概況からBRICsを知ろう〜中国本土市場は、景気対策への思惑でじりじりと上げ幅を広げる展開
[14/05/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 52203.37 -0.31%
昨日21日のブラジル市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比162.82ポイント安(-0.31%)の52203.37で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは34、値下がり32、変わらず5と買いが優勢。セクター別では、石油・ガスや消費者サービスが買われた半面、金融や通信が安い。
堅調な展開が続いたが、引け間際にマイナス圏に転落した。銀行セクターの急落が指数の足かせ。ブラジル司法最高裁判所(STJ)が1986-94年に起きたブラジルのハイパーインフレに関する訴訟問題について、預金者側が勝訴した場合、訴訟が確定された日から賠償金の請求ができるとの見解を示した。STJの計算では、銀行セクターが最大3415億レアル(約15兆6953億円)を支払うことになる。これは昨年予想の1490億レアルを大幅に上回る。
【ロシア】MICEX指数 1439.90 +1.00%
21日のロシア市場は4営業日続伸。主要指標のMICEX指数は前日比14.32ポイント高(+1.00%)の1439.90で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは40、値下がり10と買いが優勢。MICEX指数はこの日、終値ベースで2月28日以来の高値を再び更新した。
中盤は利益確定売りに押されたが、その後は上げ幅を急速に拡大させた。天然ガス最大手ガスプロム(GAZP)など大型資源銘柄の上昇が指数をサポート。10年以上にわたって交渉され続けてきた中国向けの天然ガス供給で合意されたことが好感された。ロシア側は2018-20年から30年間にわたって年380億立方メートルの天然ガスを中国向けに輸送する計画だ。契約額は4000億米ドル(約40兆6000億円)となり、過去最大の契約となった。
【インド】SENSEX指数 24298.02 -0.32%
21日のインドSENSEX指数は5営業日ぶり反落。連日で過去最高値を更新した後とあり、短期的な過熱感からの利益確定売りが優勢となった。また、これまでインド株をサポートしてきた外国人投資家(FII)が21営業日ぶりに売り越しに転じたことも警戒された。マクロ面では、新政権がインフレ抑制を最優先課題に位置付ける方針との報道が大幅な金融緩和期待を後退させた。国内メディアによると、インド準備銀行(中央銀行)はインフレ抑制などに重点を置くもようだ。
【中国本土】上海総合指数 2024.95 +0.84%
21日の上海総合指数は続伸。翌22日に中国の景況感指数の発表を控える中、景気の先行き不安から朝方には一時2000台を割り込む場面も見られた。ただ、この節目を下回る水準では値ごろ感も意識され、徐々に買い戻しが先行。景気対策への思惑も根強い中で、後場にはじりじりと上げ幅を広げる動きとなった。証券当局が「T+0(取引当日決済)」制度を早期に導入するとの観測報道も追い風になったもよう。大型株を対象にモデル実施が行われる見込みという。
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昨日21日のブラジル市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比162.82ポイント安(-0.31%)の52203.37で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは34、値下がり32、変わらず5と買いが優勢。セクター別では、石油・ガスや消費者サービスが買われた半面、金融や通信が安い。
堅調な展開が続いたが、引け間際にマイナス圏に転落した。銀行セクターの急落が指数の足かせ。ブラジル司法最高裁判所(STJ)が1986-94年に起きたブラジルのハイパーインフレに関する訴訟問題について、預金者側が勝訴した場合、訴訟が確定された日から賠償金の請求ができるとの見解を示した。STJの計算では、銀行セクターが最大3415億レアル(約15兆6953億円)を支払うことになる。これは昨年予想の1490億レアルを大幅に上回る。
【ロシア】MICEX指数 1439.90 +1.00%
21日のロシア市場は4営業日続伸。主要指標のMICEX指数は前日比14.32ポイント高(+1.00%)の1439.90で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは40、値下がり10と買いが優勢。MICEX指数はこの日、終値ベースで2月28日以来の高値を再び更新した。
中盤は利益確定売りに押されたが、その後は上げ幅を急速に拡大させた。天然ガス最大手ガスプロム(GAZP)など大型資源銘柄の上昇が指数をサポート。10年以上にわたって交渉され続けてきた中国向けの天然ガス供給で合意されたことが好感された。ロシア側は2018-20年から30年間にわたって年380億立方メートルの天然ガスを中国向けに輸送する計画だ。契約額は4000億米ドル(約40兆6000億円)となり、過去最大の契約となった。
【インド】SENSEX指数 24298.02 -0.32%
21日のインドSENSEX指数は5営業日ぶり反落。連日で過去最高値を更新した後とあり、短期的な過熱感からの利益確定売りが優勢となった。また、これまでインド株をサポートしてきた外国人投資家(FII)が21営業日ぶりに売り越しに転じたことも警戒された。マクロ面では、新政権がインフレ抑制を最優先課題に位置付ける方針との報道が大幅な金融緩和期待を後退させた。国内メディアによると、インド準備銀行(中央銀行)はインフレ抑制などに重点を置くもようだ。
【中国本土】上海総合指数 2024.95 +0.84%
21日の上海総合指数は続伸。翌22日に中国の景況感指数の発表を控える中、景気の先行き不安から朝方には一時2000台を割り込む場面も見られた。ただ、この節目を下回る水準では値ごろ感も意識され、徐々に買い戻しが先行。景気対策への思惑も根強い中で、後場にはじりじりと上げ幅を広げる動きとなった。証券当局が「T+0(取引当日決済)」制度を早期に導入するとの観測報道も追い風になったもよう。大型株を対象にモデル実施が行われる見込みという。
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