概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続落、世界景気の先行き不安が改めて警戒
[20/11/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 102507.01 -2.20%
12日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比2301.82ポイント安(-2.20%)の102507.01で取引を終了した。105018.7から102033.8まで下落した。
小幅安で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。欧米で新型コロナウイルス感染の急増を受け、世界景気の先行き不安が改めて警戒された。また、欧米市場の下落も投資家心理を悪化させた。ほかに、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが継続した。
【ロシア】MICEX指数 3025.83 +0.36%
12日のロシア株式市場は8日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比10.80ポイント高(+0.36%)の3025.83で取引を終了した。2988.03から3028.52まで上昇した。
軟調な展開が続いた後は終盤にプラス圏を回復した。ブレント原油価格の上昇が支援材料。また、政府が法人税納付期限を追加で延長したことも好感された。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、欧州市場の下落が足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 43357.19 -0.54%
12日のインドSENSEX指数は9日ぶりに反落。前日比236.48ポイント安(-0.54%)の43357.19、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同58.35ポイント安(-0.46%)の12690.80で取引を終えた。
買いが先行した後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。両指数とも8日続伸しており、足元での高値警戒感から利益確定売りが優勢となった。また、欧州市場の下落もインド市場の売り圧力を高めた。ほかに、欧米での新型コロナウイルス感染の急増が改めて警戒された。
【中国本土】上海総合指数 3338.68 -0.11%
12日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.52ポイント安(-0.11%)の3338.68ポイントと3日続落した。
中国指標の下振れが重し。昨日公表された10月の中国金融統計では、人民元建て新規融資が前月実績から大幅に縮小し、市場予想を下回った。また、それより先に発表された同月の物価統計が予想より悪い内容で着地しただけに、中国の景気回復遅れが意識されている。もっとも、下値は限定的。指標低下は景気刺激策につながるとの見方も根強く、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。
<CS>
12日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比2301.82ポイント安(-2.20%)の102507.01で取引を終了した。105018.7から102033.8まで下落した。
小幅安で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。欧米で新型コロナウイルス感染の急増を受け、世界景気の先行き不安が改めて警戒された。また、欧米市場の下落も投資家心理を悪化させた。ほかに、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが継続した。
【ロシア】MICEX指数 3025.83 +0.36%
12日のロシア株式市場は8日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比10.80ポイント高(+0.36%)の3025.83で取引を終了した。2988.03から3028.52まで上昇した。
軟調な展開が続いた後は終盤にプラス圏を回復した。ブレント原油価格の上昇が支援材料。また、政府が法人税納付期限を追加で延長したことも好感された。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、欧州市場の下落が足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 43357.19 -0.54%
12日のインドSENSEX指数は9日ぶりに反落。前日比236.48ポイント安(-0.54%)の43357.19、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同58.35ポイント安(-0.46%)の12690.80で取引を終えた。
買いが先行した後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。両指数とも8日続伸しており、足元での高値警戒感から利益確定売りが優勢となった。また、欧州市場の下落もインド市場の売り圧力を高めた。ほかに、欧米での新型コロナウイルス感染の急増が改めて警戒された。
【中国本土】上海総合指数 3338.68 -0.11%
12日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.52ポイント安(-0.11%)の3338.68ポイントと3日続落した。
中国指標の下振れが重し。昨日公表された10月の中国金融統計では、人民元建て新規融資が前月実績から大幅に縮小し、市場予想を下回った。また、それより先に発表された同月の物価統計が予想より悪い内容で着地しただけに、中国の景気回復遅れが意識されている。もっとも、下値は限定的。指標低下は景気刺激策につながるとの見方も根強く、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。
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