ソニーと東京大学、「ヒューマンオーグメンテーション(人間拡張)学」を始動
[17/03/13]
TOKYO, Mar 13, 2017 - (JCN Newswire) - ソニー株式会社(以下、ソニー)と東京大学は、次世代を牽引する技術系人材の育成と強化を目的として、新たな学問領域となる、「ヒューマンオーグメンテーション(人間拡張)学」を東京大学大学院情報学環において2017年4月より推進していくことで合意しました。
ヒューマンオーグメンテーション(Human Augmentation)とは、東京大学大学院情報学環教授でソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)の副所長でもある暦本純一が提唱するコンセプトで、人間と一体化して、人間の能力を拡張させるテクノロジーを開拓していくというものです。拡張する能力の範囲は、知覚能力・認知能力・身体能力・存在感や身体システム(健康)まで幅広く捉えており、これまでに、視線を認識するウェアラブルコンピュータ、ドローンやロボットによる体外離脱視点を用いたトレーニング支援、人間の体験をウェアラブルセンサーやネットワークにより他の人間と共有・接続する人間=人間接続型テレプレゼンスなどの研究を行ってきました。ヒューマンオーグメンテーションはまた、人間とテクノロジー・AIが一体化し、時間や空間の制約を超えて相互に能力を強化しあう、IoA(Internet of Abilities:能力のインターネット)という未来社会基盤の構築を視野に入れた、最先端の研究を体系化していく学問領域となります。
東京大学大学院情報学環・学際情報学府は、情報学分野の総合的で高度な研究と教育を先端的かつダイナミックに推進する組織で、知の構造化に積極的に参画し、知の公共性を担保していくことを使命としています。
これはまた、新技術を通じて人類、社会へ貢献することを使命とするソニー(ソニーCSL)と目指す未来像がつながることから、このたびパートナーとして連携していくこととなりました。AIやロボティクス・IoTなどが進展するなか、ヒューマンオーグメンテーション学という新たな学問領域を開拓していくことを通じて、産業界と教育界を活性化させ、未来を創る人材の育成と強化に繋げていくことを狙いとしています。
ヒューマンオーグメンテーション学は、まず2017年4月より東京大学へのソニーからの寄付講座として実施されます。
寄付講座概要
寄付講座名称:
和名)ヒューマンオーグメンテーション学(ソニー寄付講座)
英名) Human Augmentation (endowed chair by Sony)
寄付講座開設期間(予定): 2017年4月1日〜2020年3月31日(3ヵ年度)
寄付講座担当教員(予定): 特任准教授 味八木 崇
寄付及び講座創設先: 国立大学法人 東京大学大学院 情報学環・学際情報学府
寄付及び寄付講座創設元: ソニー株式会社
ソニー株式会社 執行役員コーポレートエグゼクティブ 御供 俊元 コメント
ソニーは創業以来、イノベーションを牽引してきました。昨今では、ユーザーの皆様に感動をもたらし、人々の好奇心を刺激する会社であり続けることをミッションに、AI技術やロボティクス技術を差異化技術とし、家庭での生活をより便利かつ快適に、そして楽しくするような感動体験の創出と事業モデルの構築も目指しています。「ヒューマンオーグメンテーション(人間拡張)」は、人類・社会がこうした先進的差異化技術により、さらなる能力を発揮することで実現できる世界を示しており、まさにソニーが目指す世界観の一つでもあります。これを体系的に学問として確立し、幅広く普及させていくことは、今後の産業界・教育界における新たな変革につながり、社会にイノベーションを起こすものになると信じています。
東京大学大学院情報学環 学環長 佐倉 統 コメント
このたびソニー株式会社から、ヒューマンオーグメンテーション学寄付講座を提供していただけることとなりました。情報技術を通じて人の能力を拡張する、新しい学際型の学術分野の開拓にあたり、ソニーと共同し新たな教育研究に取り組めることを大変嬉しく思います。東京大学は、長年にわたって知のプロフェッショナルを育成する理念を培ってきました。その中で大学院情報学環は、既存の領域を超えた新しい学術を文理越境的に展開しています。これらの蓄積を活かして、ヒューマンオーグメンテーション学寄付講座を通じ、人と機械の新しい関係を模索していきたいと思います。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201703/17-0313/
概要:ソニー
詳細は www.sony.co.jp をご覧ください。
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ヒューマンオーグメンテーション(Human Augmentation)とは、東京大学大学院情報学環教授でソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)の副所長でもある暦本純一が提唱するコンセプトで、人間と一体化して、人間の能力を拡張させるテクノロジーを開拓していくというものです。拡張する能力の範囲は、知覚能力・認知能力・身体能力・存在感や身体システム(健康)まで幅広く捉えており、これまでに、視線を認識するウェアラブルコンピュータ、ドローンやロボットによる体外離脱視点を用いたトレーニング支援、人間の体験をウェアラブルセンサーやネットワークにより他の人間と共有・接続する人間=人間接続型テレプレゼンスなどの研究を行ってきました。ヒューマンオーグメンテーションはまた、人間とテクノロジー・AIが一体化し、時間や空間の制約を超えて相互に能力を強化しあう、IoA(Internet of Abilities:能力のインターネット)という未来社会基盤の構築を視野に入れた、最先端の研究を体系化していく学問領域となります。
東京大学大学院情報学環・学際情報学府は、情報学分野の総合的で高度な研究と教育を先端的かつダイナミックに推進する組織で、知の構造化に積極的に参画し、知の公共性を担保していくことを使命としています。
これはまた、新技術を通じて人類、社会へ貢献することを使命とするソニー(ソニーCSL)と目指す未来像がつながることから、このたびパートナーとして連携していくこととなりました。AIやロボティクス・IoTなどが進展するなか、ヒューマンオーグメンテーション学という新たな学問領域を開拓していくことを通じて、産業界と教育界を活性化させ、未来を創る人材の育成と強化に繋げていくことを狙いとしています。
ヒューマンオーグメンテーション学は、まず2017年4月より東京大学へのソニーからの寄付講座として実施されます。
寄付講座概要
寄付講座名称:
和名)ヒューマンオーグメンテーション学(ソニー寄付講座)
英名) Human Augmentation (endowed chair by Sony)
寄付講座開設期間(予定): 2017年4月1日〜2020年3月31日(3ヵ年度)
寄付講座担当教員(予定): 特任准教授 味八木 崇
寄付及び講座創設先: 国立大学法人 東京大学大学院 情報学環・学際情報学府
寄付及び寄付講座創設元: ソニー株式会社
ソニー株式会社 執行役員コーポレートエグゼクティブ 御供 俊元 コメント
ソニーは創業以来、イノベーションを牽引してきました。昨今では、ユーザーの皆様に感動をもたらし、人々の好奇心を刺激する会社であり続けることをミッションに、AI技術やロボティクス技術を差異化技術とし、家庭での生活をより便利かつ快適に、そして楽しくするような感動体験の創出と事業モデルの構築も目指しています。「ヒューマンオーグメンテーション(人間拡張)」は、人類・社会がこうした先進的差異化技術により、さらなる能力を発揮することで実現できる世界を示しており、まさにソニーが目指す世界観の一つでもあります。これを体系的に学問として確立し、幅広く普及させていくことは、今後の産業界・教育界における新たな変革につながり、社会にイノベーションを起こすものになると信じています。
東京大学大学院情報学環 学環長 佐倉 統 コメント
このたびソニー株式会社から、ヒューマンオーグメンテーション学寄付講座を提供していただけることとなりました。情報技術を通じて人の能力を拡張する、新しい学際型の学術分野の開拓にあたり、ソニーと共同し新たな教育研究に取り組めることを大変嬉しく思います。東京大学は、長年にわたって知のプロフェッショナルを育成する理念を培ってきました。その中で大学院情報学環は、既存の領域を超えた新しい学術を文理越境的に展開しています。これらの蓄積を活かして、ヒューマンオーグメンテーション学寄付講座を通じ、人と機械の新しい関係を模索していきたいと思います。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201703/17-0313/
概要:ソニー
詳細は www.sony.co.jp をご覧ください。
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