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15日の香港市場は下落。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比221.35ポイント安（-0.95％）の23027.85ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が23.74ポイント安（-0.21％）の11212.65ポイントとそろって3日続落した。売買代金は686億1800万香港ドルに縮小している（12日は768億8700万香港ドル)。

内外環境の不透明感が重し。原油相場の大幅続落を嫌気し、先週末の米株市場が急反落した流れを継いだ。世界経済の先行き不透明感が強まっている。また、中国人民銀行（中央銀行）研究局が最新リポートで、中国の2015年成長率が7.1％に減速するとの見通しを示したこともネガティブ材料だ。もっとも下値は限定的。本土株がプラスに転じるなか、香港でも本土系の銘柄などに買い戻しがみられた。

ハンセン指数の構成銘柄では、通信キャリア大手の中国聯通(762/HK)が4.0％安、政府系港湾大手の招商局国際(144/HK)が3.0％安、中国政府系デベロッパーの華潤置地(1109/HK)が2.3％安と下げが目立った。

H株金融セクターもさえない。中国民生銀行(1988/HK)が2.8％安、招商銀行(3968/HK)が1.9％安、中国平安保険（2318/HK）が2.0％安で引けた。

半面、H株資源関連セクターはしっかり。油田掘削サービスの中海油田服務(2883/HK)が2.3％高、石油グループ大手の中国石油天然気（857/HK）と銅生産で中国最大手の江西銅業(358/HK)がそろって2.0％高で引けた。石油関連株に関しては、大幅続落していたNY原油先物が時間外取引で反発したことが手がかりとなっている。



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