ホンダ、「第67回 自動車技術会賞」を受賞
[17/05/25]
TOKYO, May 25, 2017 - (JCN Newswire) - <ご参考>
Hondaの技術者が本日「第67回 自動車技術会賞」の「技術開発賞」を受賞しました。
自動車技術会賞は、公益社団法人自動車技術会により、1951年に自動車工学および自動車技術の向上発展を奨励することを目的に創設され、「学術貢献賞」、「技術貢献賞」、「浅原賞学術奨励賞」、「浅原賞技術功労賞」、「論文賞」、「技術開発賞」の各賞において表彰されるものです。
今回受賞した技術、技術者および受賞理由※は次の通りです。
授賞式は、本日12時30分よりパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)にて行われます。
※公益社団法人自動車技術会発行「第67回自動車技術会賞 受賞者発表用パンフレット」より引用
●技術開発賞
- 受賞テーマ「熱可塑性ガラス繊維強化樹脂を用いたバンパービームの開発」
- 受賞者
安原 重人(やすはら しげと)株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター
彌武 朋也(やぶ ともや)同上
中根 健(なかね けん)同上
柏木 正和(かしわぎ まさかず)同上
北條 晃(ほうじょう あきら)同上
- 受賞理由
環境負荷低減や運動性能向上のための軽量化要求に応えるため、軽量で生産性が高く、衝撃吸収特性に優れた熱可塑性ガラス繊維強化樹脂を、効率よく活用する技術を構築した。本技術では、ガラス連続繊維の破断を利用することで樹脂特有の環境温度に対する性能変化を低減し、また複数の材料を型内成形する際の材料の振舞を明らかにした。それらにより、コンプレッション成形時に生じる繊維配向の偏りや繊維の湾曲などの安定化が図られ、材料の特性を効率よく引き出すことができた。さらに、世界初のショートプロセスハイブリッド成形技術によるプロセス短縮、金型削減と、トリムレスによる生産性向上をおこない、軽量材料活用と生産性の両立を実現した。この技術を量産車のバンパービームに適用し、部品の一体化を含めて46%の軽量化を達成したことは高く評価される。
●技術開発賞
- 受賞テーマ「フロントフード下への搭載を可能とした、新型自動車用小型燃料電池スタックの開発」
- 受賞者
菊池 英明(きくち ひであき)株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター
加地 勇人(かじ はやと)同上
西山 隆之(にしやま たかゆき)同上
小此木 泰介(おこのぎ だいすけ)同上
原田 仁(はらた ひとし)ホンダエンジニアリング株式会社
- 受賞理由
燃料電池セルの厚みを低減し、また、出力性能を向上させセル数を削減したことで、燃料電池スタックの世界トップクラスの小型高性能化を成功させた。さらに、衝突時の燃料電池スタック破損を防ぐための耐衝撃性構造を独自開発することで、エンジン車と同様のフロントフード下への燃料電池パワートレインの搭載を実現した。これにより燃料電池自動車の市販車として世界初となる5人乗りセダンパッケージを成立させるとともに、タイプの異なる車種への搭載を容易とした。また、燃料電池スタックに使用されている燃料電池固有の高価材料(電解質膜など)の使用量削減と生産性の向上を図った。本技術により、水素社会の実現、燃料電池自動車の普及拡大に貢献したことは高く評価される。
概要:本田技研工業株式会社
詳細は www.honda.co.jp をご覧ください。
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Hondaの技術者が本日「第67回 自動車技術会賞」の「技術開発賞」を受賞しました。
自動車技術会賞は、公益社団法人自動車技術会により、1951年に自動車工学および自動車技術の向上発展を奨励することを目的に創設され、「学術貢献賞」、「技術貢献賞」、「浅原賞学術奨励賞」、「浅原賞技術功労賞」、「論文賞」、「技術開発賞」の各賞において表彰されるものです。
今回受賞した技術、技術者および受賞理由※は次の通りです。
授賞式は、本日12時30分よりパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)にて行われます。
※公益社団法人自動車技術会発行「第67回自動車技術会賞 受賞者発表用パンフレット」より引用
●技術開発賞
- 受賞テーマ「熱可塑性ガラス繊維強化樹脂を用いたバンパービームの開発」
- 受賞者
安原 重人(やすはら しげと)株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター
彌武 朋也(やぶ ともや)同上
中根 健(なかね けん)同上
柏木 正和(かしわぎ まさかず)同上
北條 晃(ほうじょう あきら)同上
- 受賞理由
環境負荷低減や運動性能向上のための軽量化要求に応えるため、軽量で生産性が高く、衝撃吸収特性に優れた熱可塑性ガラス繊維強化樹脂を、効率よく活用する技術を構築した。本技術では、ガラス連続繊維の破断を利用することで樹脂特有の環境温度に対する性能変化を低減し、また複数の材料を型内成形する際の材料の振舞を明らかにした。それらにより、コンプレッション成形時に生じる繊維配向の偏りや繊維の湾曲などの安定化が図られ、材料の特性を効率よく引き出すことができた。さらに、世界初のショートプロセスハイブリッド成形技術によるプロセス短縮、金型削減と、トリムレスによる生産性向上をおこない、軽量材料活用と生産性の両立を実現した。この技術を量産車のバンパービームに適用し、部品の一体化を含めて46%の軽量化を達成したことは高く評価される。
●技術開発賞
- 受賞テーマ「フロントフード下への搭載を可能とした、新型自動車用小型燃料電池スタックの開発」
- 受賞者
菊池 英明(きくち ひであき)株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター
加地 勇人(かじ はやと)同上
西山 隆之(にしやま たかゆき)同上
小此木 泰介(おこのぎ だいすけ)同上
原田 仁(はらた ひとし)ホンダエンジニアリング株式会社
- 受賞理由
燃料電池セルの厚みを低減し、また、出力性能を向上させセル数を削減したことで、燃料電池スタックの世界トップクラスの小型高性能化を成功させた。さらに、衝突時の燃料電池スタック破損を防ぐための耐衝撃性構造を独自開発することで、エンジン車と同様のフロントフード下への燃料電池パワートレインの搭載を実現した。これにより燃料電池自動車の市販車として世界初となる5人乗りセダンパッケージを成立させるとともに、タイプの異なる車種への搭載を容易とした。また、燃料電池スタックに使用されている燃料電池固有の高価材料(電解質膜など)の使用量削減と生産性の向上を図った。本技術により、水素社会の実現、燃料電池自動車の普及拡大に貢献したことは高く評価される。
概要:本田技研工業株式会社
詳細は www.honda.co.jp をご覧ください。
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