概況からBRICsを知ろう〜ブラジル株式市場は反落、石油ガス大手の下落をきっかけにボベスパ指数も下落
[14/12/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 48495.70 -0.45%
18日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比217.94ポイント安(-0.45%)の48495.70で取引を終えた。一時49564.55まで上昇した後、48295.68まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは25、値下がりは43、変わらず2であった。
前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で利上げを慎重に進める姿勢が示されたことを好感した株高の流れにより、ブラジル株も上昇スタートしたとみられる。しかし、その後、NY原油先物価格が根強い供給過剰感から下落再開となったことが嫌気され、石油ガス大手のペトロブラス(PETR3)の下落をきっかけに、ボベスパ指数も下落に転じたもよう。
【ロシア】MICEX指数 1477.27 +4.49%
18日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比63.48ポイント高(+4.49%)の1477.27で取引を終了した。1419.01から一時1506.13(前日比92.34高)まで上昇した。
この日行われたプーチン大統領の会見がロシア株急反発の材料になったとの見方。「ロシア経済はいずれ回復に向かう」、「輸出業者に外貨売りを強要しない」などの発言や、政策金利17%は長くは続かないとの見通しを示したとされることも好感されたもよう。また、ブレント原油が一時63.70ドルまで買い戻されたことも買い材料になった。
【インド】SENSEX指数 27126.57 +1.56%
18日のインドSENSEX指数は6営業日ぶりに反発。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比416.44ポイント高(+1.56%)の27126.57、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同129.50ポイント高(+1.61%)の8159.30で取引を終えた。
買いが先行した後はいったん上げ幅を縮小させたが、その後は再び買い戻された。連日の下落で値ごろ感が強まったほか、米株式市場の大幅上昇が追い風に。また、ロシアの通貨ルーブルの急落が収まっていることも投資家の不安心理を緩和させた。ロシア中央銀行はこのほど、「銀行に時価会計を一時的に免除」、「必要があれば外貨レポを追加実施」などの金融安定措置を発表した。
【中国本土】上海総合指数 3057.52 -0.11%
18日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.50ポイント安(-0.11%)の3057.52ポイントと小幅ながら5日ぶりに反落した。
前日の終値を挟み一進一退の動き。中国人民銀行(中央銀行)が臨時オペ(短期流動性オペ=SLO)を通じ、一部銀行に資金供給を行ったもようと伝えられたことなどは支えになったが、上海総合指数は前日まで連日で年初来高値を更新し、約4年1カ月ぶりの高水準に達していたため、利食い売り圧力が強まった。
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18日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比217.94ポイント安(-0.45%)の48495.70で取引を終えた。一時49564.55まで上昇した後、48295.68まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは25、値下がりは43、変わらず2であった。
前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で利上げを慎重に進める姿勢が示されたことを好感した株高の流れにより、ブラジル株も上昇スタートしたとみられる。しかし、その後、NY原油先物価格が根強い供給過剰感から下落再開となったことが嫌気され、石油ガス大手のペトロブラス(PETR3)の下落をきっかけに、ボベスパ指数も下落に転じたもよう。
【ロシア】MICEX指数 1477.27 +4.49%
18日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比63.48ポイント高(+4.49%)の1477.27で取引を終了した。1419.01から一時1506.13(前日比92.34高)まで上昇した。
この日行われたプーチン大統領の会見がロシア株急反発の材料になったとの見方。「ロシア経済はいずれ回復に向かう」、「輸出業者に外貨売りを強要しない」などの発言や、政策金利17%は長くは続かないとの見通しを示したとされることも好感されたもよう。また、ブレント原油が一時63.70ドルまで買い戻されたことも買い材料になった。
【インド】SENSEX指数 27126.57 +1.56%
18日のインドSENSEX指数は6営業日ぶりに反発。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比416.44ポイント高(+1.56%)の27126.57、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同129.50ポイント高(+1.61%)の8159.30で取引を終えた。
買いが先行した後はいったん上げ幅を縮小させたが、その後は再び買い戻された。連日の下落で値ごろ感が強まったほか、米株式市場の大幅上昇が追い風に。また、ロシアの通貨ルーブルの急落が収まっていることも投資家の不安心理を緩和させた。ロシア中央銀行はこのほど、「銀行に時価会計を一時的に免除」、「必要があれば外貨レポを追加実施」などの金融安定措置を発表した。
【中国本土】上海総合指数 3057.52 -0.11%
18日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.50ポイント安(-0.11%)の3057.52ポイントと小幅ながら5日ぶりに反落した。
前日の終値を挟み一進一退の動き。中国人民銀行(中央銀行)が臨時オペ(短期流動性オペ=SLO)を通じ、一部銀行に資金供給を行ったもようと伝えられたことなどは支えになったが、上海総合指数は前日まで連日で年初来高値を更新し、約4年1カ月ぶりの高水準に達していたため、利食い売り圧力が強まった。
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