新調査により、在庫精度の確保およびユニファイドコマース実現におけるRFID技術の重要性が明らかに
[17/04/11]
NEUHAUSEN, SWITZERLAND, Apr 11, 2017 - (JCN Newswire) - Tyco Retail Solutions ( www.tycoretailsolutions.com )は、在庫精度の確保と店舗単位のフルフィルメントに役立つRFID技術のバリューを調査するため、業界グループ数社と提携しました。この新調査では、現在のユニファイドコマースの重要な基盤として、RFIDの活用が、インベントリディストーション(在庫切れや過剰在庫によるトラブル)の解消や、在庫精度および可視性の向上に効果があることが確認されました。
問題の大きさの把握
IHL Groupによる「小売インベントリディストーション問題:その規模の把握」の研究では、現在小売業者に起きている大規模なグローバルインベントリディストーション問題にスポットライトを当てました。小売業界では、在庫切れ(OOS)および過剰在庫により、推定で合計1兆1000億ドルの問題が起きています。(1)この問題のため、小売業者は自信をもって手持在庫数を約束することができず、その結果、BOPIS (オンラインで注文し、店頭で受け取り)などのオンライン販売および店舗フルフィルメントのオプションに、全品数を利用することには慎重にならざるを得ません。在庫精度が低すぎるために、平均して総売上高の8.7%の損失が発生しているだけでなく、カスタマーエクスペリエンスに悪影響を与えるリスクが非常に高くなっています。(2)
ニーズの内容の把握
最新の「小売におけるカート・サーモンのRFIDの研究」によれば、小売業者はアンケートで、現在もっとも重要な課題として、次のようなニーズに高い点数を付けました。
- 買い物客にもっと多くのオーダーフルフィルメント(注文の履行)(55%)オプションを提供したい(55%)
- 在庫可視化をもっと進めたい(33%)
- 営業利益を増大したい(30%)(3)
在庫精度と可視性が不十分なため、買い物客の「買い物や受け取りの場所を自由に決めたい」という希望に、コスト効果の高い方法で対応できず、小売業者はユニファイドコマース施策を実現させようと奮闘しています。
ソリューションの洗い出し
さまざまなフルフィルメントオプションの提供のカギは、品目単位のRFIDを通じて、全店舗で真のリアルタイム在庫可視化を行うことです。この技術と定常的な棚卸プロセスの採用によって、小売業者は、インベントリディストーションを防止し、在庫精度を最大99%向上し、95〜99%に保持することができます。(4)在庫精度が向上すれば、買い物客は欲しい品物の在庫を見つけることができ、売上高は5%〜25%向上すると見られます。(5)
「今日の消費者は依然として、欲しいときに好きな場所で商品を探す傾向にありますので、小売業者は、ユニファイドコマース戦略を支える技術の実装を最優先に行うべきです。」と、Brent Brownは述べました。「小売業者はRFIDベースのソリューションを活用して、リアルタイムで正確な在庫状況を自信をもって提示し、今の時代のお客様の期待に応え、最大の業績を上げることができます。」
RFIDの定量効果の測定
品目単位のRFIDデータは、小売業者がお客様に、より正確な在庫状況を提供するのに役立つ商品関連情報の中では、間違いなくもっとも重要なものです。
先日Platt Retail Instituteは、Macy'sとの幅広い共同研究や自社のRFIDプログラムをベースにしたRFIDの定量効果についての研究結果詳細をリリースしました。Macy'sは、長年にわたりTyco RetailのRFID対応在庫ソリューションを活用して品目単位のRFIDを展開してきた先駆的企業です。今回の研究で明らかになった在庫精度の結果によれば、Macy'sではRFID実装前、月次棚卸で棚卸差異が毎月4〜5%の割合で累積していました。RFIDによる定常的な棚卸によって、差異は全店舗で2〜4.5%に保持され、全社で過剰在庫による値下げ品が減りました。
さらにお客様が選んだRFID店舗の商品を、単品で販売できるようになったため、売上、ピッキングされた品数、オーダーフルフィルメント率がすべて大幅に向上しました。Macy'sでは、店舗にある商品の20%近くが単品ですので、これは非常に重要です。また、輸送コスト、過剰在庫による値引き品、および在庫水準についても、測定可能な改善効果がありました。Plattの研究によれば、特定の4店舗のRFIDの事例について幅広い調査を行った結果、RFID未導入店舗に比べてRFIDのパイロット導入を行った各店舗は、高い業績を上げていました。(6)
Platt Retail Institute社長でリサーチフェローのSteven Platt, Directorと、Macy's Inc.物流および業務SVPのBill Connellは、4月11日に開催されたRetail Asset Protection Conference 2017において、「売上向上と損失防止:RFIDの定量効果」と題したスピーキングセッションで、在庫精度と品揃えに関するRFIDの効果についてプレゼンテーションを行いました。
Tyco Retail Solutionsについて
Tyco Retail Solutionsは、分析ベースの損失防止、在庫インテリジェンスおよびトラフィック知見の大手プロバイダ、Johnson Controlsの傘下企業です。Tycoのソリューションは、デジタル主体のショッピング分野で、小売業者の収益最大化とカスタマーエクスペリエンス向上に役立つリアルタイム可視性と予測分析を提供します。Tycoは小売業者の営業成績向上のため、小売市場に150万個のデータ収集デバイスを活用して、年間400億件以上の買い物客の来店をキャプチャし、実用的な知見を提供しています。全世界でTycoは、第一級のSensormatic(R)、ShopperTrak(R)およびTrueVUE(TM)ブランドや、優れた安全およびセキュリティソリューションを通じて、世界の小売チェーントップ20社の80%の資産保護に役立っています。詳しい情報は、 www.TycoRetailSolutions.com をご覧いただくか、LinkedIn、Twitter、およびYouTubeチャンネルをフォローしてください。
LinkedIn: http://www.linkedin.com/company/tyco-retail-solutions
Twitter: https://twitter.com/TycoRetailNews
YouTubeチャンネル: http://www.youtube.com/user/TycoRetailTV
TYCO、Sensormatic、ShopperTrakおよびTrueVUEは商標または登録商標です。未認可の使用は厳重に禁止されています。
(1) Retail's Inventory Distortion Problem: Sizing it all up, IHL Group
(2) Kurt Salmon RFID in Retail Study 2016
(3) Kurt Salmon RFID in Retail Study 2016
(4) Retail's Inventory Distortion Problem: Sizing it all up, IHL Group
(5) Kurt Salmon RFID in Retail Study 2016
(6) Quantifiable Benefits and Analytical Application of RFID Data 2017, Platt Retail Institute
お問い合わせ情報
メディアお問い合わせ先:
Anne Lines
Matter Communications
+1-978-518-4512
TRS@matternow.com
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問題の大きさの把握
IHL Groupによる「小売インベントリディストーション問題:その規模の把握」の研究では、現在小売業者に起きている大規模なグローバルインベントリディストーション問題にスポットライトを当てました。小売業界では、在庫切れ(OOS)および過剰在庫により、推定で合計1兆1000億ドルの問題が起きています。(1)この問題のため、小売業者は自信をもって手持在庫数を約束することができず、その結果、BOPIS (オンラインで注文し、店頭で受け取り)などのオンライン販売および店舗フルフィルメントのオプションに、全品数を利用することには慎重にならざるを得ません。在庫精度が低すぎるために、平均して総売上高の8.7%の損失が発生しているだけでなく、カスタマーエクスペリエンスに悪影響を与えるリスクが非常に高くなっています。(2)
ニーズの内容の把握
最新の「小売におけるカート・サーモンのRFIDの研究」によれば、小売業者はアンケートで、現在もっとも重要な課題として、次のようなニーズに高い点数を付けました。
- 買い物客にもっと多くのオーダーフルフィルメント(注文の履行)(55%)オプションを提供したい(55%)
- 在庫可視化をもっと進めたい(33%)
- 営業利益を増大したい(30%)(3)
在庫精度と可視性が不十分なため、買い物客の「買い物や受け取りの場所を自由に決めたい」という希望に、コスト効果の高い方法で対応できず、小売業者はユニファイドコマース施策を実現させようと奮闘しています。
ソリューションの洗い出し
さまざまなフルフィルメントオプションの提供のカギは、品目単位のRFIDを通じて、全店舗で真のリアルタイム在庫可視化を行うことです。この技術と定常的な棚卸プロセスの採用によって、小売業者は、インベントリディストーションを防止し、在庫精度を最大99%向上し、95〜99%に保持することができます。(4)在庫精度が向上すれば、買い物客は欲しい品物の在庫を見つけることができ、売上高は5%〜25%向上すると見られます。(5)
「今日の消費者は依然として、欲しいときに好きな場所で商品を探す傾向にありますので、小売業者は、ユニファイドコマース戦略を支える技術の実装を最優先に行うべきです。」と、Brent Brownは述べました。「小売業者はRFIDベースのソリューションを活用して、リアルタイムで正確な在庫状況を自信をもって提示し、今の時代のお客様の期待に応え、最大の業績を上げることができます。」
RFIDの定量効果の測定
品目単位のRFIDデータは、小売業者がお客様に、より正確な在庫状況を提供するのに役立つ商品関連情報の中では、間違いなくもっとも重要なものです。
先日Platt Retail Instituteは、Macy'sとの幅広い共同研究や自社のRFIDプログラムをベースにしたRFIDの定量効果についての研究結果詳細をリリースしました。Macy'sは、長年にわたりTyco RetailのRFID対応在庫ソリューションを活用して品目単位のRFIDを展開してきた先駆的企業です。今回の研究で明らかになった在庫精度の結果によれば、Macy'sではRFID実装前、月次棚卸で棚卸差異が毎月4〜5%の割合で累積していました。RFIDによる定常的な棚卸によって、差異は全店舗で2〜4.5%に保持され、全社で過剰在庫による値下げ品が減りました。
さらにお客様が選んだRFID店舗の商品を、単品で販売できるようになったため、売上、ピッキングされた品数、オーダーフルフィルメント率がすべて大幅に向上しました。Macy'sでは、店舗にある商品の20%近くが単品ですので、これは非常に重要です。また、輸送コスト、過剰在庫による値引き品、および在庫水準についても、測定可能な改善効果がありました。Plattの研究によれば、特定の4店舗のRFIDの事例について幅広い調査を行った結果、RFID未導入店舗に比べてRFIDのパイロット導入を行った各店舗は、高い業績を上げていました。(6)
Platt Retail Institute社長でリサーチフェローのSteven Platt, Directorと、Macy's Inc.物流および業務SVPのBill Connellは、4月11日に開催されたRetail Asset Protection Conference 2017において、「売上向上と損失防止:RFIDの定量効果」と題したスピーキングセッションで、在庫精度と品揃えに関するRFIDの効果についてプレゼンテーションを行いました。
Tyco Retail Solutionsについて
Tyco Retail Solutionsは、分析ベースの損失防止、在庫インテリジェンスおよびトラフィック知見の大手プロバイダ、Johnson Controlsの傘下企業です。Tycoのソリューションは、デジタル主体のショッピング分野で、小売業者の収益最大化とカスタマーエクスペリエンス向上に役立つリアルタイム可視性と予測分析を提供します。Tycoは小売業者の営業成績向上のため、小売市場に150万個のデータ収集デバイスを活用して、年間400億件以上の買い物客の来店をキャプチャし、実用的な知見を提供しています。全世界でTycoは、第一級のSensormatic(R)、ShopperTrak(R)およびTrueVUE(TM)ブランドや、優れた安全およびセキュリティソリューションを通じて、世界の小売チェーントップ20社の80%の資産保護に役立っています。詳しい情報は、 www.TycoRetailSolutions.com をご覧いただくか、LinkedIn、Twitter、およびYouTubeチャンネルをフォローしてください。
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(1) Retail's Inventory Distortion Problem: Sizing it all up, IHL Group
(2) Kurt Salmon RFID in Retail Study 2016
(3) Kurt Salmon RFID in Retail Study 2016
(4) Retail's Inventory Distortion Problem: Sizing it all up, IHL Group
(5) Kurt Salmon RFID in Retail Study 2016
(6) Quantifiable Benefits and Analytical Application of RFID Data 2017, Platt Retail Institute
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