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7日の中国本土市場概況:上海総合は反落、マーケットの先行き不安などで売り優勢

注目トピックス 外国株
7日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比48.79ポイント(1.29%)安の3727.13ポイントと反落した。一時は5%ほど下落している。上海A株指数は50.05ポイント(1.27%)安の3905.94ポイント。外貨建てB株相場は続落した。上海B株指数が31.87ポイント(9.07%)安の319.62ポイント、深センB株指数が64.33ポイント(5.10%)安の1198.03ポイントで引けている。また、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数は連日で急落。5.69%安と5日続落し、約3カ月半ぶりの安値圏を切り下げた。

マーケットの先行きが不安視される。当局の株価対策は効力が乏しい??との見方が浮上するなか、投資家のセンチメントが悪化した。レバレッジ解消に伴う売り圧力も残る。一部のブローカーは、「信用買い残はピークからは減少しているものの、なお高水準」と指摘している。

業種別では、ITハイテク関連株やバイオ関連株などの成長株が安い。LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)や、医薬品メーカーの康美薬業(600518/SH)などが値幅制限いっぱいまで売られた。自動車株や不動産株、インフラ関連株、運輸株なども下げが目立っている。

半面、金融株の一角は急伸。中国銀行(601988/SH)や中国建設銀行(601939/SH)、中国人寿保険(601628/SH)などがそろってストップ高した。政府系投資会社や証券会社、投信会社に続き、保険大手各社が6日、自社のファンドマネジャーに対し、優良株ETF(上場投資信託)を買い入れるよう求めたことが刺激材料。大型株などを組み入れたETFに巨額の資金が投入されたようだ。

【亜州IR】



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