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11日の香港市場概況:4日ぶり反発、米中株高や業績期待が買い手掛かりに

注目トピックス 外国株

11日の香港市場では主要指数のハンセン指数が4営業日ぶり反発となり、前営業日比314.61ポイント高(+1.29%)の24646.02で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同205.22ポイント高(+1.89%)の11037.88、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同75.16ポイント高(+1.61%)の4754.56だった。

ハンセン指数は終日堅調に推移。ウクライナ情勢緊迫化への警戒感が後退する中、前週末の米国市場が上昇した流れを引き継いだ。また、足元の株価調整を受けて短期的な過熱感が薄れ、不動産株や金融株を中心に買い戻しが進んだ。加えて、この日の中国本土株が堅調な値動きとなったことで買い安心感が広がったほか、今週決算を控えたテンセント(00700/HK)が業績期待から買われたことも指数を押し上げた。

ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産セクターが大幅高。華潤置地(01109/HK)が5.70%高、中国海外発展(00688/HK)が3.11%高で引けた。福建省が不動産市場の安定化に向けた指針を発表するなど、各地で規制緩和の動きが続いていることが買い材料視された。また、13日に決算を控えたテンセントは、業績期待から1.93%続伸した。

一方、カジノセクターがさえない。銀河娯楽(00027/HK)が1.01%値を落としたほか、サンズ・チャイナ(01928/HK)は0.19%高と指数をアンダーパフォームした。今週15日にサンズ・チャイナが決算発表を予定しているが、これまでに発表された同業の業績が全般にさえなかったことから一部で警戒感が浮上している。

ハンセン銘柄以外では、華潤セメント(01313/HK)が%上昇。前週末の大引け後に発表した2014年6月中間決算は、純利益が前年同期比79.5%増と好調だった。一方、吉利汽車(00175/HK)が変わらずで終了。7月の新車販売台数が前年同月比で約41%減と大きく落ち込んだことを受け、総じて軟調な推移に。ただ、大引けにかけては買い戻しが入った。



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