24日の香港市場概況:ハンセン1.0%高と続伸、H株指数は1.7%上昇
[16/10/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
週明け24日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比229.68ポイント(0.98%)高の23604.08ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が166.52ポイント(1.72%)高の9852.90ポイントとそろって続伸した。売買代金は740億6900万香港ドルに拡大している(20日は536億4500万香港ドル)。
中国の政策期待が追い風。24〜27日に開催される第18期中央委員会第6回全体会議(6中全会)で、新規の景気対策が打ち出されるとの思惑が強まっている。人民元の下落基調を嫌気して売られる場面がみられたものの、本土株の続伸をにらみながら買いの勢いが改めて増した。グローベックスのダウ先物高や取引時間中に始まった欧州市場の株高を受けて、各指数はさらに上げ幅を広げている。
ハンセン指数の構成銘柄では、石炭最大手の中国神華能源(1088/HK)が3.9%高と上げが目立つ。減産の進ちょく、製品価格の上昇などを好感した。香港系の不動産株も高い。中国本土で住宅購入規制が相次ぐなか、本土投資家が香港の住宅を物色している??との見方が伝えられた。時価総額上位の金融株も軒並み上昇している。
ゼネコンやセメント、建機などインフラ関連株もしっかり。中国交通建設(1800/HK)が2.7%高、中国鉄建(1186/HK)が2.0%高、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が4.3%高、中国龍工HD(3339/HK)が10.9%高と値を上げた。1〜9月の鉄道向け固定資産投資が5423億4200万人民元(約8兆3280億円)に上り、関係者の間で年間目標(8000億人民元)の達成はほぼ確実とみられていることが支援材料となっている。
【亜州IR】
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