、癒し系の生き物として人気が高まっている「クラゲ」をモチーフに、海中に浮かぶ幻想的なクラゲをイメージした「シークラゲグミ」の販売をスタートした。
(4) SDGsへの取り組みを事業に(フューチャーデザイン事業)
同社はキャンディという食品カテゴリーを超えて新たな市場と製品の創造を目指しており、【サステナブル】と【Well-being】の2つをキーワードに掲げている。
同社の直営店である「ヒトツブカンロ」から、環境を考えたサステナブルなライン「ヒトツブカンロ earth」をスタートさせ、規格外で販売できないキャンディと、未利用資源の田んぼのお米を発酵させて精製されたアルコールを使用した「地球をあるくウェットティッシュ」※、サトウキビやトウモロコシ等の植物を原料とする生分解性素材を使用した「地球想いのハンドタオル」などを販売している。
※アルコールのすべてがカンロ飴とお米由来ではない。
他にも、2022年12月に果実残渣を原料として活用した新たなグミ「リ ミカングミ」を販売、清見みかん搾汁時に残る繊維質 「清見パルプ」と、清見みかんの果汁を使用したグミで、みかん本来の味わいを実現。また、2023年は持続可能な取り組みとして、デザインファームの(株)ペーパーパレードと協業し、廃棄包材のアップサイクルに取り組み、2023年8月に同取り組みで製作した各種アップサイクル雑貨でクラウドファンディングによるプロジェクトを実施している。
以上の他、事業横断的な取り組みも行っている。
・ 2023年7月には、「KanroPOCKeT」を中心に「カンロのファン」との相互コミュニケーションの場となるファンミーティングを開催した。カンロへの期待やファン同士の共感意見等の蓄積したデータは今後のマーケティング活動に活用し、さらにデジタルマーケティングを進化させる。
・ 上述の東急プラザ原宿「ハラカド」の3階には、開発商品を一般の方をモニターとしたテストマーケティングや各ブランドの認知向上施策などのライブマーケティングを行う「KanroPOCKeTラボ」もオープンする予定であり、ここを起点として新しい文化を創造・発信し、企業価値の向上と利益創出を目的とし、「KanroPOCKeT」と連動したオンラインをオフラインと融合するOMO※施策やインバウンドの取り込みによるグローバルへのブランディング強化を進める。
※Online Merges with Offlineの略で、オンライン・オフラインを分けずに一緒に戦略を構築する考え方のこと。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
<SI>
■成長戦略
(c) 機能性や素材を活かした商品の開発
糖が脳のエネルギーになることから着想を得て、速攻性と持続力に着目し、ぶどう糖とパラチノース®という2種類の糖を配合し、eスポーツプレイヤーと共同で「BRAON グミ」を開発し、2022年9月に開催された東京ゲームショウ2022にも出展した。カンロ<2216>は、Z世代にも人気のあるeスポーツに関わることで、さらに認知度を高める。
(d) キャンディの持つ可能性の提案
同社は、デジタルの強みを生かし、味わいや食感だけでなく、見た目や楽しさなどのキャンディが本来持つ長所を最大化した「アメージングカンロ」シリーズを展開、既成概念にとらわれずにキャンディの魅力を存分に表現することで「おいしい、ワクワク体験」を提供する。「アメージングカンロ」の第1弾商品「ホシフリラムネ」は、星空をイメージした瓶に顧客が自身で星形のラムネを入れることで、自分だけの満天の星空を手に入れるような体験を味わうことができる。2023年7月には、続く第2弾商品として、癒し系の生き物として人気が高まっている「クラゲ」をモチーフに、海中に浮かぶ幻想的なクラゲをイメージした「シークラゲグミ」の販売をスタートした。
(4) SDGsへの取り組みを事業に(フューチャーデザイン事業)
同社はキャンディという食品カテゴリーを超えて新たな市場と製品の創造を目指しており、【サステナブル】と【Well-being】の2つをキーワードに掲げている。
同社の直営店である「ヒトツブカンロ」から、環境を考えたサステナブルなライン「ヒトツブカンロ earth」をスタートさせ、規格外で販売できないキャンディと、未利用資源の田んぼのお米を発酵させて精製されたアルコールを使用した「地球をあるくウェットティッシュ」※、サトウキビやトウモロコシ等の植物を原料とする生分解性素材を使用した「地球想いのハンドタオル」などを販売している。
※アルコールのすべてがカンロ飴とお米由来ではない。
他にも、2022年12月に果実残渣を原料として活用した新たなグミ「リ ミカングミ」を販売、清見みかん搾汁時に残る繊維質 「清見パルプ」と、清見みかんの果汁を使用したグミで、みかん本来の味わいを実現。また、2023年は持続可能な取り組みとして、デザインファームの(株)ペーパーパレードと協業し、廃棄包材のアップサイクルに取り組み、2023年8月に同取り組みで製作した各種アップサイクル雑貨でクラウドファンディングによるプロジェクトを実施している。
以上の他、事業横断的な取り組みも行っている。
・ 2023年7月には、「KanroPOCKeT」を中心に「カンロのファン」との相互コミュニケーションの場となるファンミーティングを開催した。カンロへの期待やファン同士の共感意見等の蓄積したデータは今後のマーケティング活動に活用し、さらにデジタルマーケティングを進化させる。
・ 上述の東急プラザ原宿「ハラカド」の3階には、開発商品を一般の方をモニターとしたテストマーケティングや各ブランドの認知向上施策などのライブマーケティングを行う「KanroPOCKeTラボ」もオープンする予定であり、ここを起点として新しい文化を創造・発信し、企業価値の向上と利益創出を目的とし、「KanroPOCKeT」と連動したオンラインをオフラインと融合するOMO※施策やインバウンドの取り込みによるグローバルへのブランディング強化を進める。
※Online Merges with Offlineの略で、オンライン・オフラインを分けずに一緒に戦略を構築する考え方のこと。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
<SI>