25日の香港市場概況:ハンセン0.5%高と3日ぶり反発、建材セクターに買い
[16/11/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
25日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比114.96ポイント(0.51%)高の22723.45ポイントと3日ぶりに反発し、本土企業株で構成されるH株指数が111.46ポイント(1.15%)高の9790.23ポイントと6日続伸した。売買代金は561億6800万香港ドル(24日は558億4400万香港ドル)。
本土株高が追い風。中国景気の改善期待で、上海総合指数がプラス圏に切り返したことを好感し、香港の各指数は上げ幅をやや広げた。資金流入の連想も支え。元安の動きが鮮明化するなか、「本土投資家は香港ドル建ての資産を選好する」との見方が流れている。中国人民銀行は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を連日で元安方向に設定。上海外国為替市場では、人民元が依然として約8年半ぶりの安値水準で推移している。
ハンセン指数の構成銘柄では、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が4.6%高、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が3.9%高、米菓・飲料メーカーの中国旺旺HD(151/HK)が2.7%高と上げが目立った。時価総額上位の銀行株や通信・ネット株などもしっかり。
セメントなどの建材セクターが後場に急伸。中国建材(3323/HK)が5.1%高、北京金隅(BBMG:2009/HK)が4.8%高、安徽海螺セメント(安徽コンチセメント:914/HK)が3.6%高、中国中材(1893/HK)が2.7%高と値を上げた。
【亜州IR】
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