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SOLIZE Research Memo(7):2025年12月期は、中長期的な成長基盤となる体制強化のための投資を先行

注目トピックス 日本株
*11:07JST SOLIZE Research Memo(7):2025年12月期は、中長期的な成長基盤となる体制強化のための投資を先行
■今後の見通し

● 2025年12月期の業績見通し
SOLIZE Holdings<5871>の2025年12月期の連結業績は、期初の業績予想を維持し、売上高で前期比18.9%増の27,000百万円、営業利益で同9.8%増の500百万円、経常利益で同20.0%増の500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同37.5%増の350百万円と、増収増益の見通しだ。売上高は、大幅な増収となり過去最高を計画する。それに伴って、売上総利益も大幅な増益となる見通しだ。他方で、小幅の営業増益を見込み、前期並みの営業利益率にとどまるのは、採用などの人件費の増加や分社化・M&Aに伴う支払手数料の増加など、中長期的な成長の基盤となる体制強化のための先行投資により、販管費の増加を見込んでいるためである。中間期は販管費の大幅増により赤字決算であったが、中間期に大量採用した新卒社員が下期からは戦力化して、通期の営業黒字化に貢献する見通しだ。また、営業利益に比べて経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益で高めの増益率を予想するのは、営業外費用や法人税等の減少を見込むためである。

2025年12月期の同社グループを取り巻く経済環境については、米国新政権による政策変更、グローバルでの地政学リスクの高まり、欧州や中国等、海外経済の減速傾向の継続等の影響により不透明な状況となる一方、自動車産業においては技術開発競争の高まりが継続し、同社サービスに対する需要は引き続き堅調であることを前提にしている。このような環境見通しの中、同社グループでは、主に自動車関連を中心とした製品設計開発業務に関するサービスや3Dプリンター販売等によるエンジニアリング支援領域、AIやMBD技術を使用するコンサルティング領域、ソフトウェア開発支援の領域において一層の成長加速を見込んでいる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)



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