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エージェントIGHD Research Memo(5):自己資本比率は安定的な水準を維持

注目トピックス 日本株
*15:05JST エージェントIGHD Research Memo(5):自己資本比率は安定的な水準を維持
■業績動向

3. 財務状況と経営指標
エージェントIGホールディングス<377A>の2025年12月期中間期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比369百万円減少の4,838百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産は同472百万円減少の2,986百万円であり、主に現金及び預金が455百万円減少した。固定資産は同102百万円増加の1,852百万円であり、無形固定資産が78百万円増加した。

負債合計は前期末比331百万円減少の3,568百万円となった。流動負債は同214百万円減少の2,722百万円であり、主に営業未払金が167百万円減少した。固定負債は同116百万円減少の846百万円であり、長期借入金が同116百万円減少した。

純資産合計は前期末比38百万円減少の1,269百万円であり、主に親会社株主に帰属する中間純損失の計上により利益剰余金が40百万円減少した。

2025年12月期中間期末の自己資本比率は25.3%と前期末比0.7ポイント改善した。2024年12月期はファイナンシャル・ジャパンの買収により一時的に財務構造が変化したものの、その後は安定的な水準を維持している。同社のM&A戦略は主に保険代理店の事業承継や小規模なM&Aが中心であり、一般的な大型M&Aのように巨額の資金を必要としない点が特徴である。規模の大きな保険契約を引き継ぐ場合においても費用負担は限定的であり、財務健全性に大きな影響を与えることはないと見られる。

4. キャッシュ・フロー
同社の2025年12月期中間期の営業活動によるキャッシュ・フローは営業未払金の減少及び税金等調整前中間純損失の計上などにより114百万円の支出、投資活動によるキャッシュ・フローは200百万円の支出であり、フリー・キャッシュ・フローは315百万円の支出となった。財務活動によるキャッシュ・フローは長期借入金の返済などにより122百万円の支出となり、現金及び現金同等物の中間期末残高は1,560百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 吉林拓馬)



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