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ドリーム・アーツ Research Memo(6):ホリゾンタルSaaSの高い成長がクラウド事業をけん引(1)

注目トピックス 日本株
*12:06JST ドリーム・アーツ Research Memo(6):ホリゾンタルSaaSの高い成長がクラウド事業をけん引(1)
■ドリーム・アーツ<4811>の業績動向

1. 2025年12月期中間期の業績概要
2025年12月期中間期の連結業績は、売上高2,808百万円(前年同期比16.3%増)、営業利益608百万円(同68.2%増)、経常利益703百万円(同96.7%増)、親会社株主に帰属する中間純利益478百万円(同91.3%増)と2ケタ増収・大幅増益となった。剪定戦略を進めてきた結果、売上全体の77.0%を占めるクラウド事業の売上が2,161百万円(同16.7%増)と2ケタの成長を堅持した。クラウド事業の約6割を占めるホリゾンタルSaaS(提供ツール「SmartDB」「InsuiteX」)の売上1,680百万円(同22.3%増)が成長をけん引した。「SmartDB」は導入数の増加に加え、全社規模で使用するシステムに採用されるなど大規模案件が増加し売上を伸ばしている。「Japan DX Week」「DX 総合EXPO」などのリアル開催の展示会への出展、ターゲット層が集まるWebメディアへの露出イベント出展やJR線などへの広告などから「SmartDB」の認知度が上がるとともに、導入事例などのプロトタイプ(テンプレート)化や営業を介してのユーザーへの事例展開、ユーザーや導入検討企業の参加する自社イベント開催などが奏功した。2025年2月に実施された大企業の「デジ民」(デジタルの民主化を略した呼称)事例の紹介などを行うオンラインイベント「デジタルの民主化DAY」には1,559名の申込みがあり、総視聴者数は18,000名を超えた。損益面では、製品の動作環境の最適化を通じたインフラコストの抑制などにより売上総利益率は64.2%と前期を7.0ポイント上回った。販管費は事業拡大に伴い人件費、広告販促費、オフィス拡張などで同17.1%増加したが、売上総利益の増加で吸収し営業利益ほか各段階利益とも大幅な増益となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 松本 章弘)



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