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ミロク情報 Research Memo(8):主力ERP製品のクラウド・サブスク型への移行を進め、利益成長の加速を目指す

注目トピックス 日本株
*11:08JST ミロク情報 Research Memo(8):主力ERP製品のクラウド・サブスク型への移行を進め、利益成長の加速を目指す
■ミロク情報サービス<9928>の今後の見通し

c) 「統合型DXプラットフォーム戦略」
統合型DXプラットフォーム事業の中核をなす「Hirameki 7」は、中小企業や小規模事業者のDXを推進するためのサービスを提供している。販売戦略としてトライベックによるWebマーケティングに加えて、同社において会計事務所向けの営業を本格的に開始し、顧問先企業への拡販を開始した。顧問先企業に対しては、名刺管理や営業リスト検索、メール配信など新規顧客の獲得に必要な機能をワンストップかつリーズナブルな価格※で提供していることを訴求する。2029年3月期のKPIとしては、顧客数で約8万社、ARPUで約2,600円/月を前提に売上高25億円、経常利益10億円を目指す。会計事務所を通じた契約件数も徐々に増え始めているようで、今後も同社のERP製品との連携強化に加えて、DXコンサルティング・サービスの1メニューとして顧客に提案し普及促進を図る。

※ 料金プランは、個人事業主でも利用可能なシングルプラン(月額800円/人(税別))と5人まで利用可能なグループプラン(月額3,200円/5人(税別))等の利用人数に応じたプランがあり、オプションメニューも用意している。

d) 「クラウド・サブスク型ビジネスモデルへの転換」
主力ERP製品の販売形態について、オンプレミスの売切り型からクラウド・サブスク型への移行を進める。顧客がクラウド・サブスク型を利用するメリットは、初期導入コストの軽減や自社サーバーの構築・運用のためのIT人材の負担を軽減できることに加えて、常に最新のサービスを利用できる点にある。同社にとってもサブスク契約が増えることで、外部要因に左右されず安定した収益成長が見込めるほか、リプレイスの際の営業工数が削減されるため、営業リソースを新規顧客の開拓に集中投下できること、最新システムを継続的に提供することで旧バージョン製品のメンテナンスコストを最小化できるなどメリットは多い。

2029年3月期の目標としては、主力ERP製品のARRで同6.3倍の110億円、ソフト使用料全体ARRで同3.1倍の200億円、サービス収入全体ARRで同1.86倍の310億円を目指しており、特に2027年3月期以降にARRの成長が加速する見通しだ。計画どおりに推移すれば、ここ数年はクラウド・サブスクシフトの影響で1ケタ台の伸びにとどまっていた利益成長も加速するものと予想される。

e) 「グループ連携強化によるグループ会社の独自成長促進」
グループ戦略については、グループ内取引の適正化によりグループ全体のコスト低減を図り、子会社の収益体質を改善していくほか、評価・教育プロセスの共通化によりグループ内の人的資本を強化する。また、販売網や製品力、技術力の強化等を視野に入れたM&Aも検討する。

f) 「戦略実現を加速する人材力・経営基盤強化」
積極的な人材投資により事業成長を加速するとともに、人事戦略と連動した主要制度の見直し、人材教育への取り組み、魅力ある職場環境の整備を進める。

また、現在開発を進めている次期基幹システムでは、事業別及び製品別の収支管理が精緻に可視化され、意思決定の迅速化と最適化が可能となるほか、情報セキュリティの高度化と新業務フローにより管理業務の生産性向上が見込まれている。2027年3月期以降、機能ごとに段階的に稼働していく計画となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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