日立、消防指令センター業務を支援するパッケージソフトウェア「日立高機能消防指令システム」を販売開始
[17/07/06]
TOKYO, Jul 6, 2017 - (JCN Newswire) - 株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、全国の消防局・消防本部向けに、119番通報の受付や通報場所の特定、出動隊の編成や出動指令といった一連の消防指令センター業務を支援するパッケージソフトウェア「日立高機能消防指令システム」を製品化し、7月7日から販売を開始します。本製品は、従来、個別のシステム構築により提供してきた消防指令システムに、スマートデバイスを活用した情報共有機能や、通報地点の住所を素早く特定できる目標物三点検索機能、外国語通報に対する同時通訳機能といった出動指令の迅速化に貢献する各種機能を追加してパッケージ化したものです。これにより、現場への到着時間の短縮による被害の最小化や救命効果のさらなる向上に貢献します。
近年、防災分野においては、高齢化の進展による救急需要の増加や、大規模な気候変動がもたらす災害や事故への適切かつ迅速な対応が急務となっています。こうした状況に対応するため、全国の消防局・消防本部では、現場と消防指令センター間、および現場間のリアルタイムな情報共有へのニーズが高まっています。また、住所を特定しにくい携帯端末からの通報の増加のほか、外国語通報の増加などによって、通報位置や状況の正確な把握に時間を要するケースが増えており、対策が求められています。
本ソフトウェアは、タブレット端末などのスマートデバイスを活用することにより、画像や動画を用いて現場状況を迅速に伝達できるなど、現場と消防指令センター間、および現場間のリアルタイムな情報共有を可能にする各種機能を備え、正確な現場状況の把握のほか、増援要請などへの迅速な判断をサポートします。
また、通報地点から視認可能な建物などを三点入力することで、住所の絞り込みを行える目標物三点検索機能により、携帯端末からの通報でも短時間で通報地点の特定が可能です。さらには、外国語通報に対する同時通訳機能を有しており、増加傾向にある外国語による通報にも、通訳者を交えた三者通話を実現し、スムーズな通報内容の聞き取りと、より正確な状況把握を可能にします。これらの機能により、出動指令の迅速化と現場への到着時間の短縮化を支援します。
日立は、これまで、消防局・消防本部の課題に応える、消防指令システムをはじめとした各サービス・ソリューションを提供してきました。今後も、より安全・安心で持続可能な地域社会の実現に向けて、AIやIoTといった先端ITを適用するなど、消防局・消防本部の任務と使命に応えるソリューションを展開していきます。
「日立高機能消防指令システム」の特長
1. スマートデバイスを活用した各種機能により現場と消防指令センター間の情報共有を高度化
従来の音声や紙による指令員と隊員間の情報共有に加え、各種スマートデバイスを活用することで、指令員から隊員へ指令や出動指令書、支援情報などの伝送が可能になります。また、通報を受けた指令員が、通報内容を文字や図でタブレットに手書き入力でき、その情報をリアルタイムに他の指令台ディスプレイや出動中の車載端末に表示することができます。さらに、消防指令センターとの通信や地図情報の表示などを行う消防車・救急車の車載端末のタブレット化により、マンションの高層階など車両と現場が離れている場合でも、隊員は消防指令センターとの通信が可能になります。また、専用の映像伝送装置がなくとも、タブレットを用いて隊員が現場映像を消防指令センターへ伝送したり、消防防災ヘリコプターから撮影した映像を現場の隊員が受信したりできるようになります。
2. 目標物三点検索機能により、通報地点の特定を迅速化
指令員が通報者に、通報地点から視認できる目印(目標物)を三点聞きだして検索することで、その地点を地図上に表示する目標物三点検索機能を備えています。従来のGPS*1による位置特定では数10m〜数100mの誤差が生じる場合がありますが、本機能を併用することでその速度と精度の向上を図ります。通報者が現場の住所を正確に把握していない場合などに活用可能です。
*1 Global Positioning System:全地球測位システム。
3. 同時通訳機能により、訪日外国人の増加に伴い増える外国語通報に対応
消防指令センターで通報を受けた際、外国語と判断した場合には提携先の外国語通訳コールセンターに接続し、通訳者を交えた三者通話を実現します。これにより、昨今の訪日外国人の増加に伴い増えている外国語通報時も、円滑に意思疎通を図ることができます。対応言語は、英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語の5言語で、24時間365日の対応が可能です。
「日立高機能消防指令システム」の価格および販売開始時期
名称: 日立高機能消防指令システム
価格: 個別見積
販売開始日: 2017年7月7日
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2017/07/0706.html
概要:日立製作所
詳細は www.hitachi.co.jp をご参照ください。
お問い合わせ先
株式会社日立製作所 公共社会ビジネスユニット 公共システム営業統括本部
カスタマ・リレーションズセンタ [担当:野口]
公共ITソリューション お問い合わせフォームへ
http://www.hitachi.co.jp/pchannel-inq/
Copyright 2017 JCN Newswire. All rights reserved. www.jcnnewswire.com
近年、防災分野においては、高齢化の進展による救急需要の増加や、大規模な気候変動がもたらす災害や事故への適切かつ迅速な対応が急務となっています。こうした状況に対応するため、全国の消防局・消防本部では、現場と消防指令センター間、および現場間のリアルタイムな情報共有へのニーズが高まっています。また、住所を特定しにくい携帯端末からの通報の増加のほか、外国語通報の増加などによって、通報位置や状況の正確な把握に時間を要するケースが増えており、対策が求められています。
本ソフトウェアは、タブレット端末などのスマートデバイスを活用することにより、画像や動画を用いて現場状況を迅速に伝達できるなど、現場と消防指令センター間、および現場間のリアルタイムな情報共有を可能にする各種機能を備え、正確な現場状況の把握のほか、増援要請などへの迅速な判断をサポートします。
また、通報地点から視認可能な建物などを三点入力することで、住所の絞り込みを行える目標物三点検索機能により、携帯端末からの通報でも短時間で通報地点の特定が可能です。さらには、外国語通報に対する同時通訳機能を有しており、増加傾向にある外国語による通報にも、通訳者を交えた三者通話を実現し、スムーズな通報内容の聞き取りと、より正確な状況把握を可能にします。これらの機能により、出動指令の迅速化と現場への到着時間の短縮化を支援します。
日立は、これまで、消防局・消防本部の課題に応える、消防指令システムをはじめとした各サービス・ソリューションを提供してきました。今後も、より安全・安心で持続可能な地域社会の実現に向けて、AIやIoTといった先端ITを適用するなど、消防局・消防本部の任務と使命に応えるソリューションを展開していきます。
「日立高機能消防指令システム」の特長
1. スマートデバイスを活用した各種機能により現場と消防指令センター間の情報共有を高度化
従来の音声や紙による指令員と隊員間の情報共有に加え、各種スマートデバイスを活用することで、指令員から隊員へ指令や出動指令書、支援情報などの伝送が可能になります。また、通報を受けた指令員が、通報内容を文字や図でタブレットに手書き入力でき、その情報をリアルタイムに他の指令台ディスプレイや出動中の車載端末に表示することができます。さらに、消防指令センターとの通信や地図情報の表示などを行う消防車・救急車の車載端末のタブレット化により、マンションの高層階など車両と現場が離れている場合でも、隊員は消防指令センターとの通信が可能になります。また、専用の映像伝送装置がなくとも、タブレットを用いて隊員が現場映像を消防指令センターへ伝送したり、消防防災ヘリコプターから撮影した映像を現場の隊員が受信したりできるようになります。
2. 目標物三点検索機能により、通報地点の特定を迅速化
指令員が通報者に、通報地点から視認できる目印(目標物)を三点聞きだして検索することで、その地点を地図上に表示する目標物三点検索機能を備えています。従来のGPS*1による位置特定では数10m〜数100mの誤差が生じる場合がありますが、本機能を併用することでその速度と精度の向上を図ります。通報者が現場の住所を正確に把握していない場合などに活用可能です。
*1 Global Positioning System:全地球測位システム。
3. 同時通訳機能により、訪日外国人の増加に伴い増える外国語通報に対応
消防指令センターで通報を受けた際、外国語と判断した場合には提携先の外国語通訳コールセンターに接続し、通訳者を交えた三者通話を実現します。これにより、昨今の訪日外国人の増加に伴い増えている外国語通報時も、円滑に意思疎通を図ることができます。対応言語は、英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語の5言語で、24時間365日の対応が可能です。
「日立高機能消防指令システム」の価格および販売開始時期
名称: 日立高機能消防指令システム
価格: 個別見積
販売開始日: 2017年7月7日
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2017/07/0706.html
概要:日立製作所
詳細は www.hitachi.co.jp をご参照ください。
お問い合わせ先
株式会社日立製作所 公共社会ビジネスユニット 公共システム営業統括本部
カスタマ・リレーションズセンタ [担当:野口]
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http://www.hitachi.co.jp/pchannel-inq/
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