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概況からBRICsを知ろう〜26日のインドSENSEX指数は反落、ギリシャ懸念など外部環境の不透明感
[15/06/29]
提供元：株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 54016.97 +1.58％
26日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比841.30ポイント高（+1.58％）の54016.97で取引を終えた。53150.52から54076.05まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは52、値下がりは13、変わらず1であった。
ブラジル中銀が前日、金融政策委員会を開催し、2017年のインフレターゲットについて、中央値を4.5％に据え置いたが、許容範囲を3％から6％に縮小することを決定(現在、2006年以降2.5％から6.5％)。26日の市場では、中銀がインフレ抑制の姿勢を強めたとして、ブラジルの経済再生や格付け維持への期待が浮上し、株高につながったもよう。
【ロシア】MICEX指数 1644.45 +0.76％
26日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比12.46ポイント高（+0.76％）の1644.45で取引を終了した。1626.87から1647.81まで上昇した。
ギリシャ支援協議の妥結期待から欧州株式市場が上昇したことで、今週3日間続落していたロシア株も連れ高になったとみられる。また、ルーブル安となり(対米ドルで一時55.3043レベル)、輸出企業の収益拡大期待が株高につながった可能性がある。あるいは、ロシア宇宙開発局が月への有人飛行計画を明らかにしたことも、注目されたか。
【インド】SENSEX指数 27811.84 -0.30％
26日のインドSENSEX指数は反落。前日比84.13ポイント安（-0.30％）の27811.84、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.20％（16.90ポイント）安の8381.10で取引を終えた。
おおむねマイナス圏で推移し、後半に下げ幅をやや縮小させた。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、幅広い銘柄に売りが集中した。また、ギリシャ懸念の高まりや中国本土市場の急落など外部環境の不透明感も、リスク回避の姿勢を強めた。
【中国本土】上海総合指数 4192.88 -7.40％
26日の上海総合指数は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比334.90ポイント安（-7.40％）の4192.88ポイントと続落した。今年に入ってからの下落率は1月19日に次いで2番目の大きさ。約1カ月半ぶりに、節目の4200を割り込んだ。
前日に急落した流れを継ぐ。中国人民銀行が昨日、2カ月ぶりにリバースレポで資金供給したことを受けて、「目先の緩和期待は後退」との見方が出ていることが引き続きマイナス材料となった。また、モルガン・スタンレーが最新リポートで、上海総合指数の目標レンジを下方修正したことも逆風。これまでは「2015年末に4000〜4800ポイント」としていたが、これを「16年中に3250〜4600ポイント」へと引き下げたことで、株価の先安感が意識される格好だ。
＜NH＞
26日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比841.30ポイント高（+1.58％）の54016.97で取引を終えた。53150.52から54076.05まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは52、値下がりは13、変わらず1であった。
ブラジル中銀が前日、金融政策委員会を開催し、2017年のインフレターゲットについて、中央値を4.5％に据え置いたが、許容範囲を3％から6％に縮小することを決定(現在、2006年以降2.5％から6.5％)。26日の市場では、中銀がインフレ抑制の姿勢を強めたとして、ブラジルの経済再生や格付け維持への期待が浮上し、株高につながったもよう。
【ロシア】MICEX指数 1644.45 +0.76％
26日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比12.46ポイント高（+0.76％）の1644.45で取引を終了した。1626.87から1647.81まで上昇した。
ギリシャ支援協議の妥結期待から欧州株式市場が上昇したことで、今週3日間続落していたロシア株も連れ高になったとみられる。また、ルーブル安となり(対米ドルで一時55.3043レベル)、輸出企業の収益拡大期待が株高につながった可能性がある。あるいは、ロシア宇宙開発局が月への有人飛行計画を明らかにしたことも、注目されたか。
【インド】SENSEX指数 27811.84 -0.30％
26日のインドSENSEX指数は反落。前日比84.13ポイント安（-0.30％）の27811.84、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.20％（16.90ポイント）安の8381.10で取引を終えた。
おおむねマイナス圏で推移し、後半に下げ幅をやや縮小させた。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、幅広い銘柄に売りが集中した。また、ギリシャ懸念の高まりや中国本土市場の急落など外部環境の不透明感も、リスク回避の姿勢を強めた。
【中国本土】上海総合指数 4192.88 -7.40％
26日の上海総合指数は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比334.90ポイント安（-7.40％）の4192.88ポイントと続落した。今年に入ってからの下落率は1月19日に次いで2番目の大きさ。約1カ月半ぶりに、節目の4200を割り込んだ。
前日に急落した流れを継ぐ。中国人民銀行が昨日、2カ月ぶりにリバースレポで資金供給したことを受けて、「目先の緩和期待は後退」との見方が出ていることが引き続きマイナス材料となった。また、モルガン・スタンレーが最新リポートで、上海総合指数の目標レンジを下方修正したことも逆風。これまでは「2015年末に4000〜4800ポイント」としていたが、これを「16年中に3250〜4600ポイント」へと引き下げたことで、株価の先安感が意識される格好だ。
＜NH＞
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