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23日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比252.61ポイント（0.93％）高の27333.46ポイントと3日続伸し、本土企業株で構成されるH株指数が225.79ポイント（1.69％）高の13609.47ポイントと続伸した。売買代金は1359億9200万香港ドルに増加する（22日は905億7600万香港ドル)。

内外環境の改善が支え。「ギリシャ政府が債権団に新たな財政改革案を提出した」と伝わるなか、金融支援再開の交渉が進展するとの期待で、昨夜の海外マーケットが急伸したことを好感した。また、取引時間中に公表された6月のHSBC中国製造業PMI（速報値）が49.6となり予想（49.4）を上回ったこともポジティブ材料となっている。本土株が急反発するなか、香港の各指数も引けにかけて上げ幅を広げた。

時価総額上位の本土系銘柄が相場をけん引。通信キャリア最大手の中国移動(941/HK)が3.2％高、中国銀行最大手の中国工商銀行(1398/HK)が2.8％高、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(：2628/HK)が2.0％高で引けた。中国移動株に関しては、5月の4G携帯純増数が前月比で7割増加したことが引き続き材料視されている。

インフラ関連株も上げが目立つ。鉄道車両メーカーの中国中車(CRRC：1766/HK)が5.1％高、鉄道建設の中国中鉄（390/HK）が4.0％高、同業の中国鉄建（1186/HK）が3.7％高、交通インフラ整備の中国交通建設（1800/HK）が3.9％高、ビル建築や建設プロジェクト管理の中国建築国際集団(3311/HK)が5.0％高と値を上げた。

空運株も軒並み上昇。中国東方航空(670/HK)が6.6％高、中国南方航空(1055/HK)が5.8％高、中国国際航空（753/HK）が4.7％高と買い進まれている。南方航空株は上場来の高値を連日で切り上げた。

【亜州IR】



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