香港株式概況:香港ハンセン指数は上昇、外部環境の改善が意識される
[15/04/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
27日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比
372.61ポイント(1.33%)高の28433.59ポイント、本土企業株で構成されるH株指数
が252.21ポイント(1.74%)高の14741.20ポイントと、そろって続伸した。ハンセン
は約7年4カ月ぶり、H株は約7年3カ月ぶりの高値をそれぞれ切り上げている。売買代
金は1908億7000万香港ドル(24日は1674億100万香港ドル)。
内外環境の改善で、投資マインドが上向く。米株市場が先週末、米企業決算の好
調などを受けて買われた流れを継いだ。資金流入の期待も続く。香港ドルレートが許
容変動幅の上限(1米ドル=7.75香港ドル)近辺で推移するなか、香港金融管理局
(HKMA)は先週末24日にも為替介入(米ドル買い・香港ドル売り)を実施している。中国の企業業績懸念も和らぐ。
取引時間中に公表された今年1〜3月の工業企業利益では、前年同期比の減益幅が1〜2月の4.2%から2.7%に縮小したことが明らかになった。本土市場で上海総合指数が7年2カ月ぶりの高値を更新するなか、香港の各指数も徐々に上げ幅を広げている。
ハンセン指数の構成銘柄では、石油大手3社株の上げが目立つ。中国石油化工(386/HK)が7.2%高、中国石油天然気(857/HK)が6.7%高、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.3%高で引けた。国務院直属の国有企業である「中央企業」の再編が加速されると報じられるなか、3大石油グループにも再編観測が流れたことが刺激材料となっている。
金融大手グループのHSBC(5/HK)は3.6%高と続伸。先週末は「本部を英国から移転することを検討」と報道されるなか、収益の押し上げが期待できるとの見方が先行した。同行を巡っては、「英リテール部門を200億ポンドで売却する」との観測も流れている。
海運株も高い。中国遠洋HD(1919/HK)が13.1%、中海集装箱運輸(中海コンテナ:2866/HK)が9.1%、中海発展(1138/HK)が5.1%ずつ値を上げた。石油各社と同じように、海運業界にも再編の思惑が強まっている。
【亜州IR】
<FA>
372.61ポイント(1.33%)高の28433.59ポイント、本土企業株で構成されるH株指数
が252.21ポイント(1.74%)高の14741.20ポイントと、そろって続伸した。ハンセン
は約7年4カ月ぶり、H株は約7年3カ月ぶりの高値をそれぞれ切り上げている。売買代
金は1908億7000万香港ドル(24日は1674億100万香港ドル)。
内外環境の改善で、投資マインドが上向く。米株市場が先週末、米企業決算の好
調などを受けて買われた流れを継いだ。資金流入の期待も続く。香港ドルレートが許
容変動幅の上限(1米ドル=7.75香港ドル)近辺で推移するなか、香港金融管理局
(HKMA)は先週末24日にも為替介入(米ドル買い・香港ドル売り)を実施している。中国の企業業績懸念も和らぐ。
取引時間中に公表された今年1〜3月の工業企業利益では、前年同期比の減益幅が1〜2月の4.2%から2.7%に縮小したことが明らかになった。本土市場で上海総合指数が7年2カ月ぶりの高値を更新するなか、香港の各指数も徐々に上げ幅を広げている。
ハンセン指数の構成銘柄では、石油大手3社株の上げが目立つ。中国石油化工(386/HK)が7.2%高、中国石油天然気(857/HK)が6.7%高、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.3%高で引けた。国務院直属の国有企業である「中央企業」の再編が加速されると報じられるなか、3大石油グループにも再編観測が流れたことが刺激材料となっている。
金融大手グループのHSBC(5/HK)は3.6%高と続伸。先週末は「本部を英国から移転することを検討」と報道されるなか、収益の押し上げが期待できるとの見方が先行した。同行を巡っては、「英リテール部門を200億ポンドで売却する」との観測も流れている。
海運株も高い。中国遠洋HD(1919/HK)が13.1%、中海集装箱運輸(中海コンテナ:2866/HK)が9.1%、中海発展(1138/HK)が5.1%ずつ値を上げた。石油各社と同じように、海運業界にも再編の思惑が強まっている。
【亜州IR】
<FA>









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