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概況からBRICsを知ろう〜ブラジル市場は5営業日ぶりに反落、素材や通信に売りが集中

注目トピックス 外国株

【ブラジル】ボベスパ指数 54806.64 -0.54%
13日のブラジル市場は5営業日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前営業日比295.80ポイント安(-0.54%)の54806.64で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは21、値下がり50と売りが優勢。石油・ガスを除くすべてのセクターが下落し、中でも素材や通信に売りが集中した。

小動きで寄り付いた後は下げ幅を急速に拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。連日の上昇を受けた反動から幅広い銘柄に利益確定売りが広がった。また、国内総生産(GDP)の目安となる経済活動指数の低下も圧迫材料。ブラジル中央銀行は13日、4月の経済活動指数が前年同月比でマイナス2.29%となり、前月のプラス0.28%(改定値)を大幅に下回ったと発表した。市場予想はマイナス1.85%だった。外部環境では、イラク情勢の緊迫化に伴う原油高が輸入インフレの加速懸念を強めた。

【ロシア】休場

【インド】SENSEX指数 25228.17 -1.36%
13日のインドSENSEX指数は反落。欧州時間に下げ幅を拡大させた。過去最高水準で推移しており、過熱感が強まった。また、イラク情勢の緊迫化や前日の米国市場の下落なども指数の足かせとなった。原油相場の上昇を受け、輸入インフレの加速懸念が強まったほか、モンスーン(雨期)降水量の不足懸念が嫌気された。統計によると、モンスーンが開始してから6月11日までの降水量は例年平均の48%にとどまったという。

【中国本土】上海総合指数 2070.72 +0.93%
13日の上海総合指数は反発。イラク情勢の緊迫化など外部環境が悪化する中、朝方の上海総合指数は前日終値をはさんでもみ合った。ただ、相場の底堅さを確認すると切り返し、上げ幅を広げた。前日大引け後に発表された中国の金融統計が堅調な内容だったことが支援材料。また、国際原油相場の上昇を受けて石油株が買われたことも指数を押し上げた。ただ、後場に発表された5月の鉱工業生産などは総じて予想通りとなり、その後は伸び悩んだ。



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