概況からBRICsを知ろう〜中国本土市場は反落、指数が年初来高値圏にあり利益確定売り圧力も
[14/08/15]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 55780.41 +0.36%
14日のブラジル市場は3営業日ぶり反発。主要指標のボベスパ指数は前日比199.22ポイント高(+0.36%)の55780.41で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは31、値下がり39、と売り買いほぼ拮抗。セクター別では、金融やITが上昇した半面、素材、通信が下落した。
総じて堅調に推移。10月の大統領選を巡り、野党候補者のエドゥアルド・カンポス氏が事故死したことを受け、ルセフ大統領再選の可能性が低下したとの観測が浮上した。カンポス氏の後継候補としては、副大統領候補のマリナ・シルバ氏の名前が挙がっている。現時点でシルバ氏の政策計画は不明だが、市場関係者は、ルセフ大統領が第1回投票で勝利するチャンスが縮小したと指摘。投資家は経済成長をもたらす新政権の誕生を望んでいるという。
【ロシア】MICEX指数 1407.53 +0.62%
14日のロシア市場は5営業日続伸。主要指標のMICEX指数は前日比8.68ポイント高(+0.62%)の1407.53で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がり30、値下がり20と買いが優勢となった。
ロシアのプーチン大統領は、国家発展のため国民に「結集」を呼び掛ける一方で、ウクライナが混乱に陥らないよう支援することを公表。ウクライナで起きている惨事を直ちに終結させるために全力を尽くすと表明した。また、ウクライナをめぐって他国との衝突を避ける意向を示したことでリスク姿勢が和らいだ。
【インド】SENSEX指数 26103.23 +0.71%
14日のインドSENSEX指数は4営業日続伸。ほぼ終日プラス圏で推移。景気対策への期待感が支援材料。モディ首相が翌15日の独立記念日に景気対策などを発表する見通しと伝わった。また、インド株の先高感も買い手掛かりに。野村は最新リポートで、インド株が向こう1年で17%上昇すると予測。政権交代に伴う構造改革の加速がインドの成長ペースを加速させると指摘した。ただ、翌15日から3連休となるため、買い一巡後は上げ渋った。
【中国本土】上海総合指数 2206.47 -0.74%
14日の上海総合指数は反落。上下にもみ合う場面が目立った。社会保障基金などがA株取引口座を積極的に開設しているとの報道を受け、資金流入観測が浮上。中国人民銀行(中央銀行)が定例オペを実施し、週間のネットで資金を純供給したことも流動性懸念を緩和させた。ただ、指数が年初来高値圏にあることから利益確定売り圧力も強く、大引けにかけて徐々に下げ幅を広げる展開となった。
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