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三菱日立パワーシステムズ、H-100形ガスタービンの換装工事で24日間の工期短縮を実現

TOKYO, Aug 6, 2018 - (JCN Newswire) - 三菱日立パワーシステムズ株式会社(MHPS)は、東京電力グループで火力発電・燃料事業を担う東京電力フュエル&パワー株式会社(東電FP、本社:東京都千代田区)が千葉県富津市の湾岸部で運営する富津火力発電所2号系列の発電設備換装工事で、このほど当初計画比で約15%となる24日間の工期短縮を実現しました。定格出力12万kW級の高効率ガスタービンH-100形の入れ替えに際して、重量物の運搬効率化や試運転の段取り改善を推進。通常180日間の設定期間を24日減らして、156日で完了したものです。当社は今回の成果を、H-100形の新規拡販、ならびに既存発電設備の稼働率向上ソリューション強化につなげていきます。

2号系列の換装工事は、7軸からなる定格出力112万kW(16万kW×7基)のLNG(液化天然ガス)焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電施設について、2016年2月からガスタービンならびに蒸気タービンの更新を順次実施しているものです。24日の工期短縮は、このほど完工した最新の第4軸換装工事で達成。これにより全7軸のうち5軸の換装が完了しました。今回の換装により、第4軸の発電効率は47.2%から54.3%へ飛躍的に向上し、年間で燃料費を約13億円低減するとともにCO2排出量を約6万t削減できる見込みです。

当社は、初軸の換装着手以来、東電FPの協力も仰ぎながら、工程短縮に向けてさまざまな工夫を採用。特に、天井クレーン2基連結(改造)による重量物の一体吊り、試運転時の試験項目見直しなどが奏功し、新たな試みに対する熟練も手伝って、今回最大の効果を上げたものです。初軸の換装着工から2年半が経過した現在、完工後の初軸は運転時間1万2,000時間、起動発停回数250回を突破しており、安定した運転を実現しています。この高い安定・信頼性を踏まえ、今後は定期点検の間隔をさらに延伸することで、一層の保守コスト低減を実現するとともに、残り2軸の換装工事についても短期での完遂を目指します。

ヘビーデューティ型(注)の12万kW級2軸形ガスタービンであるH-100形は、2軸形のなかでは世界最大容量で、柔軟かつ機動的な運用で力を発揮します。加えて、起動時間が短く設置面積が少ない利点も、顧客から支持されています。今回、換装工期の短縮効果が加わったことにより、さらに高い市場競争力が見込まれます。

MHPSは、高効率の大容量発電システムから中小型ガスタービンを活用した省エネシステムまで、火力発電向けフルレンジの製品群を有しており、発電のトータルソリューションを提供できることが強みです。今後も、市場の多種多様なニーズを的確に捉え対応しながら、電力の安定供給に寄与するとともに、エネルギーの低炭素化を促進し、地球環境の保全に貢献していきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
http://www.mhps.com/jp/news/20180806.html

概要:三菱重工業株式会社

詳細は www.mhi.co.jp をご覧ください。

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