GARDP、エーザイおよび武田薬品による新たな抗菌薬の探索に関するパートナーシップ契約について
[18/12/12]
TOKYO, Dec 12, 2018 - (JCN Newswire) - Global Antibiotic Research and Development Partnership (グローバル抗菌薬研究開発パートナーシップ、本部:スイス・ジュネーブ、以下「GARDP」)、エーザイ株式会社 (本社:東京都文京区、以下「エーザイ」) および武田薬品工業株式会社 (本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」) は、抗菌活性を有する新たな化合物を発見することを目指し、エーザイおよび武田薬品の化合物ライブラリーを用いたGARDPによるスクリーニング実施に関する契約を締結しました。今後、エーザイおよび武田薬品から提供された化合物の抗菌活性試験はInstitut Pasteur Korea (所在地:キョンギド・ソンナム市、以下「韓国パスツール研究所」) にて実施されます。複数のパートナーによる本契約は、新規抗菌薬の開発と持続可能なアクセスの担保により、深刻な細菌感染症に立ち向かうGARDPの取り組みを推し進めるものです。
深刻な細菌感染症に対して、現在開発中の抗菌薬はわずかであり、薬剤耐性(AMR*)の脅威は今や全世界的な公衆衛生上の大きな課題となっています。薬剤耐性の感染症により毎年約70万人が命を落としており1、重症細菌感染症、特にグラム陰性菌感染症はWHO (世界保健機関) により世界的な公衆衛生上の優先課題として特定されています。
本プロジェクトではエーザイおよび武田薬品が有する、最新の創薬化学を駆使して蓄積された化合物ライブラリーから、これまでに抗菌活性スクリーニングが行われていない化合物のスクリーニングを実施します。抗菌活性スクリーニングの対象となるのは、WHOが公表した「優先的に対処すべき病原菌」リスト2 において新たな抗菌薬の開発が急務とされた細菌です。GARDPは本スクリーニングを通じ、次の開発段階に進むべき新たな化合物を選定することを目指します。
GARDP研究開発部長であるSeamus O'Brien博士は、「本パートナーシップが締結されたことを大変嬉しく思います。パートナーシップは新たな抗菌薬の探索と開発を加速させるだけでなく、製薬業界が抗菌薬の研究開発に関わり続けられるよう支援します。」と述べています。「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成には薬剤耐性の克服が欠かせません。GARDPの特長は、早期の探索段階から前臨床、臨床を経て患者に新薬を届けるまでの抗菌薬開発におけるすべてのプロセスを実行できることです。」
エーザイの上席執行役員hhcデータクリエーションセンター長 (兼) 筑波研究所長である塚原 克平博士は、「エーザイは、人類の脅威となっている薬剤耐性菌に効く新しい抗菌薬を発見するというGARDPの取り組みに共感し、化合物ライブラリーを提供します。そこから発見された種から新しい薬が生み出され、耐性菌により命を落とすことのない世界が実現することを願っています。」と述べています。
武田薬品のニューロサイエンス創薬ユニット長であるCeri Davies博士は、「この創造的なパートナーシップに貢献し、生命を脅かす薬剤耐性を治療する新規医薬品の研究開発の促進に関われることを武田薬品は嬉しく思います。」と述べています。
韓国パスツール研究所のCEOであるWangshick Ryu博士は、「韓国パスツール研究所はGARDPとの連携により、薬剤耐性の解決に取り組む非常に重要なグローバルプロジェクトに参画できることを誇りに思います。世界は抗菌薬が効かなくなる事態を防ぐため、グローバルで連携したアクションを取る必要があります。GARDPの主導による本プロジェクトは、グローバルな製薬企業が有する技術と韓国パスツール研究所のリソースを結び付け、この差し迫った世界的な要求に積極的に応えるものです。我々が一丸となり、一層の貢献ができることを願っています。」と述べています。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.eisai.co.jp/news/2018/news2018105.html
概要:エーザイ株式会社
詳細はwww.eisai.co.jpをご覧ください。
Copyright 2018 JCN Newswire. All rights reserved. www.jcnnewswire.com
深刻な細菌感染症に対して、現在開発中の抗菌薬はわずかであり、薬剤耐性(AMR*)の脅威は今や全世界的な公衆衛生上の大きな課題となっています。薬剤耐性の感染症により毎年約70万人が命を落としており1、重症細菌感染症、特にグラム陰性菌感染症はWHO (世界保健機関) により世界的な公衆衛生上の優先課題として特定されています。
本プロジェクトではエーザイおよび武田薬品が有する、最新の創薬化学を駆使して蓄積された化合物ライブラリーから、これまでに抗菌活性スクリーニングが行われていない化合物のスクリーニングを実施します。抗菌活性スクリーニングの対象となるのは、WHOが公表した「優先的に対処すべき病原菌」リスト2 において新たな抗菌薬の開発が急務とされた細菌です。GARDPは本スクリーニングを通じ、次の開発段階に進むべき新たな化合物を選定することを目指します。
GARDP研究開発部長であるSeamus O'Brien博士は、「本パートナーシップが締結されたことを大変嬉しく思います。パートナーシップは新たな抗菌薬の探索と開発を加速させるだけでなく、製薬業界が抗菌薬の研究開発に関わり続けられるよう支援します。」と述べています。「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成には薬剤耐性の克服が欠かせません。GARDPの特長は、早期の探索段階から前臨床、臨床を経て患者に新薬を届けるまでの抗菌薬開発におけるすべてのプロセスを実行できることです。」
エーザイの上席執行役員hhcデータクリエーションセンター長 (兼) 筑波研究所長である塚原 克平博士は、「エーザイは、人類の脅威となっている薬剤耐性菌に効く新しい抗菌薬を発見するというGARDPの取り組みに共感し、化合物ライブラリーを提供します。そこから発見された種から新しい薬が生み出され、耐性菌により命を落とすことのない世界が実現することを願っています。」と述べています。
武田薬品のニューロサイエンス創薬ユニット長であるCeri Davies博士は、「この創造的なパートナーシップに貢献し、生命を脅かす薬剤耐性を治療する新規医薬品の研究開発の促進に関われることを武田薬品は嬉しく思います。」と述べています。
韓国パスツール研究所のCEOであるWangshick Ryu博士は、「韓国パスツール研究所はGARDPとの連携により、薬剤耐性の解決に取り組む非常に重要なグローバルプロジェクトに参画できることを誇りに思います。世界は抗菌薬が効かなくなる事態を防ぐため、グローバルで連携したアクションを取る必要があります。GARDPの主導による本プロジェクトは、グローバルな製薬企業が有する技術と韓国パスツール研究所のリソースを結び付け、この差し迫った世界的な要求に積極的に応えるものです。我々が一丸となり、一層の貢献ができることを願っています。」と述べています。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
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概要:エーザイ株式会社
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