富士通、銀行業界における将来のビジネスモデルを提言する「バンキング・サービスのデジタル革新」を公開
[18/07/12]
TOKYO, Jul 12, 2018 - (JCN Newswire) - 当社は、銀行業界におけるビジネス変革の課題やデジタル革新の影響を分析し、新たなバンキング・サービスやビジネス機会を提言するレポート「Fujitsu Future Insights バンキング・サービスのデジタル革新」(以下、バンキング・サービスのデジタル革新)を7月12日に公開しました。
「バンキング・サービスのデジタル革新」は、最先端の技術を活用した銀行業界のデジタル革新事例をもとに、デジタル化されたバンキング・サービスの未来ビジョンを描き、従来の銀行や業界に新規参入する企業に対して事業の拡大に向けたビジネスモデルを提言しています。
「Fujitsu Future Insights」は、デジタル革新の世界的な動向の実態や特定の分野における変革の課題、テクノロジーが及ぼす影響をより深く分析し、戦略の提言や各分野の未来シナリオを発信することを目的としています。「バンキング・サービスのデジタル革新」と「Fujitsu Future Insightsグローバル・デジタル革新調査レポート2018」を皮切りに、今後、「Fujitsu Future Insights」の内容を拡充し継続的に発信することで、デジタル革新におけるお客様のパートナーとしての取り組みを強化していきます。
「バンキング・サービスのデジタル革新」サマリー
1. 金融業界におけるデジタル革新の現状
当社が実施した「グローバル・デジタル革新調査」によると、金融業界のデジタル化は他の業界に比べて最も進行しており、回答を得た金融サービス企業の約9割がデジタル革新に着手し、そのうち約3割のプロジェクトにおいて既に成果を生み出していることが判明しました。
また、デジタル技術の進展に伴い、最先端のデジタル技術を有する新興企業や流通業、通信業など、様々な業界から銀行ビジネスに新規参入を図る動きが活発化しており、これまで銀行が担ってきた機能を代替し、新たな価値を生み出そうとしています。
2. デジタル革新が創出するバンキング・サービスの5つの潮流
上記のような銀行業界におけるデジタル革新の現状を整理・分析することで、当社は、デジタル化されたバンキング・サービスの未来ビジョンを5つの潮流として整理しました。
1) エンゲージメント・バンキング
生活者や事業者が日常的に使用するサービスに対して銀行サービス機能を付加
2) プラットフォーム・バンキング
金融サービスをフロントエンドで提供する企業に対して、銀行機能を柔軟かつ低コストで提供
3) テクノロジー・バンキング
AIをはじめとする最先端技術によって銀行の業務プロセスを大幅に変革
4) ソーシャル・バンキング
ブロックチェーンの活用により、シェアリングエコノミーといった個々人が直接的につながる新たな経済活動を支援
5) インクルーシブ・バンキング
経済的に恵まれておらず、金融サービスを利用する機会がない人々に対して金融サービスを提供
3. バンキングビジネスの革新とビジネスモデル
デジタル技術の活用により、従来型ビジネスを展開する銀行にビジネスモデルそのものを変革する機会が到来しており、銀行のビジネスモデルは、以下の3方向へ分化していくことが推測されます。
1) 従来型の銀行ビジネスを大きく変化させることなく、デジタル技術によって顧客経験価値や利便性を高め、より効率的なサービスを提供するビジネスモデル
2) 銀行ビジネスに必要な機能や業務サービスをプラットフォーム機能としてAPIで提供するバックエンドに特化したビジネスモデル
3) バックエンドのプラットフォーム機能を他の銀行から調達し、デジタルチャネルや物理店舗などを駆使してお客様に密着したサービスを提供するフロントエンドに特化したビジネスモデル
新規参入企業においては、自社の得意な領域に焦点を絞ったバンキング・サービスを開発・提供し、そのために必要となる銀行機能はAPIでプラットフォーム機能を提供するバックエンドに特化した銀行から調達するなど、柔軟な戦略が重要となります。
デジタル革新に伴うバンキング・サービスの事業を最大化するためには信頼できるパートナーとの共創が不可欠です。当社は、AIやIoT、セキュリティ、ブロックチェーンなどの最先端技術の継続的な開発や実装、APIを通じた金融サービス向けのインダストリー・プラットフォームの提供により、新たなバンキング・サービスの共創に貢献していきます。
詳細は下記URLをご参照ください。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2018/07/12-1.html
概要:富士通株式会社
詳細は http://jp.fujitsu.com/ をご覧ください。
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「バンキング・サービスのデジタル革新」は、最先端の技術を活用した銀行業界のデジタル革新事例をもとに、デジタル化されたバンキング・サービスの未来ビジョンを描き、従来の銀行や業界に新規参入する企業に対して事業の拡大に向けたビジネスモデルを提言しています。
「Fujitsu Future Insights」は、デジタル革新の世界的な動向の実態や特定の分野における変革の課題、テクノロジーが及ぼす影響をより深く分析し、戦略の提言や各分野の未来シナリオを発信することを目的としています。「バンキング・サービスのデジタル革新」と「Fujitsu Future Insightsグローバル・デジタル革新調査レポート2018」を皮切りに、今後、「Fujitsu Future Insights」の内容を拡充し継続的に発信することで、デジタル革新におけるお客様のパートナーとしての取り組みを強化していきます。
「バンキング・サービスのデジタル革新」サマリー
1. 金融業界におけるデジタル革新の現状
当社が実施した「グローバル・デジタル革新調査」によると、金融業界のデジタル化は他の業界に比べて最も進行しており、回答を得た金融サービス企業の約9割がデジタル革新に着手し、そのうち約3割のプロジェクトにおいて既に成果を生み出していることが判明しました。
また、デジタル技術の進展に伴い、最先端のデジタル技術を有する新興企業や流通業、通信業など、様々な業界から銀行ビジネスに新規参入を図る動きが活発化しており、これまで銀行が担ってきた機能を代替し、新たな価値を生み出そうとしています。
2. デジタル革新が創出するバンキング・サービスの5つの潮流
上記のような銀行業界におけるデジタル革新の現状を整理・分析することで、当社は、デジタル化されたバンキング・サービスの未来ビジョンを5つの潮流として整理しました。
1) エンゲージメント・バンキング
生活者や事業者が日常的に使用するサービスに対して銀行サービス機能を付加
2) プラットフォーム・バンキング
金融サービスをフロントエンドで提供する企業に対して、銀行機能を柔軟かつ低コストで提供
3) テクノロジー・バンキング
AIをはじめとする最先端技術によって銀行の業務プロセスを大幅に変革
4) ソーシャル・バンキング
ブロックチェーンの活用により、シェアリングエコノミーといった個々人が直接的につながる新たな経済活動を支援
5) インクルーシブ・バンキング
経済的に恵まれておらず、金融サービスを利用する機会がない人々に対して金融サービスを提供
3. バンキングビジネスの革新とビジネスモデル
デジタル技術の活用により、従来型ビジネスを展開する銀行にビジネスモデルそのものを変革する機会が到来しており、銀行のビジネスモデルは、以下の3方向へ分化していくことが推測されます。
1) 従来型の銀行ビジネスを大きく変化させることなく、デジタル技術によって顧客経験価値や利便性を高め、より効率的なサービスを提供するビジネスモデル
2) 銀行ビジネスに必要な機能や業務サービスをプラットフォーム機能としてAPIで提供するバックエンドに特化したビジネスモデル
3) バックエンドのプラットフォーム機能を他の銀行から調達し、デジタルチャネルや物理店舗などを駆使してお客様に密着したサービスを提供するフロントエンドに特化したビジネスモデル
新規参入企業においては、自社の得意な領域に焦点を絞ったバンキング・サービスを開発・提供し、そのために必要となる銀行機能はAPIでプラットフォーム機能を提供するバックエンドに特化した銀行から調達するなど、柔軟な戦略が重要となります。
デジタル革新に伴うバンキング・サービスの事業を最大化するためには信頼できるパートナーとの共創が不可欠です。当社は、AIやIoT、セキュリティ、ブロックチェーンなどの最先端技術の継続的な開発や実装、APIを通じた金融サービス向けのインダストリー・プラットフォームの提供により、新たなバンキング・サービスの共創に貢献していきます。
詳細は下記URLをご参照ください。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2018/07/12-1.html
概要:富士通株式会社
詳細は http://jp.fujitsu.com/ をご覧ください。
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