概況からBRICsを知ろう〜ロシア株式市場は続伸、輸出企業の株高がけん引する形でMICEX指数も上昇
[14/10/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 51049.32 -2.45%
29日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1280.71ポイント安(-2.45%)の51049.32で取引を終えた。52330.03で寄り付いた後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、中盤から下げ幅をじりじりと拡大させた。指数構成銘柄での値上がりは21、値下がりは49であった。
石油ガス大手のペトロブラス(PETR3)と鉄鋼大手のウジミナス(USIM5)の下落が、ボベスパ指数の下落を引っ張る展開になった。ペトロブラスは燃料価格の引き上げを延期すると発表。ウジミナスの第3四半期の損失を公表した。さらに、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、量的緩和が10月を以って終了となったことも、ダメ押し的な売り圧力になった。
【ロシア】MICEX指数 1439.58 +1.70%
29日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比24.07ポイント高(+1.70%)の1439.58で取引を終了した。1411.00から一時1441.98まで上昇した。
バドリOPEC事務局長が29日、原油需給は均衡回復するとの見方を示し、ブレント原油が上昇したこと。また、ロシア、ウクライナ、欧州連合(EU)による天然ガス供給問題の協議が始まり、最終合意が期待されること。そして、通貨ルーブルが、31日のロシア中銀会合で変動相場制への移行が決定されるとの憶測から、一段安になったことで、輸出企業の株高がけん引する形でMICEX指数も上昇したもよう。
【インド】SENSEX指数 27098.17 +0.81%
29日のインドSENSEX指数は続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比217.35ポイント高(+0.81%)の27098.17、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.78%(62.85ポイント)高の8090.45で取引を終えた。
狭いレンジで推移した後は終盤に上げ幅を拡大させた。前日の米国市場の上昇やアジア市場が堅調に推移したことが買い安心感を与えた。国内では、インフレ鈍化に伴う景気対策への期待が高まっていることが支援材料。また、インフラ整備の加速観測や日本のソフトバンクが向こう数年でインドの通信産業などに100億米ドル(約1兆800億円)を投資するとの計画も同セクターの支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 2373.03 +1.50%
29日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比35.16ポイント高(+1.50%)の2373.03ポイントと続伸した。今月9日に記録した年初来高値(2391.35)に接近している。
前日の好調地合いを継ぐ。上海と香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)に関し、開始時期はそう遠くないとの観測が支えとなった。共産党第18期中央委員会第4回全体会議(四中全会)で採択された決定事項の全文が公開されるなか、政策期待も改めて強まっている。指数は徐々に上げ幅を広げていった。
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29日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1280.71ポイント安(-2.45%)の51049.32で取引を終えた。52330.03で寄り付いた後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、中盤から下げ幅をじりじりと拡大させた。指数構成銘柄での値上がりは21、値下がりは49であった。
石油ガス大手のペトロブラス(PETR3)と鉄鋼大手のウジミナス(USIM5)の下落が、ボベスパ指数の下落を引っ張る展開になった。ペトロブラスは燃料価格の引き上げを延期すると発表。ウジミナスの第3四半期の損失を公表した。さらに、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、量的緩和が10月を以って終了となったことも、ダメ押し的な売り圧力になった。
【ロシア】MICEX指数 1439.58 +1.70%
29日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比24.07ポイント高(+1.70%)の1439.58で取引を終了した。1411.00から一時1441.98まで上昇した。
バドリOPEC事務局長が29日、原油需給は均衡回復するとの見方を示し、ブレント原油が上昇したこと。また、ロシア、ウクライナ、欧州連合(EU)による天然ガス供給問題の協議が始まり、最終合意が期待されること。そして、通貨ルーブルが、31日のロシア中銀会合で変動相場制への移行が決定されるとの憶測から、一段安になったことで、輸出企業の株高がけん引する形でMICEX指数も上昇したもよう。
【インド】SENSEX指数 27098.17 +0.81%
29日のインドSENSEX指数は続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比217.35ポイント高(+0.81%)の27098.17、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.78%(62.85ポイント)高の8090.45で取引を終えた。
狭いレンジで推移した後は終盤に上げ幅を拡大させた。前日の米国市場の上昇やアジア市場が堅調に推移したことが買い安心感を与えた。国内では、インフレ鈍化に伴う景気対策への期待が高まっていることが支援材料。また、インフラ整備の加速観測や日本のソフトバンクが向こう数年でインドの通信産業などに100億米ドル(約1兆800億円)を投資するとの計画も同セクターの支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 2373.03 +1.50%
29日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比35.16ポイント高(+1.50%)の2373.03ポイントと続伸した。今月9日に記録した年初来高値(2391.35)に接近している。
前日の好調地合いを継ぐ。上海と香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)に関し、開始時期はそう遠くないとの観測が支えとなった。共産党第18期中央委員会第4回全体会議(四中全会)で採択された決定事項の全文が公開されるなか、政策期待も改めて強まっている。指数は徐々に上げ幅を広げていった。
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