富士通、設計情報を蓄積・活用する機能を強化した「iCAD SX V7L6」を販売開始
[17/07/07]
TOKYO, Jul 7, 2017 - (JCN Newswire) - 当社は、100万点の部品を0.2秒で処理できる独自の世界最速3次元CADエンジンを搭載した、機械装置設計向け3次元CADソフトウェア「FUJITSU Manufacturing Industry Solution iCAD SX(アイキャド エスエックス)」(以下、iCAD SX)の最新バージョン「iCAD SX V7L6」を7月7日より販売開始します。
「iCAD SX V7L6」では、各部品の3次元データに設計の初期段階から部品番号や組立手順などの部品情報を登録、蓄積可能になりました。蓄積した情報を活用することで、組立手順書や部品表の作成、製造部門との情報連携を容易に実現できます。また、図面作成工数の削減につながるアイソメ断面図(注1)の作成機能なども追加しました。
これらの機能により、機械装置設計の品質向上と、製造までのプロセスの効率化を実現します。
背景
機械装置業界では、市場競争力を強化するため、複雑化する製品の開発力を向上し、市場投入のタイミングを迅速化していくことが重要となっています。そのため機械装置メーカーにとって、これまで以上に設計工数の削減や設計品質の向上が急務となっています。
また設計の現場では、3次元設計による業務効率化が普及してきていますが、製造の現場では依然として2次元の製作図が複数必要とされていることから、設計全体の工数削減が進まないことが課題となっています。
これらの課題を解決するため、設計情報を蓄積・活用する機能や製図機能を強化した「iCAD SX V7L6」を提供します。
「iCAD SX V7L6」の特長
1.3次元データ内に設計情報を蓄積・活用することで、製品の品質向上と購買・製造プロセスの効率化を実現
設計情報を蓄積・活用する機能を強化し、設計の初期段階から各部品の3次元データ内に、従来から登録可能だった材質や重量、原価などに加え、部品構成情報や部品番号、組立順序の情報を、後工程(部材購買・製造など)を意識して登録できます。これにより、登録された設計情報から組立手順書や部品表などを容易に作成できます。また、それらを後工程でそのまま活用できるため、製品の品質や業務効率の向上を実現します。
2.アイソメ断面図作成機能により、製図作業を効率化
本製品では、容易にアイソメ断面図を作成できる機能を新たに搭載しました。これにより、組立図で必要となる詳細図や断面図をアイソメ断面図一つで表現できるため、図面作成工数の削減が可能となります。また、三面図(注2)の作成において、背面に隠れている部品を破線で表示するか非表示とするかを、画面上の各部品の設定項目で容易に変更できる機能など、設計の現場でニーズの高い機能を追加したことで、約40%の図面作成工数削減を実現しました。
3.きめ細かな設計機能の強化により、設計効率をさらに向上
一般的な機械装置には、ボルトや座金、ナットなどの締結部品が1万点以上配置されており、一つひとつの部品配置や組み合わせを正確に設計する必要があります。本製品では、締結部品の正しい組み合わせパターンを保存し、複数の部品を1部品として認識できるため、部品配置の効率化と部品の組み合わせミスの軽減を実現します。
また、これまではシステム上で別々の部品として認識されていた溶接部品を1部品として認識し、一括して穴開けができる機能を搭載しました。これにより、溶接部品の穴開けを効率的に設計できるとともに、穴開けの設計漏れを防止できます。
さらに、3次元での配管経路設計機能を強化しました。機械内部の配管設計では、周りの機器との干渉や、配管長、曲げ数など様々な要素を考慮する必要がありますが、本製品では、周りの機器との位置関係を画面上で視覚的に確認しながら配管設計できるため、作業効率化と品質向上を実現します。
販売価格、および提供時期
販売価格、および提供時期
製品名: FUJITSU Manufacturing Industry Solution iCAD SX V7L6
販売価格(税別): 138万円より
提供時期: 2017年7月28日より
販売目標
2017年度中に15,000ライセンス(当社の決算期は3月末日です)
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2017/07/7.html
注釈
注1 アイソメ断面図:3次元モデルを等角投影法(アイソメ状態)で物体を斜め上から俯瞰する角度で断面表示した図
注2 三面図:対象物を正面、側面、平面の三面から見た角度で表現した図
概要:富士通株式会社
詳細は http://jp.fujitsu.com/ をご覧ください。
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「iCAD SX V7L6」では、各部品の3次元データに設計の初期段階から部品番号や組立手順などの部品情報を登録、蓄積可能になりました。蓄積した情報を活用することで、組立手順書や部品表の作成、製造部門との情報連携を容易に実現できます。また、図面作成工数の削減につながるアイソメ断面図(注1)の作成機能なども追加しました。
これらの機能により、機械装置設計の品質向上と、製造までのプロセスの効率化を実現します。
背景
機械装置業界では、市場競争力を強化するため、複雑化する製品の開発力を向上し、市場投入のタイミングを迅速化していくことが重要となっています。そのため機械装置メーカーにとって、これまで以上に設計工数の削減や設計品質の向上が急務となっています。
また設計の現場では、3次元設計による業務効率化が普及してきていますが、製造の現場では依然として2次元の製作図が複数必要とされていることから、設計全体の工数削減が進まないことが課題となっています。
これらの課題を解決するため、設計情報を蓄積・活用する機能や製図機能を強化した「iCAD SX V7L6」を提供します。
「iCAD SX V7L6」の特長
1.3次元データ内に設計情報を蓄積・活用することで、製品の品質向上と購買・製造プロセスの効率化を実現
設計情報を蓄積・活用する機能を強化し、設計の初期段階から各部品の3次元データ内に、従来から登録可能だった材質や重量、原価などに加え、部品構成情報や部品番号、組立順序の情報を、後工程(部材購買・製造など)を意識して登録できます。これにより、登録された設計情報から組立手順書や部品表などを容易に作成できます。また、それらを後工程でそのまま活用できるため、製品の品質や業務効率の向上を実現します。
2.アイソメ断面図作成機能により、製図作業を効率化
本製品では、容易にアイソメ断面図を作成できる機能を新たに搭載しました。これにより、組立図で必要となる詳細図や断面図をアイソメ断面図一つで表現できるため、図面作成工数の削減が可能となります。また、三面図(注2)の作成において、背面に隠れている部品を破線で表示するか非表示とするかを、画面上の各部品の設定項目で容易に変更できる機能など、設計の現場でニーズの高い機能を追加したことで、約40%の図面作成工数削減を実現しました。
3.きめ細かな設計機能の強化により、設計効率をさらに向上
一般的な機械装置には、ボルトや座金、ナットなどの締結部品が1万点以上配置されており、一つひとつの部品配置や組み合わせを正確に設計する必要があります。本製品では、締結部品の正しい組み合わせパターンを保存し、複数の部品を1部品として認識できるため、部品配置の効率化と部品の組み合わせミスの軽減を実現します。
また、これまではシステム上で別々の部品として認識されていた溶接部品を1部品として認識し、一括して穴開けができる機能を搭載しました。これにより、溶接部品の穴開けを効率的に設計できるとともに、穴開けの設計漏れを防止できます。
さらに、3次元での配管経路設計機能を強化しました。機械内部の配管設計では、周りの機器との干渉や、配管長、曲げ数など様々な要素を考慮する必要がありますが、本製品では、周りの機器との位置関係を画面上で視覚的に確認しながら配管設計できるため、作業効率化と品質向上を実現します。
販売価格、および提供時期
販売価格、および提供時期
製品名: FUJITSU Manufacturing Industry Solution iCAD SX V7L6
販売価格(税別): 138万円より
提供時期: 2017年7月28日より
販売目標
2017年度中に15,000ライセンス(当社の決算期は3月末日です)
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2017/07/7.html
注釈
注1 アイソメ断面図:3次元モデルを等角投影法(アイソメ状態)で物体を斜め上から俯瞰する角度で断面表示した図
注2 三面図:対象物を正面、側面、平面の三面から見た角度で表現した図
概要:富士通株式会社
詳細は http://jp.fujitsu.com/ をご覧ください。
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