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富士通、誰もが安心して暮らせる仮設住宅の実現に向けて、ミリ波レーダを活用した高齢者見守りの実証実験を実施

東京, 2025年6月24日 - (JCN Newswire) - 富士通株式会社(注1:以下、富士通)、富士通ネットワークソリューションズ株式会社(注2:以下、FNETS)、金沢ケーブル株式会社(注3:以下、金沢ケーブル)は、カメラを使わずミリ波(注4)レーダを活用することで、プライバシーを保護しながら高度な見守りを実現する、富士通の「Fujitsu ミリ波レーダ見守りシステム」(以下、「ミリ波レーダ見守りシステム」)を活用し、仮設住宅の居室内における居住者の在室や不在、転倒や特定の位置に長時間滞在している状態などの異常事態の検出について、能登半島地震に伴い建設された仮設住宅において実証実験を行い、有効性を確認しました。実証実験の概要近年、激甚化する自然災害などによる予期せぬ事態が常態化しており、長期に渡って仮設住宅で避難生活を余儀なくされるケースが増加しています。そうした生活では独居高齢者の安否確認や入居の長期化に伴う健康面やプライバシーの確保が重要になっており、それらを解消するための巡回や訪問の人手不足が深刻な社会課題となっています。3社は、これらの課題解決に向けて、能登町様のご協力のもと、仮設住宅の居室内にミリ波レーダ装置を設置し、家具などの障害物がある環境下で、ミリ波による見守りについて検証を行いました。1. 実施期間:2025年3月10日(月曜日)から2025年6月9日(月曜日)2. 実施場所:石川県能登町の仮設住宅2戸3. 実証実験内容と検証結果:居室内の寝室として利用される洋室の床面から1.8メートルの場所にミリ波レーダ装置を設置し、居住者の位置を点群データとして捉え、リアルタイムにクラウドへ転送し「ミリ波レーダ見守りシステム」に搭載された富士通独自のAIで分析しました。これにより、居住者の在室・不在、居室内での滞在位置や行動量をヒートマップや時間別のグラフデータとして可視化するとともに、転倒などの異常事態をAIで検知する検証を行いました。その結果、介護施設や商業施設などとは建材が異なる仮設住宅においても同程度の性能で居住者の状態を検知でき、居住者へヒアリングした実際の状況とも差異が無いことを確認しました。図1 「ミリ波レーダ見守りシステム」を活用した仮設住宅での見守りの流れ図2 AIが検知したヒートマップ(左)と時間別の行動量を可視化したデータ(右)ヒートマップデータは、居住者の室内での滞在位置を可視化しており、赤色に近いほど人の滞在時間が長い箇所を示しています。またグラフデータは、居住者の室内での行動量について時間別に可視化しており、青色が濃いほど滞在時間が短いことを示しています。4. 各社の役割・富士通:「ミリ波データ見守りサービス」の提供、データ収集および分析・FNETS:ミリ波センサーの設置および調整、電源・配線工事・金沢ケーブル:インターネット回線の提供、実証実験に関する実施調整今後についてFNETSと金沢ケーブルは、今回の実証結果を踏まえて、石川県内での独居高齢者の安否確認対策など、地域が抱える様々な課題解決に向けて検討し、ビジネス創出を行っていきます。富士通は、「ミリ波レーダ見守りシステム」の提供を通じて、誰もが安心して暮らせる社会の実現に貢献していきます。URL https://global.fujitsu/ja-jp/pr/news/2025/06/24-01 


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