富士通、SMTラインの段取り替え作業の効率化を支援する「SMT-Assist」を販売開始
[17/10/16]
TOKYO, Oct 16, 2017 - (JCN Newswire) - 当社は、電子部品・デバイス・電子回路製造業のお客様向けに、「FUJITSU Manufacturing Industry Solution COLMINA Service SMT-Assist(エスエムティアシスト、以下、SMT-Assist)」を10月16日より販売開始します。
「SMT-Assist」は、当社のノートパソコンを製造している株式会社島根富士通(本社:島根県出雲市、代表取締役社長:神門明、以下:島根富士通)で、プリント基板に電子部品のはんだ付けを行うSMT(注1)ラインにおいて、マウンターに装着するリール状の電子部品の段取り替え作業を効率化する仕組みを活用し、30%程度の生産性向上を実現するものです。島根富士通では、長年のものづくり革新活動の中で、様々なICTを活用し、ものづくりのマスカスタマイゼーションを実現しています。
本ソリューションは、電子部品のリール1巻ごとにバーコードでIDを付与し、マウンターの情報と照らし合わせて個々の実績を収集することで、リール単位で所在や残在庫数を正確に把握することができます。
これにより、リール在庫の見える化や高精度のトレーサビリティを行い、適切な段取り替え指示および作業の標準化を実現し、SMTラインの作業効率化のための様々なカイゼン活動を支援します。
背景
製造業において、昨今の顧客ニーズの多様化により、従来の大ロットによる大量生産から、フレキシブルな生産方式であるマスカスタマイゼーションを実現するものづくりへの変革が求められています。
一方で、マウンターを保有する事業者においては、マスカスタマイゼーションへの対応のため小ロットでの生産を行うと、リールの段取り替え作業が多くなるなど、生産効率の低下が大きな課題となっています。具体的には、リールの在庫管理や取り付けが人の手で行われるため、投入計画に対して適切な部品供給が行えず在庫の過不足が発生したり、マウンターへの段取り替えの際に誤ったリールを装着したりと、品質の低下や「ムダ」が発生しやすくなっています。
これを受け当社は、リール1巻ごとの入荷から使用完了までを管理するためにリールの在庫管理や投入計画管理、段取り替え指示などの機能を有し、段取り替え業務を総合的に支援する「SMT-Assist」を提供します。これにより30%程度の生産性向上を実現します。
「SMT-Assist」の特長
1. リアルタイムな在庫管理により「ムダ」を排除し、コスト削減を実現
リール1巻ごとにバーコードでIDを付与し、入庫、ピッキング、マウンターへの取り付け、マウンターでの実装実績を設備側の情報と照らし合わせて収集することで、リールの所在や在庫数を正確に把握することができます。また、入荷から使用完了までリール部品の在庫管理を総合的かつ適切に行うことで、リール在庫の過不足を抑制し、コスト削減を実現します。
2. 付帯作業を含めた段取り替え作業の標準化により、高品質な生産を実現
リール部品の段取り替え作業を、設備の清掃や目視点検などの付帯作業を含めて作業者の役割ごとに分類し、作業指示として作業者が持つハンディターミナルに表示することで、作業の標準化を実現します。これにより、どのマウンターにどのリールを装着するか、システムからの指示に基づき作業することができ、属人化および作業もれやミスを防止し、生産品質を向上します。
3. 設備の異常停止や段取り替えの待ちを予見し、設備稼働率を改善
マウンターに装着された個々のリール部品の残量や、リール部品を取り付けるカセットの使用実績を監視することで、設備の停止を予見し、防止することができます。またリールの投入計画に対し、段取り替え時間が最小になるようにリール在庫の引き当てを計算することができ、設備稼働率を改善することで30%程度の生産性向上を実現します。
販売価格、および提供時期
サービス名/販売価格(税別)/提供時期
FUJITSU Manufacturing Industry Solution COLMINA Service SMT-Assist/個別見積/2017年10月16日
販売目標
2020年度末までに売上10億円(当社の決算期は3月末日です。)
注1 SMT:
Surface mount technology(表面実装技術)。マウンターと呼ばれる専用の表面実装機を使ってプリント基板に電子部品をはんだ付けする実装手法のひとつ。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2017/10/16-1.html
概要:富士通株式会社
詳細は http://jp.fujitsu.com/ をご覧ください。
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「SMT-Assist」は、当社のノートパソコンを製造している株式会社島根富士通(本社:島根県出雲市、代表取締役社長:神門明、以下:島根富士通)で、プリント基板に電子部品のはんだ付けを行うSMT(注1)ラインにおいて、マウンターに装着するリール状の電子部品の段取り替え作業を効率化する仕組みを活用し、30%程度の生産性向上を実現するものです。島根富士通では、長年のものづくり革新活動の中で、様々なICTを活用し、ものづくりのマスカスタマイゼーションを実現しています。
本ソリューションは、電子部品のリール1巻ごとにバーコードでIDを付与し、マウンターの情報と照らし合わせて個々の実績を収集することで、リール単位で所在や残在庫数を正確に把握することができます。
これにより、リール在庫の見える化や高精度のトレーサビリティを行い、適切な段取り替え指示および作業の標準化を実現し、SMTラインの作業効率化のための様々なカイゼン活動を支援します。
背景
製造業において、昨今の顧客ニーズの多様化により、従来の大ロットによる大量生産から、フレキシブルな生産方式であるマスカスタマイゼーションを実現するものづくりへの変革が求められています。
一方で、マウンターを保有する事業者においては、マスカスタマイゼーションへの対応のため小ロットでの生産を行うと、リールの段取り替え作業が多くなるなど、生産効率の低下が大きな課題となっています。具体的には、リールの在庫管理や取り付けが人の手で行われるため、投入計画に対して適切な部品供給が行えず在庫の過不足が発生したり、マウンターへの段取り替えの際に誤ったリールを装着したりと、品質の低下や「ムダ」が発生しやすくなっています。
これを受け当社は、リール1巻ごとの入荷から使用完了までを管理するためにリールの在庫管理や投入計画管理、段取り替え指示などの機能を有し、段取り替え業務を総合的に支援する「SMT-Assist」を提供します。これにより30%程度の生産性向上を実現します。
「SMT-Assist」の特長
1. リアルタイムな在庫管理により「ムダ」を排除し、コスト削減を実現
リール1巻ごとにバーコードでIDを付与し、入庫、ピッキング、マウンターへの取り付け、マウンターでの実装実績を設備側の情報と照らし合わせて収集することで、リールの所在や在庫数を正確に把握することができます。また、入荷から使用完了までリール部品の在庫管理を総合的かつ適切に行うことで、リール在庫の過不足を抑制し、コスト削減を実現します。
2. 付帯作業を含めた段取り替え作業の標準化により、高品質な生産を実現
リール部品の段取り替え作業を、設備の清掃や目視点検などの付帯作業を含めて作業者の役割ごとに分類し、作業指示として作業者が持つハンディターミナルに表示することで、作業の標準化を実現します。これにより、どのマウンターにどのリールを装着するか、システムからの指示に基づき作業することができ、属人化および作業もれやミスを防止し、生産品質を向上します。
3. 設備の異常停止や段取り替えの待ちを予見し、設備稼働率を改善
マウンターに装着された個々のリール部品の残量や、リール部品を取り付けるカセットの使用実績を監視することで、設備の停止を予見し、防止することができます。またリールの投入計画に対し、段取り替え時間が最小になるようにリール在庫の引き当てを計算することができ、設備稼働率を改善することで30%程度の生産性向上を実現します。
販売価格、および提供時期
サービス名/販売価格(税別)/提供時期
FUJITSU Manufacturing Industry Solution COLMINA Service SMT-Assist/個別見積/2017年10月16日
販売目標
2020年度末までに売上10億円(当社の決算期は3月末日です。)
注1 SMT:
Surface mount technology(表面実装技術)。マウンターと呼ばれる専用の表面実装機を使ってプリント基板に電子部品をはんだ付けする実装手法のひとつ。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2017/10/16-1.html
概要:富士通株式会社
詳細は http://jp.fujitsu.com/ をご覧ください。
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