12日の中国本土市場概況:上海総合0.1%安で3日続落、金融セクター下げ主導(訂正)
[20/11/12]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
12日の中国本土市場は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.52ポイント(0.11%)安の3338.68ポイントと3日続落した(上海A株指数は0.10%安の3499.23ポイント)。
中国指標の下振れが重し。昨日公表された10月の中国金融統計では、人民元建て新規融資が前月実績から大幅に縮小し、市場予想を下回った。また、それより先に発表された同月の物価統計が予想より悪い内容で着地しただけに、中国の景気回復遅れが意識されている。もっとも、下値は限定的。指標低下は景気刺激策につながるとの見方も根強く、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
金融株が下げを主導する。中国人寿保険(601628/SH)が2.0%安、招商銀行(600036/SH)が1.7%安で引けた。不動産株も安い。上海世茂(600823/SH)が3.5%下落した。ゼネコン株、エネルギー株、半導体株、公益株、メディア関連株なども売られている。
半面、消費関連株はしっかり。小売販売の豫園商城(600655/SH)が3.4%高、中国ビール2位の青島ビール(600600/SH)が3.1%高、家電メーカーの海爾智家(600690/SH)が2.3%高で取引を終えた。国民経済・社会発展の新5カ年計画(2021〜25年)始動を見据え、政策支援の期待が広がっている。計画では、内需の拡大も主要テーマのひとつだ。そのほか自動車株、医薬品株、運輸株も買われている。
一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が1.88ポイント(0.75%)安の249.29ポイント、深センB株指数が0.73ポイント(0.08%)高の956.67ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)
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中国指標の下振れが重し。昨日公表された10月の中国金融統計では、人民元建て新規融資が前月実績から大幅に縮小し、市場予想を下回った。また、それより先に発表された同月の物価統計が予想より悪い内容で着地しただけに、中国の景気回復遅れが意識されている。もっとも、下値は限定的。指標低下は景気刺激策につながるとの見方も根強く、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
金融株が下げを主導する。中国人寿保険(601628/SH)が2.0%安、招商銀行(600036/SH)が1.7%安で引けた。不動産株も安い。上海世茂(600823/SH)が3.5%下落した。ゼネコン株、エネルギー株、半導体株、公益株、メディア関連株なども売られている。
半面、消費関連株はしっかり。小売販売の豫園商城(600655/SH)が3.4%高、中国ビール2位の青島ビール(600600/SH)が3.1%高、家電メーカーの海爾智家(600690/SH)が2.3%高で取引を終えた。国民経済・社会発展の新5カ年計画(2021〜25年)始動を見据え、政策支援の期待が広がっている。計画では、内需の拡大も主要テーマのひとつだ。そのほか自動車株、医薬品株、運輸株も買われている。
一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が1.88ポイント(0.75%)安の249.29ポイント、深センB株指数が0.73ポイント(0.08%)高の956.67ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)
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