概況からBRICsを知ろう〜ロシア市場は3日ぶりに反落、OPEC総会で原油の減産決定が見送られたことを受け
[14/11/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 54721.32 -0.68%
27日のブラジル市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比377.15ポイント安(-0.68%)の54721.32で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは37、値下がり31、変わらず2と買いが優勢。セクター別では、資本財や通信が買われた半面、石油・ガスや金融が安い。
前半は底堅い展開を示したが、終盤に利益確定売りに押された。第2次ルセフ政権の新経済チームが、立ち上がったとしてもブラジル経済の低迷がしばらく継続するとの悲観的な見方がやや優勢。翌28日に発表される国内総生産(GDP)成長率について、前年比でマイナス0.2%になると予測されている。
【ロシア】MICEX指数 1531.69 -0.37%
27日のロシア市場は3日ぶりに反落。主要指標のMICEX指数は前日比5.74ポイント安(-0.37%)の1531.69で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは13、値下がり36、変わらず1と売りが優勢となった。
弱含みの展開が続いた後はいったんプラス圏を回復したが、終盤に再び売りに押された。27日に開催されたOPEC(中東、アフリカ、南米の 産油国12カ国で構成する石油輸出国機構)総会で、原油の減産決定が見送られた。これを受け、原油価格は約4年ぶりの低水準まで落ち込んだ。ただ、通貨ルーブル安の進行を受け、資源輸出銘柄に買いが継続し、指数の下値は限定的。
【インド】SENSEX指数 28438.91 +0.19%
27日のインドSENSEX指数は小反発。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比52.72ポイント高(+0.19%)の28438.91、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同18.45ポイント高(+0.22%)の8494.20で取引を終えた。
弱含みの展開が続いた後は終盤にプラス圏を回復した。インドの格付けが引き上げられる可能性があるとの観測が支援材料となった。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは最新リポートで、インド政府債務格付けを「Baa3」、格付け見通しを「安定的」に維持した。ただ、構造改革の進捗状況やインフレ率、財政支出などを総合的に判断し、2015年の格付けを引き上げる可能性があると示唆した。
【中国本土】上海総合指数 2630.49 +1.00%
27日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比26.14ポイント高(+1.00%)の2630.49ポイントと6日続伸した。年初来高値を連日で更新し、約3年3カ月ぶりの高水準を切り上げた。
人民銀行(中央銀行)の緩和スタンスが追い風。人民銀が本日、定例の公開市場操作(原則として火曜と木曜)を見送ったため、今週は差し引きで350億人民元(約6695億円)の資金供給超となったことなどが支援材料となった。また、市場の一部では「人民銀は利下げに続き、預金準備率の引き下げに踏み切る」との観測も流れている。
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27日のブラジル市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比377.15ポイント安(-0.68%)の54721.32で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは37、値下がり31、変わらず2と買いが優勢。セクター別では、資本財や通信が買われた半面、石油・ガスや金融が安い。
前半は底堅い展開を示したが、終盤に利益確定売りに押された。第2次ルセフ政権の新経済チームが、立ち上がったとしてもブラジル経済の低迷がしばらく継続するとの悲観的な見方がやや優勢。翌28日に発表される国内総生産(GDP)成長率について、前年比でマイナス0.2%になると予測されている。
【ロシア】MICEX指数 1531.69 -0.37%
27日のロシア市場は3日ぶりに反落。主要指標のMICEX指数は前日比5.74ポイント安(-0.37%)の1531.69で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは13、値下がり36、変わらず1と売りが優勢となった。
弱含みの展開が続いた後はいったんプラス圏を回復したが、終盤に再び売りに押された。27日に開催されたOPEC(中東、アフリカ、南米の 産油国12カ国で構成する石油輸出国機構)総会で、原油の減産決定が見送られた。これを受け、原油価格は約4年ぶりの低水準まで落ち込んだ。ただ、通貨ルーブル安の進行を受け、資源輸出銘柄に買いが継続し、指数の下値は限定的。
【インド】SENSEX指数 28438.91 +0.19%
27日のインドSENSEX指数は小反発。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比52.72ポイント高(+0.19%)の28438.91、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同18.45ポイント高(+0.22%)の8494.20で取引を終えた。
弱含みの展開が続いた後は終盤にプラス圏を回復した。インドの格付けが引き上げられる可能性があるとの観測が支援材料となった。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは最新リポートで、インド政府債務格付けを「Baa3」、格付け見通しを「安定的」に維持した。ただ、構造改革の進捗状況やインフレ率、財政支出などを総合的に判断し、2015年の格付けを引き上げる可能性があると示唆した。
【中国本土】上海総合指数 2630.49 +1.00%
27日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比26.14ポイント高(+1.00%)の2630.49ポイントと6日続伸した。年初来高値を連日で更新し、約3年3カ月ぶりの高水準を切り上げた。
人民銀行(中央銀行)の緩和スタンスが追い風。人民銀が本日、定例の公開市場操作(原則として火曜と木曜)を見送ったため、今週は差し引きで350億人民元(約6695億円)の資金供給超となったことなどが支援材料となった。また、市場の一部では「人民銀は利下げに続き、預金準備率の引き下げに踏み切る」との観測も流れている。
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