23日の香港市場概況:続落、中国経済の先行き不透明感が残るとの見方
[14/04/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
23日の香港市場では主要指数のハンセン指数が続落となり、前日比221.04ポイント安(-0.97%)の22509.64で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同125.09ポイント安(-1.25%)の9905.63、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同40.93ポイント安(-0.97%)の4161.87だった。
ハンセン指数は高寄り後、ほどなく値を崩す展開。その後はマイナス圏での推移が続き、今月7日以来、2週間半ぶりの安値で引けた。中国移動(00941/HK)のさえない決算を受け、企業業績への懸念が強まった。また、朝方発表された中国の4月HSBC製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は前月から上昇したものの、市場予想と一致したほか、引き続き好不況の節目を下回る着地に。一部では、中国経済の先行き不透明感が残るとの見方につながっている。
ハンセン指数の構成銘柄では、中国移動が2.57%下落。前日大引け後に発表した2014年1-3月期決算は3四半期連続での減益となり、市場予想も大幅に下回った。また、中国海外発展(00688/HK)は3.54%安。決算への警戒感から前場に売りが加速した。昼休み時間に発表した1-3月期の業績は、売上高、営業利益ともに前の期比で減少している。
半面、カジノ株が高い。銀河娯楽(00027/HK)、サンズ・チャイナ(01928/HK)が値上がり率上位に並んだ。CLSAでは、向こう5年でマカオのカジノ収入が倍増すると予測している。また、テンセント(00700/HK)が0.86%値を上げた。米ナスダック指数の上昇が追い風となったほか、ゴールドマン・サックス(GS)による強気評価が好感された。
ハンセン銘柄以外では、株主割当増資の実施を発表した海通国際証券(00665/HK)が%下落。一方、アリババ関連の文化中国伝播(01060/HK)が23.66%高と急騰した。地元メディアによると、中国政府は証券事業ライセンスの民間開放を計画しているといい、アリババ・グループが免許取得の有力候補の一つとされている。
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