ISID、故障予知のためのセンサー最適設計・検証ツール「MADe PHM」を提供開始
[18/05/16]
MADe PHM の画面イメージTOKYO, May 16, 2018 - (JCN Newswire) - 株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生、以下 ISID)は、PHM Technology Inc.(本社:オーストラリア・メルボルン、CEO:クリス・ステッキー、以下 PHMT)との販売代理店契約に基づき、同社が開発・提供するセンサーアーキテクチャ最適設計・検証ツール「MADe PHM(メイド・ピーエイチエム)」の提供を本日より開始します。
本ツールは、製品や設備の故障予知分析に必要となる稼動データを的確かつ効率的に取得するために、設計・開発段階から最適なセンサー配置を分析・検証できるツールです。ISID は、かねてより注力する故障予知分野のソリューションに本ツールをラインアップすることにより、故障予知に取り組む国内製造業のさらなる課題解決を支援してまいります。
■背景■
IoT やロボティクスなどの先進テクノロジーを活用したものづくりの革新が進む中、製品や生産設備のダウンタイムを極小化する故障予知技術への要求はますます高まっています。しかしながら、こうした要求が高まるにつれ、多くの企業が「分析のベースとなる稼働データを適切に取得できていない」という課題に直面しています。
一般に故障予知分析は、対象物と同種の機器が過去に故障に至るまでの稼働データ(=故障データ)との比較を用いて行われますが、センサーが適切に設置されていないケースでは必要十分なデータが蓄積できず、分析精度が低下します。過度なセンサー設置はコスト増につながるため、センサー設計の最適化が鍵となりますが、故障予知のためのセンサー設計を実現する検証ツールはこれまでありませんでした。
ISID は、2013 年に米プレディクトロニクス社と資本・業務提携し、IoT/ビッグデータ分野の主力事業の一つとして、製品・生産設備の故障や残寿命期間を高精度に予測する故障予知コンサルティングサービスを提供してきました。これまでに自動車、建機、農機、電機、重工等の 30 社を超える国内大手製造業で実績を積み重ねています。当該事業活動を通じ、当社の分析技術は顧客企業より高い評価を受けていますが、その一方、多くの企業がセンサー設計の最適化に課題を抱えていることも分かりました。そこで今般、こうした企業のニーズに応えるべく、さらなるソリューション拡充を図ることとしました。
■MADe PHM の概要と特長■
今般提供を開始するMADe PHMは、ものづくりの上流フェーズ(設計・開発段階)において、対象物の健全性や異常の予兆を的確にモニタリングするための最適なセンサー設計と検証・評価を支援するツールです。高度な保全技術に関するシステム工学的アプローチを指すコンセプト「PHM(Prognostics and Health Management) Design」をベースに、アメリカ国防高等研究計画局とオーストラリア国防局の技術を元に開発されました。これまでに、主要各国の政府機関や先進的な企業・団体で広く採用されています。主な特長は次のとおりです。
1) 設計・開発段階で自社ニーズに応じた最適センサー設計をシミュレーション
対象物の設計データをもとに解析用のモデルデータを生成し、物理法則に基づいて故障に至るメカニズムを解析することにより、最適なセンサーの数や位置を導くことができます。また対象物の故障予知に求める精度や重要度、コストなどを入力し、そのバランスを比較しながらシミュレーションを繰り返すことで、自社のニーズに合致したセンサー設計を検討することが可能です。
2) 稼働中機器の診断にも活用可能
すでに稼働中の機器から取得した稼働データが、求める分析精度に対して十分かどうかを診断することが可能です。既存のセンサーで何%の故障判別ができるか、追加でどこにセンサーを取り付ければよいかといった診断に加え、目標とする故障判別率やセンサー個数の上限値等に応じた分析を行うことも可能です。
■PHM Technology Inc.について■
社名: PHM Technology Inc.
所在地: オーストラリア・メルボルン
代表者: CEO クリス・ステッキー
設立: 2006 年
<セミナー開催のご案内>
2018 年 5 月 25 日(金)開催の「PHM Conference 2018 in JAPAN」において、本ツールの紹介や PHMT の CEO による講演を行います。ぜひご来場ください。
日時:2018 年 5 月 25 日(金)13:00 〜18:00 [受付開始 12:30]
会場:東京コンファレンスセンター・品川
参加費:無料 【事前登録制】
主催:株式会社電通国際情報サービス
協賛:日本マイクロソフト株式会社
詳細: http://www.isid-industry.jp/seminar/detail/0000000933
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
営業推進本部
TEL: 03-6713-6134
E-Mail: g-industrial-big-data@group.isid.co.jp
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
コーポレートコミュニケーション室 李
TEL: 03-6713-6100
E-Mail: g-pr@isid.co.jp
関連プレスリリース
- ISID、米国プレディクトロニクス社への出資を拡大 〜IoT/ビッグデータ分野の事業強化に向け、故障予知分析アプリケーション開発を加速〜(2017 年 12 月 19 日) https://www.isid.co.jp/news/release/2017/1219.html
<電通国際情報サービス(ISID)会社概要>
社名: 株式会社電通国際情報サービス(略称:ISID)
代表者: 代表取締役社長 釜井 節生
本社: 東京都港区港南 2-17-1
URL: https://www.isid.co.jp/
設立: 1975 年
資本金: 81 億 8,050 万円
連結従業員: 2,716 名(2017 年 12 月末現在)
連結売上高: 83,423 百万円(2017 年 12 月期)
事業内容: 1975 年の設立当初から顧客企業のビジネスパートナーとして、コンサルティングからシステムの企画・設計・開発・運用・メンテナンスまで一貫したソリューションを提供してきました。IT Solution Innovator をビジョンとし、金融機関向けソリューション、製品開発ソリューションをはじめ、グループ経営・連結会計、HCM(人財・人事給与就業)、ERP、マーケティング、クラウドサービスなど、幅広い分野で積極的な事業展開を図っております。
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本ツールは、製品や設備の故障予知分析に必要となる稼動データを的確かつ効率的に取得するために、設計・開発段階から最適なセンサー配置を分析・検証できるツールです。ISID は、かねてより注力する故障予知分野のソリューションに本ツールをラインアップすることにより、故障予知に取り組む国内製造業のさらなる課題解決を支援してまいります。
■背景■
IoT やロボティクスなどの先進テクノロジーを活用したものづくりの革新が進む中、製品や生産設備のダウンタイムを極小化する故障予知技術への要求はますます高まっています。しかしながら、こうした要求が高まるにつれ、多くの企業が「分析のベースとなる稼働データを適切に取得できていない」という課題に直面しています。
一般に故障予知分析は、対象物と同種の機器が過去に故障に至るまでの稼働データ(=故障データ)との比較を用いて行われますが、センサーが適切に設置されていないケースでは必要十分なデータが蓄積できず、分析精度が低下します。過度なセンサー設置はコスト増につながるため、センサー設計の最適化が鍵となりますが、故障予知のためのセンサー設計を実現する検証ツールはこれまでありませんでした。
ISID は、2013 年に米プレディクトロニクス社と資本・業務提携し、IoT/ビッグデータ分野の主力事業の一つとして、製品・生産設備の故障や残寿命期間を高精度に予測する故障予知コンサルティングサービスを提供してきました。これまでに自動車、建機、農機、電機、重工等の 30 社を超える国内大手製造業で実績を積み重ねています。当該事業活動を通じ、当社の分析技術は顧客企業より高い評価を受けていますが、その一方、多くの企業がセンサー設計の最適化に課題を抱えていることも分かりました。そこで今般、こうした企業のニーズに応えるべく、さらなるソリューション拡充を図ることとしました。
■MADe PHM の概要と特長■
今般提供を開始するMADe PHMは、ものづくりの上流フェーズ(設計・開発段階)において、対象物の健全性や異常の予兆を的確にモニタリングするための最適なセンサー設計と検証・評価を支援するツールです。高度な保全技術に関するシステム工学的アプローチを指すコンセプト「PHM(Prognostics and Health Management) Design」をベースに、アメリカ国防高等研究計画局とオーストラリア国防局の技術を元に開発されました。これまでに、主要各国の政府機関や先進的な企業・団体で広く採用されています。主な特長は次のとおりです。
1) 設計・開発段階で自社ニーズに応じた最適センサー設計をシミュレーション
対象物の設計データをもとに解析用のモデルデータを生成し、物理法則に基づいて故障に至るメカニズムを解析することにより、最適なセンサーの数や位置を導くことができます。また対象物の故障予知に求める精度や重要度、コストなどを入力し、そのバランスを比較しながらシミュレーションを繰り返すことで、自社のニーズに合致したセンサー設計を検討することが可能です。
2) 稼働中機器の診断にも活用可能
すでに稼働中の機器から取得した稼働データが、求める分析精度に対して十分かどうかを診断することが可能です。既存のセンサーで何%の故障判別ができるか、追加でどこにセンサーを取り付ければよいかといった診断に加え、目標とする故障判別率やセンサー個数の上限値等に応じた分析を行うことも可能です。
■PHM Technology Inc.について■
社名: PHM Technology Inc.
所在地: オーストラリア・メルボルン
代表者: CEO クリス・ステッキー
設立: 2006 年
<セミナー開催のご案内>
2018 年 5 月 25 日(金)開催の「PHM Conference 2018 in JAPAN」において、本ツールの紹介や PHMT の CEO による講演を行います。ぜひご来場ください。
日時:2018 年 5 月 25 日(金)13:00 〜18:00 [受付開始 12:30]
会場:東京コンファレンスセンター・品川
参加費:無料 【事前登録制】
主催:株式会社電通国際情報サービス
協賛:日本マイクロソフト株式会社
詳細: http://www.isid-industry.jp/seminar/detail/0000000933
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
営業推進本部
TEL: 03-6713-6134
E-Mail: g-industrial-big-data@group.isid.co.jp
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
コーポレートコミュニケーション室 李
TEL: 03-6713-6100
E-Mail: g-pr@isid.co.jp
関連プレスリリース
- ISID、米国プレディクトロニクス社への出資を拡大 〜IoT/ビッグデータ分野の事業強化に向け、故障予知分析アプリケーション開発を加速〜(2017 年 12 月 19 日) https://www.isid.co.jp/news/release/2017/1219.html
<電通国際情報サービス(ISID)会社概要>
社名: 株式会社電通国際情報サービス(略称:ISID)
代表者: 代表取締役社長 釜井 節生
本社: 東京都港区港南 2-17-1
URL: https://www.isid.co.jp/
設立: 1975 年
資本金: 81 億 8,050 万円
連結従業員: 2,716 名(2017 年 12 月末現在)
連結売上高: 83,423 百万円(2017 年 12 月期)
事業内容: 1975 年の設立当初から顧客企業のビジネスパートナーとして、コンサルティングからシステムの企画・設計・開発・運用・メンテナンスまで一貫したソリューションを提供してきました。IT Solution Innovator をビジョンとし、金融機関向けソリューション、製品開発ソリューションをはじめ、グループ経営・連結会計、HCM(人財・人事給与就業)、ERP、マーケティング、クラウドサービスなど、幅広い分野で積極的な事業展開を図っております。
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