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18日の香港市場概況:横ばい、資金流入期待から後場に買い戻し進む

注目トピックス 外国株

18日の香港市場では主要指数のハンセン指数が横ばいで、前営業日比0.52ポイント高(+0.002%)の24955.46で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同38.71ポイント安(-0.35%)の11065.21、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同52.48ポイント高(+1.09%)の4862.31だった。

ウクライナ情勢への警戒感やこれを受けた前週末の米株安が売り手掛かりに。指数は前週末の取引時間中に一時リーマン・ショック前の水準を回復しており、短期的な過熱感も意識された。加えて、ハンセン指数構成銘柄のウエート上限引き下げを受け、HSBC(00005/HK)が売られたことも相場の重しとなった。ただ、資金流入への期待感も根強い中、売り一巡後には徐々に買い戻され、引け際には前営業日の終値近辺まで値を戻した。

ハンセン指数の構成銘柄では、レノボ(00992/HK)が1.04%上昇。米IBMからの低価格サーバー事業買収を巡り、米当局の承認を取得したと伝わった。また、本土系通信セクターが上げ幅を広げ、中国聯通(00762/HK)が3.72%高、中国移動(00941/HK)が3.16%高で引けた。中国移動には決算の上振れを好感した買いが継続した。

半面、HSBCが0.48%安。株価指数を算出するハンセン・インデックシズは15日、ハンセン指数構成銘柄のウエート上限を10%(現行15%)に引き下げる方針を表明。現時点でウエートが10%を超えているのはHSBCのみで、インデックスファンドなどによる売り圧力が強まると警戒された。

また、康師傅控股(00322/HK)が0.22%安で取引を終えた。この日の昼休み時間に発表した2014年6月中間決算は増益となったものの、ほぼ想定線での着地だった。このほか、テンセント(00700/HK)が1.15%値を落とした。先週の決算発表後は短期的な出尽くし感も意識されており、総じて軟調な値動きとなっている。



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