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三和HD Research Memo(5):2025年3月期は、売上高・利益ともに修正予想を超過し、過去最高を更新

注目トピックス 日本株
*11:05JST 三和HD Research Memo(5):2025年3月期は、売上高・利益ともに修正予想を超過し、過去最高を更新
■三和ホールディングス<5929>の業績の動向

1. 2025年3月期の業績概要
2025年3月期の同社グループを取り巻く外部環境は、総じて底堅い成長が続いたが、米国新政権の政策動向、中国経済の停滞、長期化するウクライナ・中東情勢の地政学リスクの高まりもあり、先行き不透明な状況が続いた。こうした環境下で、同社グループは、「中期経営計画2024」の最終年度を迎え、仕上げの年度として引き続き、気候変動やデジタル化で変化する社会のニーズに応える高機能開口部ソリューションのグローバルリーダーへ向けた基盤の確立に注力し、基本戦略を着実に実行した。

以上の結果、2025年3月期の業績は、売上高662,380百万円(前期比8.4%増)、営業利益80,515百万円(同23.2%増)、経常利益84,015百万円(同29.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益57,512百万円(同33.0%増)と増収増益となった。売上高・利益ともに中間期決算発表時の修正予想を上回り、過去最高を更新した。売上高は、日本・米州事業が堅調に推移し、円安効果もあって過去最高となった。営業利益は、日本では数量増や売価転嫁の浸透により、米州では数量増とコスト削減等によって、過去最高を記録した。この結果、営業利益率は12.2%(同1.5ポイント上昇)となった。

2025年3月期の期初段階では増収減益を予想していたが、為替相場の動向を勘案した想定為替レートの見直しと、米州事業及び国内事業が堅調に推移していたことから、中間期決算発表時に期初予想を上方修正した。しかし、2025年3月期決算は、上方修正後の数値をさらに上回る結果となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)



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