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フォーバル Research Memo(5):2026年3月期第1四半期は増収減益

注目トピックス 日本株
*13:45JST フォーバル Research Memo(5):2026年3月期第1四半期は増収減益
■業績動向

● 2026年3月期第1四半期の業績概要
フォーバル<8275>の2026年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比1.1%増の15,998百万円、営業利益が同54.5%減の205百万円、経常利益が同53.9%減の246百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同66.9%減の64百万円となり、増収減益となった。

売上高に関しては、電力サービスや太陽光発電システム、新たに連結に加わったグループ会社の寄与により、堅調に推移した。主力のフォーバルビジネスグループの売上高は、前年同期比4.0%減の8,798百万円となった。主力の「F-Japan戦略」に伴う可視化伴走型経営支援サービスが堅調に推移した一方で、グループ会社の(株)エルコムの新紙幣発行に伴う特需の反動減、事業承継に関連する前期の収入の反動減など一部事業で一過性の減収があった。フォーバルテレコムビジネスグループは、電力サービスの増加を主因に増収となった。総合環境コンサルティングビジネスグループは、自家消費ニーズの高まりを受けて太陽光発電システムが増加し増収となった。人的資本経営は、セミナーなどの教育事業や新たに連結に加わったグループ会社が寄与し増収となった。

利益に関しては、売上総利益が、前年同期比198百万円増(前年同期比3.4%増)となった一方で、販管費は、事業拡大に伴う人員増強や情報処理費、地代家賃やのれんの償却費の増加の影響等で、同444百万円増(同8.4%増)となった結果、営業利益が減益となった。同社は下期(特に第4四半期)偏重の利益構造があり、現時点でおおむね同社が想定した範囲内での推移ととらえている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)



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