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25日の香港市場概況:ハンセン指数は小反落、ハイテクが下げ主導

注目トピックス 外国株
*18:32JST 25日の香港市場概況:ハンセン指数は小反落、ハイテクが下げ主導
25日の香港市場は小反落。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比33.97ポイント(0.13%)安の26484.68ポイントで引けた一方、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は1.23ポイント(0.01%)高の9444.22ポイントと小幅ながら続伸した。売買代金は3148億8970万香港ドル(約6兆206億円)に上った。

香港市場は当初、スーパ?台風「ラガサ」による影響後退期待と中国本土の政策支援期待を背景に上昇傾向を示した。だが上昇地合いは限定的で、リスク回避的な手仕舞いも目立った。ネガティブ材料として、外部要因の不透明感や地政学リスクを警戒する動きが出た。また、中国本土市場が翌週中盤から大型連休に突入するため、連休前の手仕舞い売り圧力も強まった。

ハンセン指数の構成銘柄では、ハイテク関連株が大きく売られた。レノボ・グループ(0992/HK)が3.7%安、チャイナ・ユニコム(0762/HK)が1.76%安となった。米中間のテクノロジー摩擦や米国の金利動向への警戒感が売り材料となり、半導体や通信関連株への圧力が強まった。加えて、IT関連ではテンセント(0700/HK)など主力株の戻りが鈍く、指数の重荷となった。

次いで売られたのは不動産・金融関連で、新鴻基地?(0016/HK)が1.7%安、恒隆地産(0101/HK)が2.0%安、中国建設銀行(0939/HK)が2.3%安、中國銀行(香港)(2388/HK)が2.5%安など軟調だった。不動産市況に対する慎重姿勢と大型連休前の持ち高調整が売りを誘発した。

反面、上昇が目立ったのは自動車・資源関連。紫金鉱業集団(2899/HK)が5.1%高、小米集団(1810/HK)が4.4%高、JDドットコム(9618/HK)が3.3%高、理想汽車(2015/HK)が3.0%高となった。中国政府による消費促進策やEV関連の成長期待が支援材料となったほか、一部新興銘柄に投資資金が流入した。バイドゥ(9888/HK)が2.2%高も指数を支える一因となった。

中国本土市場は小反落。主要指標の上海総合指数は前日比0.01%安の3853.30ポイントで取引を終了した。銀行や不動産、消費関連、保険・証券、エネルギーなどが売られた。半面、ハイテクは高い。また、非鉄・レアメタル、自動車なども買われた。



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