概況からBRICsを知ろう〜上海総合指数は値上がり、全国両会の開幕による政策期待から
[15/03/02]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 51583.09 -0.34%
27日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比177.45ポイント安(-0.34%)の51583.09で取引を終えた。52457.05まで上昇した後、51474.36まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは31、値下がりは34、変わらず3であった。
この日発表のブラジルの1月中央政府財政収支が、104億レアルの黒字になったことを受けて(12月は黒字10億レアル)、財政改善による景気持ち直し期待から、株買いが先行した。しかし、その後、「政府は、ローン申請ができる学生数を2014年の3分の1に制限する」との一部報道を受けて、教育大手のクロトン(KROT3)が急落。ボベスパ指数が下落に転じるきっかけになったもよう。
【ロシア】MICEX指数 1758.97 -0.10%
27日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は前日比1.69ポイント安(-0.10%)の1758.97で取引を終了した。1769.21から一時1741.08まで下落した。
天然ガス大手のガスプロム(GAZP)が、代金未払いを理由にウクライナ向けのガス供給停止を警告している問題が、ロシア株の売り圧力になったとの見方。ただ、3月2日にウクライナ(未払い否定)、欧州連合(EU)との3者協議がもたれることで(ロシアのエネルギー相も参加へ)、推移を見守りたいとのムードから売りは限定的になったとみられる。ブレント原油先物の反発も下支えになった。
【インド】S&PムンバイSENSEX指数 29361.50(+0.48%)
27日のインドSENSEX指数は続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比141.38ポイント高(+0.48%)の29361.50、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同57.25ポイント高(+0.65%)の8901.35で取引を終えた。
後半に利益確定売りに押される場面もあったが、終盤に再び買い戻された。成長見通しの上方修正が好感された。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は最新リポートで、15年度(16年3月まで1年間)と16年度のインドの成長予想を、それぞれ従来の6.2%、6.6%から7.9%、8.2%に上方修正した。投資加速に加え、原油価格の下落がインド経済に好影響をもたらすとの見方を示した。
【中国本土】上海総合指数 3310.30(+0.36%)
27日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比11.94ポイント高(+0.36%)の3310.30ポイントと続伸した。
安寄り後に上昇する流れ。前日の急伸を受けて利食い売りが先行したものの、程なくプラスに転じた。全国両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)の開幕を来週に控え、政策期待の高まりが相場を支えている。また、中国人民銀行(中央銀行)が浙江省の地方銀行23行に対し、預金準備率の追加引き下げを認めるなど、緩和スタンスが鮮明化していることも追い風だ。ただ、上値は重い。直近の上昇で高値警戒感が強まっていることのほか、3月1日に2月の製造業PMI(中国国家統計局などが集計)が公表されることは気がかりだ。先行して発表されたHSBC中国製造業PMI(速報値)は、景況判断の分かれ目となる50を3カ月ぶりに上回ったものの、一部のアナリストが「PMIの上昇は春節連休前の駆け込み需要によるところが大きい」と指摘するなど、景況感の本格回復に疑念を示す向きもあった。
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27日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比177.45ポイント安(-0.34%)の51583.09で取引を終えた。52457.05まで上昇した後、51474.36まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは31、値下がりは34、変わらず3であった。
この日発表のブラジルの1月中央政府財政収支が、104億レアルの黒字になったことを受けて(12月は黒字10億レアル)、財政改善による景気持ち直し期待から、株買いが先行した。しかし、その後、「政府は、ローン申請ができる学生数を2014年の3分の1に制限する」との一部報道を受けて、教育大手のクロトン(KROT3)が急落。ボベスパ指数が下落に転じるきっかけになったもよう。
【ロシア】MICEX指数 1758.97 -0.10%
27日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は前日比1.69ポイント安(-0.10%)の1758.97で取引を終了した。1769.21から一時1741.08まで下落した。
天然ガス大手のガスプロム(GAZP)が、代金未払いを理由にウクライナ向けのガス供給停止を警告している問題が、ロシア株の売り圧力になったとの見方。ただ、3月2日にウクライナ(未払い否定)、欧州連合(EU)との3者協議がもたれることで(ロシアのエネルギー相も参加へ)、推移を見守りたいとのムードから売りは限定的になったとみられる。ブレント原油先物の反発も下支えになった。
【インド】S&PムンバイSENSEX指数 29361.50(+0.48%)
27日のインドSENSEX指数は続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比141.38ポイント高(+0.48%)の29361.50、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同57.25ポイント高(+0.65%)の8901.35で取引を終えた。
後半に利益確定売りに押される場面もあったが、終盤に再び買い戻された。成長見通しの上方修正が好感された。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は最新リポートで、15年度(16年3月まで1年間)と16年度のインドの成長予想を、それぞれ従来の6.2%、6.6%から7.9%、8.2%に上方修正した。投資加速に加え、原油価格の下落がインド経済に好影響をもたらすとの見方を示した。
【中国本土】上海総合指数 3310.30(+0.36%)
27日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比11.94ポイント高(+0.36%)の3310.30ポイントと続伸した。
安寄り後に上昇する流れ。前日の急伸を受けて利食い売りが先行したものの、程なくプラスに転じた。全国両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)の開幕を来週に控え、政策期待の高まりが相場を支えている。また、中国人民銀行(中央銀行)が浙江省の地方銀行23行に対し、預金準備率の追加引き下げを認めるなど、緩和スタンスが鮮明化していることも追い風だ。ただ、上値は重い。直近の上昇で高値警戒感が強まっていることのほか、3月1日に2月の製造業PMI(中国国家統計局などが集計)が公表されることは気がかりだ。先行して発表されたHSBC中国製造業PMI(速報値)は、景況判断の分かれ目となる50を3カ月ぶりに上回ったものの、一部のアナリストが「PMIの上昇は春節連休前の駆け込み需要によるところが大きい」と指摘するなど、景況感の本格回復に疑念を示す向きもあった。
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