三菱重工、チャイナ・コスコ・シッピングと方形SOxスクラバーの実証試験で合意
[18/06/06]
TOKYO, Jun 6, 2018 - (JCN Newswire) - 三菱重工業は6月5日、グループ企業の三菱造船株式会社および三菱日立パワーシステムズ株式会社(MHPS)が共同開発した大型船舶向けの方形スクラバーについて、中国国営造船集団である中遠海運重工有限公司(COSCO Shipping Heavy Industry Co., Ltd.:CHI、本社:上海)のグループ造船会社であるCOSCO Shipping Heavy Industry (Dalian) Co., Ltd.(CHI大連)と連携してChina COSCO Shippingの大型船に実証試験機を搭載することで合意しました。
この方形スクラバーは、三菱造船の船舶エンジニアリング力とMHPSの総合排煙処理技術の融合(注)により実現したものです。限られた設置スペースを有効に活用できる利点に加え、MHPSが火力発電所向け排煙脱硫装置で培った高い脱硫技術により、硫黄分濃度3.5%の安価なC重油燃料を燃焼させたガス中のSO2(二酸化硫黄)を、2020年に全海域が対象となる厳しいSOx(硫黄酸化物)排出規制レベルに適合する0.1%硫黄分燃料相当まで低減することができます。
当社は今後三菱造船およびMHPSを通じて、CHI大連と方形スクラバーの製造・販売提携に向けた協議を進めていきます。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
http://www.mhi.com/jp/news/story/1806065946.html
概要:三菱重工業株式会社
詳細は www.mhi.co.jp をご覧ください。
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この方形スクラバーは、三菱造船の船舶エンジニアリング力とMHPSの総合排煙処理技術の融合(注)により実現したものです。限られた設置スペースを有効に活用できる利点に加え、MHPSが火力発電所向け排煙脱硫装置で培った高い脱硫技術により、硫黄分濃度3.5%の安価なC重油燃料を燃焼させたガス中のSO2(二酸化硫黄)を、2020年に全海域が対象となる厳しいSOx(硫黄酸化物)排出規制レベルに適合する0.1%硫黄分燃料相当まで低減することができます。
当社は今後三菱造船およびMHPSを通じて、CHI大連と方形スクラバーの製造・販売提携に向けた協議を進めていきます。
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