米国株式相場 まちまち、消費者信頼感指数の下振れを嫌気
[14/11/27]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
米国株式相場は上昇。ダウ平均は12.81ドル高の17827.75、ナスダックは29.06ポイント高の4787.32で取引を終了した。翌日に感謝祭の祝日を控えているほか、石油輸出国機構(OPEC)会合で減産を決定するかを見極めたいとの思惑もあり、終日閑散取引となった。10月個人支出が予想を下振れしたことが上値を抑える要因となったものの、年末商戦への期待感や一部企業決算が好感され、引けにかけて緩やかに上昇する展開となった。ダウ平均株価とS&P500指数は過去最高値を更新。セクター別では、半導体・半導体製造装置や電気通信サービスが上昇する一方でエネルギーや自動車・自動車部品が下落した。
PCメーカーのヒューレット・パッカード(HPQ)は、予想に概ね一致する決算を発表したものの、複数のアナリストが楽観的な見通しを示して上昇。アニメーション制作のドリームワークス・アニメーション(DWA)は、モルガン・スタンレーが投資判断を引き上げ上昇。一方で深海油田開発のシードリル(SDRL)は、債務削減の為に配当を中止することを発表して急落。農業機械のディーア(DE)は予想を上回る決算を発表したものの、今期の機械売上高が21%減となる見通しを示し軟調推移となった。
27日は感謝祭(サンクスギビング)で米国株式相場は休場。翌28日も、午後1時までの短縮取引となる。
<KG>