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1日の香港市場概況:9日ぶり反落、外部環境の悪化で利益確定売り優勢に

注目トピックス 外国株

1日の香港市場では主要指数のハンセン指数が9営業日ぶり反落となり、前日比224.42ポイント安(-0.91%)の24532.43で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同147.55ポイント安(-1.33%)の10982.65、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同49.98ポイント安(-1.06%)の4668.31だった。

ハンセン指数は終日軟調に推移。アルゼンチンのデフォルト懸念や前日の米株安など外部環境の悪化が弱気材料。前日まで8連騰した後でもあり、利益確定売り圧力が強まった。寄り付き前に発表された中国政府版の7月製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想以上の上昇となったことで下げ渋る場面も見られたが、大引けにかけては下げ幅を広げる展開に。この日の中国本土株が値を崩したことで投資家心理が悪化した。

ハンセン指数の構成銘柄では、不動産株が安い。米利上げの前倒しが警戒された。香港系では長江実業(00001/HK)が4.71%安、本土系では中国海外発展(00688/HK)が2.31%安で引けた。同2社は7月31日の大引け以降に2014年6月中間決算を発表し、ともに市場予想を上回ったが、足元で株価が大きく上昇していたこともあり、利食い売りに押された。

半面、中国神華能源(01088/HK)が1.30%上昇。中国政府が過剰生産問題の是正に向け、石炭業界に生産量管理の厳格化を求めたと報じられている。需給バランスの改善による価格回復への期待が高まった。このほか、和記黄埔(00013/HK)が0.19%値を上げた。同社が前日大引け後に発表した6月中間決算は大幅増益となり、市場予想を上回った。

ハンセン銘柄以外では、スマートーン(00315/HK)が1.95%下落。2014年6月期の通期決算が大幅減益となる見通しを示したことが嫌気された。半面、華能国際電力(00902/HK)が2.65%上昇するなど、本土系電力セクターが高い。中国政府による5大電力グループ改革の内容が報じられ、思惑的な買いを誘った。



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