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27日の香港市場概況:続落、過熱感からの売りで4日ぶり25000割れ

注目トピックス 外国株

27日の香港市場では主要指数のハンセン指数が続落となり、前日比155.75ポイント安(-0.62%)の24918.75で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同50.02ポイント安(-0.45%)の11074.31、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同18.60ポイント安(-0.39%)の4809.79だった。

ハンセン指数は前日終値をはさんでもみ合っていたものの、大引けにかけて下げ幅を拡大。終値で4営業日ぶりに節目の25000を割り込んだ。前日の米株高や中東情勢の落ち着きが朝方の支援材料。ただ、指数は引き続き年初来高値圏に位置しており、短期的な過熱感からの利益確定売り圧力が強まった。また、ハンセン指数先物の最終売買日を翌日に控え、先物絡みの売りが膨らんだとの声も聞かれた。

ハンセン指数の構成銘柄では、さえない決算を受けて恒安国際集団(01044/HK)が1.61%下落。また、テンセント(00700/HK)が0.77%値を落とした。検索エンジン大手の百度(バイドゥ)、不動産開発大手の大連万達集団と共同で電子商取引会社を立ち上げるとの観測が伝わったが、市場の反応は薄かった。

半面、恒基兆業地産(00012/HK)が4.09%上昇。前日の取引終了後に発表した決算が市場予想を上回ったほか、増配方針を示したことも好感された。また、華潤電力控股(00836/HK)は1.05%高で引けた。同社総裁が中国当局の取り調べを受けていると発表したことで前場は売りが先行。ただ、同社では経営への影響はないと説明しており、後場には買い戻された。

ハンセン銘柄以外では、中国電信(00728/HK)が1.61%高。この日の昼休み時間に発表した決算は前年同期比12%増益となり、市場予想を上回った。また、比亜迪(01211/HK)が5.89%高と大きく値を上げた。陝西省の西安市政府が新エネルギー車の普及促進策を発表するなど、政策面での追い風を好感した買いが膨らんだ。



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