富士通、北海道大学情報基盤センター様から学際大規模計算機システムを受注
[18/05/24]
TOKYO, May 24, 2018 - (JCN Newswire) - 当社は、国立大学法人北海道大学情報基盤センター(以下 北海道大学情報基盤センター)様より、スーパーコンピュータシステムとクラウドシステムから構成され、総理論演算性能4.0ペタフロップス(注1)を達成する学際大規模計算機システムを受注しました。本システムは2018年12月より稼働を開始します。
本システムのスーパーコンピュータシステムは、当社の最新PCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY(プライマジー) CX2550 M4」(以下、「PRIMERGY CX2550 M4」)など約1,300台で構成されます。また、クラウドシステムは、北海道大学内に加え、今回新たに北海道から九州に至る複数の遠隔拠点にPCサーバを設置し、学術情報ネットワーク「SINET5(サイネットファイブ)」(注2)でつなげることで、全国規模の広域分散クラウドシステムとして、ネットワークやIoTなどの分散システムに関する研究に活用できます。
北海道大学情報基盤センター様は、本システムを、計算科学や計算機科学関連の研究開発に活用するとともに、HPCI(注3)やJHPCN(注4)への資源提供により民間企業などを含む全国の研究者に広く提供し、あらゆる分野の発展に貢献していきます。当社は、国内トップのHPC技術により、北海道大学情報基盤センター様および国内の研究活動を強力に支援していきます。
新システム導入の背景
北海道大学様は、北海道地区で最大の総合大学として教育・研究を牽引する国立大学法人であり、その中で北海道大学情報基盤センター様は、全国の大学教員、大学院学生、研究者などが学術研究のために利用する全国共同利用施設として学術情報基盤を提供しています。
現在、北海道大学情報基盤センター様では、スーパーコンピュータシステムとクラウドシステムからなる学際大規模計算機システム、およびペタバイト級データサイエンス統合クラウドストレージを「北海道大学アカデミッククラウド」として運用しています。今回、学際大規模計算機システムを刷新し、現行システムの20倍以上に処理能力を向上させるスーパーコンピュータシステムと、クラウドやネットワークの研究としても活用できる全国規模の広域分散クラウドシステムを、「北海道大学ハイパフォーマンスインタークラウド」として構築します。従来の科学技術シミュレーション、AI、ビッグデータ、データサイエンスなどの活用・研究をさらに促進し、大規模計算機システムを画期的な研究に活用するための人材育成なども見据えた、より幅広いニーズに対応できる環境を整備します。
新システムの特長
1. スーパーコンピュータシステム
新スーパーコンピュータシステムは、「インテル(R) Xeon(R) プロセッサー・スケーラブル・ファミリー」を搭載したPCサーバ「PRIMERGY CX2550 M4」 1,004台で構成されるサブシステムAと、「インテル(R) Xeon Phi(TM) プロセッサー」を搭載したPCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY CX1640 M1」 288台で構成されるサブシステムBを備えた、超並列型の計算機システムとなります。各計算ノード間は、最新の高速インターコネクト(注5)である「インテル(R) Omni-Path アーキテクチャー」により接続され、高い並列演算性能を実現します。
2. クラウドシステム
新クラウドシステムは、最新のGPUコンピューティングカード「NVIDIA(R) Tesla(R) V100」搭載の「FUJITSU Server PRIMERGY RX2540 M4」をはじめとした64台のPCサーバを北海道大学内に設置するのに加え、関東、関西、九州の遠隔サイトにも計7台を設置し、これらを学術情報ネットワーク「SINET5」により相互接続することで、北海道から九州に至る全国規模の広域分散クラウドシステムを実現します。
なお、クラウド基盤にはOpenStackを中核とする「Mirantis Cloud Platform」(注6)を採用することで、最新の研究環境を提供します。
3. あらゆる利用ニーズに柔軟に対応した設計
大規模システムに対応した当社のHPCミドルウェア「FUJITSU Software Technical Computing Suite(テクニカル コンピューティング スイート)」(注7)により、ジョブ制御の最適化やノード占有など、あらゆる運用を想定し利便性を向上させています。また、各利用者への最大消費電力の制限、ノード電源の入/切などを制御することで、省電力を意識した柔軟な電力制御を実現します。
北海道大学情報基盤センター センター長 ?井昌彰様からのコメント
北海道大学ハイパフォーマンスインタークラウドは、大規模計算科学シミュレーションと人工知能/ビッグデータ/IoTを利活用した超スマート社会創成をリードする先進研究のための革新的研究推進基盤です。総合演算性能4ペタフロップスという飛躍的向上を果たした本システムの実現により、全国の大学・研究機関ならびに民間研究者の皆様からのご期待に応えるとともに、我が国の学術研究の更なる加速推進に貢献して参ります。
詳細は下記URLをご参照ください。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2018/05/24.html
概要:富士通株式会社
詳細は http://jp.fujitsu.com/ をご覧ください。
Copyright 2018 JCN Newswire. All rights reserved. www.jcnnewswire.com
本システムのスーパーコンピュータシステムは、当社の最新PCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY(プライマジー) CX2550 M4」(以下、「PRIMERGY CX2550 M4」)など約1,300台で構成されます。また、クラウドシステムは、北海道大学内に加え、今回新たに北海道から九州に至る複数の遠隔拠点にPCサーバを設置し、学術情報ネットワーク「SINET5(サイネットファイブ)」(注2)でつなげることで、全国規模の広域分散クラウドシステムとして、ネットワークやIoTなどの分散システムに関する研究に活用できます。
北海道大学情報基盤センター様は、本システムを、計算科学や計算機科学関連の研究開発に活用するとともに、HPCI(注3)やJHPCN(注4)への資源提供により民間企業などを含む全国の研究者に広く提供し、あらゆる分野の発展に貢献していきます。当社は、国内トップのHPC技術により、北海道大学情報基盤センター様および国内の研究活動を強力に支援していきます。
新システム導入の背景
北海道大学様は、北海道地区で最大の総合大学として教育・研究を牽引する国立大学法人であり、その中で北海道大学情報基盤センター様は、全国の大学教員、大学院学生、研究者などが学術研究のために利用する全国共同利用施設として学術情報基盤を提供しています。
現在、北海道大学情報基盤センター様では、スーパーコンピュータシステムとクラウドシステムからなる学際大規模計算機システム、およびペタバイト級データサイエンス統合クラウドストレージを「北海道大学アカデミッククラウド」として運用しています。今回、学際大規模計算機システムを刷新し、現行システムの20倍以上に処理能力を向上させるスーパーコンピュータシステムと、クラウドやネットワークの研究としても活用できる全国規模の広域分散クラウドシステムを、「北海道大学ハイパフォーマンスインタークラウド」として構築します。従来の科学技術シミュレーション、AI、ビッグデータ、データサイエンスなどの活用・研究をさらに促進し、大規模計算機システムを画期的な研究に活用するための人材育成なども見据えた、より幅広いニーズに対応できる環境を整備します。
新システムの特長
1. スーパーコンピュータシステム
新スーパーコンピュータシステムは、「インテル(R) Xeon(R) プロセッサー・スケーラブル・ファミリー」を搭載したPCサーバ「PRIMERGY CX2550 M4」 1,004台で構成されるサブシステムAと、「インテル(R) Xeon Phi(TM) プロセッサー」を搭載したPCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY CX1640 M1」 288台で構成されるサブシステムBを備えた、超並列型の計算機システムとなります。各計算ノード間は、最新の高速インターコネクト(注5)である「インテル(R) Omni-Path アーキテクチャー」により接続され、高い並列演算性能を実現します。
2. クラウドシステム
新クラウドシステムは、最新のGPUコンピューティングカード「NVIDIA(R) Tesla(R) V100」搭載の「FUJITSU Server PRIMERGY RX2540 M4」をはじめとした64台のPCサーバを北海道大学内に設置するのに加え、関東、関西、九州の遠隔サイトにも計7台を設置し、これらを学術情報ネットワーク「SINET5」により相互接続することで、北海道から九州に至る全国規模の広域分散クラウドシステムを実現します。
なお、クラウド基盤にはOpenStackを中核とする「Mirantis Cloud Platform」(注6)を採用することで、最新の研究環境を提供します。
3. あらゆる利用ニーズに柔軟に対応した設計
大規模システムに対応した当社のHPCミドルウェア「FUJITSU Software Technical Computing Suite(テクニカル コンピューティング スイート)」(注7)により、ジョブ制御の最適化やノード占有など、あらゆる運用を想定し利便性を向上させています。また、各利用者への最大消費電力の制限、ノード電源の入/切などを制御することで、省電力を意識した柔軟な電力制御を実現します。
北海道大学情報基盤センター センター長 ?井昌彰様からのコメント
北海道大学ハイパフォーマンスインタークラウドは、大規模計算科学シミュレーションと人工知能/ビッグデータ/IoTを利活用した超スマート社会創成をリードする先進研究のための革新的研究推進基盤です。総合演算性能4ペタフロップスという飛躍的向上を果たした本システムの実現により、全国の大学・研究機関ならびに民間研究者の皆様からのご期待に応えるとともに、我が国の学術研究の更なる加速推進に貢献して参ります。
詳細は下記URLをご参照ください。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2018/05/24.html
概要:富士通株式会社
詳細は http://jp.fujitsu.com/ をご覧ください。
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