SUPER GT 第8戦 MOTEGI GT 250km RACE:大嶋/山下組 LEXUS LC500が年間チャンピオン獲得
[19/11/05]
TOKYO, Nov 5, 2019 - (JCN Newswire) - SUPER GT最終戦がツインリンクもてぎで行われ、LEXUS LC500同士の一騎打ちとなったタイトル争いは、大嶋 和也/山下 健太組 WAKO'S 4CR LC500 6号車が激戦の末に2位に入り悲願のチャンピオン獲得。平川 亮/ニック・キャシディ組 KeePer TOM'S LC500 37号車は今季初勝利を飾りましたが、2ポイント及ばずランキング2位となりました。GT300クラスではランキング2位の新田 守男/阪口 晴南組 K-tunes RC F GT3 96号車が17番手スタートから猛追を見せ3位表彰台を獲得するも、逆転タイトルは叶いませんでした。
SUPER GT第8戦(最終戦)「MOTEGI GT 250km RACE」が11月2日(土)、3日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催されました。
全8戦で戦われている2019年のSUPER GTもいよいよ最終戦を迎えました。激戦の続く今季、注目のタイトル争いは2台のLEXUS LC500を含む3台がタイトルの可能性を残して最終戦に臨みました。
ランキング首位につけるのは今季2勝を挙げている大嶋 和也/山下 健太組 WAKO'S 4CR LC500 6号車。これを7点差で追うのが平川 亮/ニック・キャシディ組 KeePer TOM'S LC500 37号車。この2台がもう1台に対し圧倒的に有利な状況で最終戦を迎えることとなりました。来季のSUPER GTにはGRスープラで参戦することが発表されており、LEXUS LC500にとってはラストイヤーとなる今季、有終の美を飾るのはどちらのチームか、注目の1戦となりました。
予選
2日(土)は朝から快晴で、暖かな日差しの下で午後2時、気温19度、路面温度25度というコンディションでノックアウト方式の予選が開始されました。
GT500クラスのQ1(15分間)は、残り8分半ほどから各車コースへ向かい、逆転タイトルを狙う平川の37号車が2番手タイム。僅差の3番手で石浦 宏明のZENT CERUMO LC500 38号車が続き、中嶋 一貴のau TOM'S LC500 36号車が5番手、大嶋の6号車が7番手でQ2進出。国本 雄資がアタックしたWedsSport ADVAN LC500 19号車は最後に押し出される形で9番手。中山 雄一のDENSO KOBELCO SARD LC500 39号車は14番手でこの2台がQ1敗退となりました。
Q2(10分間)では関口 雄飛の36号車が渾身のアタックでポールポジションを獲得。最後の最後にタイムを叩き出した山下の6号車はコンマ03秒及ばず2番手ながら最前列グリッドとタイトル獲得へ向け好位置を確保しました。
追う37号車はキャシディのアタック及ばず2列目4番手。立川 祐路の38号車が6番手グリッドとなりました。この結果、チャンピオン争いは6号車と37号車の2台に絞られました。
GT300クラスでは、逆転タイトル獲得を目指すK-tunes RC F GT3 96号車のベテラン新田 守男が、Q1でポールポジションに迫るペースでのアタックを見せていましたが、最終コーナー立ち上がりで痛恨のスピン。なんとか立て直して再アタックに向かいましたがQ2進出ラインの16番手にひとつ及ばず17番手で無念のQ1敗退となってしまいました。
新田のスピンを間一髪で避けた宮田 莉朋のSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車が16番手タイムでQ2進出。TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 30号車が23番手、arto RC F GT3 35号車が25番手、TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 31号車が27番手でグリッド確定となりました。
Q2では吉本 大樹がアタックした60号車が9番手グリッドを獲得しました。
決勝
3日(日)は朝方こそ雲がかかっていたものの、心配された雨もなく、スタート時には晴れて気温20度、路面温度26度という好コンディションで、午後1時半、栃木県警の白バイとパトカーによる交通安全啓発パレードラップ、フォーメーションラップに続いて53周、250kmで争われる決勝レースのスタートが切られました。
ポールポジションの36号車中嶋 一貴は順当に首位を守りましたが、2番手スタートの6号車大嶋は暖めきれなかったタイヤで当初ペースが上がらず、1周目で5位まで後退。
4番手スタートの37号車キャシディは、6号車をかわした後、6周目に1台をかわして2位へと浮上。チームメイトの36号車に続き、トムスのLEXUS LC500が1−2体制で逆転タイトルに有利な位置へとつけました。
翌周、ペースを取り戻した6号車は1台パスして4位へ上がり、この時点でタイトル争いは6号車と37号車が同点となりました。
同点では優勝回数でタイトルに届かない37号車は前を行く36号車へと迫り、6号車も負けじと猛追。19周目には3コーナーで大嶋がインにねじ込んで3位へ浮上。ポイント争いでは6号車が37号車を上回りました。
19周目を終えたところで、37号車が先陣を切ってピットイン。平川へと交代。翌周には36号車と6号車もピットへ向かい、36号車、37号車、6号車の順位は変わらない状態でコースへと復帰。アウトラップでタイヤの冷えた36号車に37号車が急接近するも、36号車の関口はポジションを堅守しました。
レース折り返しの時点ではトップ3台はそれぞれ2秒ほどの差がありましたが、その後、周回遅れに阻まれたこともありトップ3台が急接近。32周目に37号車平川が36号車関口をパスし首位に立ち、今度は37号車が逆転タイトルの位置となりました。
37号車が優勝すると、3位ではタイトルに届かない6号車は山下が猛烈なアタック。36号車の関口も絶妙なブロックで、テール・トゥ・ノーズでの激しい2位争いが数周にわたって続きました。
38周目、90度コーナー進入で6号車山下が36号車関口のインにねじ込むと、2台はそのままサイド・バイ・サイドで続くコーナーへ。最終コーナー進入時に接触した2台は、そのまま揃ってコースをショートカットする形でストレートへ。ここで6号車山下が前に出ました。
3位に後退した36号車関口はペースが上がらず、後方の38号車からも攻められる状況となり、2位に浮上した6号車は、そのまま行けばチャンピオンのポジションをキープ。
首位の37号車は充分なマージンを取ってトップチェッカー。今季初勝利を挙げました。6号車は2位でチェッカーを受け、2ポイント差で37号車を退ける形となり、大嶋と山下のコンビが今季のドライバーズチャンピオンを獲得しました。大嶋、山下共にGT500クラスでのチャンピオン獲得は初。チーム・ル・マンはJGTC時代の2002年以来17年ぶりのタイトル獲得となりました。
ドライバーズタイトルでの逆転は叶わなかった37号車ですが、チームチャンピオンを獲得しました。
3位は猛追を凌ぎきった36号車が入り、LEXUS LC500は表彰台を独占。また、4位に38号車が続き、LEXUS LC500はSUPER GT最後のレースをトップ4独占という最高の形で締め括り、ダブルタイトル獲得で有終の美を飾りました。
GT300クラスでは、17番手スタートの96号車新田が序盤から猛烈なペースでポジションアップ。8位まで上げて早めのピットイン。交代した阪口もハイペースで周回を重ね、全車がピットインを終えた時点で6位につけると、さらにライバルを次々にパスしていきました。
96号車の若き阪口は39周目に4位へ浮上すると、タイトルを争うライバルの真後ろにつけ、表彰台を賭けたバトルを展開。残り6周で阪口がライバルをかわし、3位でチェッカー。今季4度目となる表彰台獲得を果たしました。しかし、ライバルが4位でチェッカーを受けたため、逆転タイトルはなりませんでした。
また、唯一Q2進出を果たした60号車も9位でチェッカーを受け、ポイント獲得を果たしました。
WAKO'S 4CR LC500 6号車 ドライバー 大嶋 和也
僕自身GT500クラスに参戦して11年目で、ようやく取れたタイトルで、ほっとしています。結果が出ず厳しい年もありましたが、そんな時もずっと僕を信じて支えてくれたチーム、そしてエンジニアや監督、メカニック全員に恩返しができたかなと思っています。今日はスタートが上手く行かず、悔しかったのですが気持ちを切り替えて追い上げました。その後は(山下)健太が本当にすごい走りをしてくれて、感謝しています。シーズン開幕当初は、まさか最後にここに居られるとは思っていませんでしたが、2戦目から皆の頑張りのお陰もあって調子を取り戻し、狙っていたタイで勝てて、上手く波に乗れた感じです。終盤戦は37号車が本当に手強く、最後の3戦とも前でゴールされたのはちょっと悔しいですが、チャンピオンを取れたのは本当に嬉しいです。
WAKO'S 4CR LC500 6号車 ドライバー 山下 健太
今回はチームの皆にとって特別な一戦で、絶対に勝たなくてはという強い気持ちで臨みました。僕自身はあまり緊張する方ではありませんが、今日のレース前は緊張しました。ただ、自分が後半乗り込むときには追う立場になり、緊張は吹き飛んでしまいました。厳しい展開で、36号車を抜かないとチャンピオンがないことも、関口選手のブロックがすごく上手いことも知っていました。しかし、最終戦のタイトルがかかったレースなので絶対に引けないし、引くつもりもなく攻め続けました。結果的に前に出られましたが、あそこで行かなかったら多分チャンピオンは取れなかったと思いますし、抜くことができてほっとしています。1年間支えてくれたチーム、大嶋選手、(脇阪)寿一監督、いつも良いクルマを作ってくれた阿部エンジニア、皆に感謝しています。GT500参戦2年目でチャンピオンを取ることができてとても嬉しいです。
KeePer TOM'S LC500 37号車 ドライバー 平川 亮
後半を担当し、交代した直後は苦戦しましたが、トップに立ってからはペースも良く、後続を引き離して優勝することができました。今季初優勝を果たせたのは良かったんですが、チャンピオンを逃したのはとてもショックです。次のDTM交流戦へと気持ちを切り替えて臨みます。
KeePer TOM'S LC500 37号車 ドライバー ニック・キャシディ
とても難しいレースでした。強力なライバルの中でも我々のクルマが最もスピードがありましたし、冷えたタイヤで得意なスタートも完璧に決めて順位を上げられました。戦略的にも狙い通りで、レースに勝つことはできましたが、チャンピオンを取れなかったのは残念です。
au TOM'S LC500 36号車 ドライバー 中嶋 一貴
僕自身はスタートから順調にポジションをキープできたんですが、後半も含め、周回遅れに遭遇するタイミングなどに恵まれなかったように感じます。(関口)雄飛もかなり頑張ってくれたんですが、どうしても流れが良くなかったようで、僕らもできる限りのことはしましたが、チームとしては残念な一日になってしまいました。今年は雄飛と組むのは2年目でお互いに慣れてきて、パフォーマンスも去年より手応えはあったんですが、上手く行かないことの多いシーズンでした。
au TOM'S LC500 36号車 ドライバー 関口 雄飛
今季はコンスタントにポイントを取れなかったのが響いたシーズンでした。今日は調子も良かったですし、優勝を狙っていたのですが、タイヤが厳しくなり、ポジションを守り切れませんでした。3位表彰台には立てましたが、悔しい結果です。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/30557461.html
概要:トヨタ自動車株式会社
詳細は http://toyota.jp/ をご覧ください。
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SUPER GT第8戦(最終戦)「MOTEGI GT 250km RACE」が11月2日(土)、3日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催されました。
全8戦で戦われている2019年のSUPER GTもいよいよ最終戦を迎えました。激戦の続く今季、注目のタイトル争いは2台のLEXUS LC500を含む3台がタイトルの可能性を残して最終戦に臨みました。
ランキング首位につけるのは今季2勝を挙げている大嶋 和也/山下 健太組 WAKO'S 4CR LC500 6号車。これを7点差で追うのが平川 亮/ニック・キャシディ組 KeePer TOM'S LC500 37号車。この2台がもう1台に対し圧倒的に有利な状況で最終戦を迎えることとなりました。来季のSUPER GTにはGRスープラで参戦することが発表されており、LEXUS LC500にとってはラストイヤーとなる今季、有終の美を飾るのはどちらのチームか、注目の1戦となりました。
予選
2日(土)は朝から快晴で、暖かな日差しの下で午後2時、気温19度、路面温度25度というコンディションでノックアウト方式の予選が開始されました。
GT500クラスのQ1(15分間)は、残り8分半ほどから各車コースへ向かい、逆転タイトルを狙う平川の37号車が2番手タイム。僅差の3番手で石浦 宏明のZENT CERUMO LC500 38号車が続き、中嶋 一貴のau TOM'S LC500 36号車が5番手、大嶋の6号車が7番手でQ2進出。国本 雄資がアタックしたWedsSport ADVAN LC500 19号車は最後に押し出される形で9番手。中山 雄一のDENSO KOBELCO SARD LC500 39号車は14番手でこの2台がQ1敗退となりました。
Q2(10分間)では関口 雄飛の36号車が渾身のアタックでポールポジションを獲得。最後の最後にタイムを叩き出した山下の6号車はコンマ03秒及ばず2番手ながら最前列グリッドとタイトル獲得へ向け好位置を確保しました。
追う37号車はキャシディのアタック及ばず2列目4番手。立川 祐路の38号車が6番手グリッドとなりました。この結果、チャンピオン争いは6号車と37号車の2台に絞られました。
GT300クラスでは、逆転タイトル獲得を目指すK-tunes RC F GT3 96号車のベテラン新田 守男が、Q1でポールポジションに迫るペースでのアタックを見せていましたが、最終コーナー立ち上がりで痛恨のスピン。なんとか立て直して再アタックに向かいましたがQ2進出ラインの16番手にひとつ及ばず17番手で無念のQ1敗退となってしまいました。
新田のスピンを間一髪で避けた宮田 莉朋のSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車が16番手タイムでQ2進出。TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 30号車が23番手、arto RC F GT3 35号車が25番手、TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 31号車が27番手でグリッド確定となりました。
Q2では吉本 大樹がアタックした60号車が9番手グリッドを獲得しました。
決勝
3日(日)は朝方こそ雲がかかっていたものの、心配された雨もなく、スタート時には晴れて気温20度、路面温度26度という好コンディションで、午後1時半、栃木県警の白バイとパトカーによる交通安全啓発パレードラップ、フォーメーションラップに続いて53周、250kmで争われる決勝レースのスタートが切られました。
ポールポジションの36号車中嶋 一貴は順当に首位を守りましたが、2番手スタートの6号車大嶋は暖めきれなかったタイヤで当初ペースが上がらず、1周目で5位まで後退。
4番手スタートの37号車キャシディは、6号車をかわした後、6周目に1台をかわして2位へと浮上。チームメイトの36号車に続き、トムスのLEXUS LC500が1−2体制で逆転タイトルに有利な位置へとつけました。
翌周、ペースを取り戻した6号車は1台パスして4位へ上がり、この時点でタイトル争いは6号車と37号車が同点となりました。
同点では優勝回数でタイトルに届かない37号車は前を行く36号車へと迫り、6号車も負けじと猛追。19周目には3コーナーで大嶋がインにねじ込んで3位へ浮上。ポイント争いでは6号車が37号車を上回りました。
19周目を終えたところで、37号車が先陣を切ってピットイン。平川へと交代。翌周には36号車と6号車もピットへ向かい、36号車、37号車、6号車の順位は変わらない状態でコースへと復帰。アウトラップでタイヤの冷えた36号車に37号車が急接近するも、36号車の関口はポジションを堅守しました。
レース折り返しの時点ではトップ3台はそれぞれ2秒ほどの差がありましたが、その後、周回遅れに阻まれたこともありトップ3台が急接近。32周目に37号車平川が36号車関口をパスし首位に立ち、今度は37号車が逆転タイトルの位置となりました。
37号車が優勝すると、3位ではタイトルに届かない6号車は山下が猛烈なアタック。36号車の関口も絶妙なブロックで、テール・トゥ・ノーズでの激しい2位争いが数周にわたって続きました。
38周目、90度コーナー進入で6号車山下が36号車関口のインにねじ込むと、2台はそのままサイド・バイ・サイドで続くコーナーへ。最終コーナー進入時に接触した2台は、そのまま揃ってコースをショートカットする形でストレートへ。ここで6号車山下が前に出ました。
3位に後退した36号車関口はペースが上がらず、後方の38号車からも攻められる状況となり、2位に浮上した6号車は、そのまま行けばチャンピオンのポジションをキープ。
首位の37号車は充分なマージンを取ってトップチェッカー。今季初勝利を挙げました。6号車は2位でチェッカーを受け、2ポイント差で37号車を退ける形となり、大嶋と山下のコンビが今季のドライバーズチャンピオンを獲得しました。大嶋、山下共にGT500クラスでのチャンピオン獲得は初。チーム・ル・マンはJGTC時代の2002年以来17年ぶりのタイトル獲得となりました。
ドライバーズタイトルでの逆転は叶わなかった37号車ですが、チームチャンピオンを獲得しました。
3位は猛追を凌ぎきった36号車が入り、LEXUS LC500は表彰台を独占。また、4位に38号車が続き、LEXUS LC500はSUPER GT最後のレースをトップ4独占という最高の形で締め括り、ダブルタイトル獲得で有終の美を飾りました。
GT300クラスでは、17番手スタートの96号車新田が序盤から猛烈なペースでポジションアップ。8位まで上げて早めのピットイン。交代した阪口もハイペースで周回を重ね、全車がピットインを終えた時点で6位につけると、さらにライバルを次々にパスしていきました。
96号車の若き阪口は39周目に4位へ浮上すると、タイトルを争うライバルの真後ろにつけ、表彰台を賭けたバトルを展開。残り6周で阪口がライバルをかわし、3位でチェッカー。今季4度目となる表彰台獲得を果たしました。しかし、ライバルが4位でチェッカーを受けたため、逆転タイトルはなりませんでした。
また、唯一Q2進出を果たした60号車も9位でチェッカーを受け、ポイント獲得を果たしました。
WAKO'S 4CR LC500 6号車 ドライバー 大嶋 和也
僕自身GT500クラスに参戦して11年目で、ようやく取れたタイトルで、ほっとしています。結果が出ず厳しい年もありましたが、そんな時もずっと僕を信じて支えてくれたチーム、そしてエンジニアや監督、メカニック全員に恩返しができたかなと思っています。今日はスタートが上手く行かず、悔しかったのですが気持ちを切り替えて追い上げました。その後は(山下)健太が本当にすごい走りをしてくれて、感謝しています。シーズン開幕当初は、まさか最後にここに居られるとは思っていませんでしたが、2戦目から皆の頑張りのお陰もあって調子を取り戻し、狙っていたタイで勝てて、上手く波に乗れた感じです。終盤戦は37号車が本当に手強く、最後の3戦とも前でゴールされたのはちょっと悔しいですが、チャンピオンを取れたのは本当に嬉しいです。
WAKO'S 4CR LC500 6号車 ドライバー 山下 健太
今回はチームの皆にとって特別な一戦で、絶対に勝たなくてはという強い気持ちで臨みました。僕自身はあまり緊張する方ではありませんが、今日のレース前は緊張しました。ただ、自分が後半乗り込むときには追う立場になり、緊張は吹き飛んでしまいました。厳しい展開で、36号車を抜かないとチャンピオンがないことも、関口選手のブロックがすごく上手いことも知っていました。しかし、最終戦のタイトルがかかったレースなので絶対に引けないし、引くつもりもなく攻め続けました。結果的に前に出られましたが、あそこで行かなかったら多分チャンピオンは取れなかったと思いますし、抜くことができてほっとしています。1年間支えてくれたチーム、大嶋選手、(脇阪)寿一監督、いつも良いクルマを作ってくれた阿部エンジニア、皆に感謝しています。GT500参戦2年目でチャンピオンを取ることができてとても嬉しいです。
KeePer TOM'S LC500 37号車 ドライバー 平川 亮
後半を担当し、交代した直後は苦戦しましたが、トップに立ってからはペースも良く、後続を引き離して優勝することができました。今季初優勝を果たせたのは良かったんですが、チャンピオンを逃したのはとてもショックです。次のDTM交流戦へと気持ちを切り替えて臨みます。
KeePer TOM'S LC500 37号車 ドライバー ニック・キャシディ
とても難しいレースでした。強力なライバルの中でも我々のクルマが最もスピードがありましたし、冷えたタイヤで得意なスタートも完璧に決めて順位を上げられました。戦略的にも狙い通りで、レースに勝つことはできましたが、チャンピオンを取れなかったのは残念です。
au TOM'S LC500 36号車 ドライバー 中嶋 一貴
僕自身はスタートから順調にポジションをキープできたんですが、後半も含め、周回遅れに遭遇するタイミングなどに恵まれなかったように感じます。(関口)雄飛もかなり頑張ってくれたんですが、どうしても流れが良くなかったようで、僕らもできる限りのことはしましたが、チームとしては残念な一日になってしまいました。今年は雄飛と組むのは2年目でお互いに慣れてきて、パフォーマンスも去年より手応えはあったんですが、上手く行かないことの多いシーズンでした。
au TOM'S LC500 36号車 ドライバー 関口 雄飛
今季はコンスタントにポイントを取れなかったのが響いたシーズンでした。今日は調子も良かったですし、優勝を狙っていたのですが、タイヤが厳しくなり、ポジションを守り切れませんでした。3位表彰台には立てましたが、悔しい結果です。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/30557461.html
概要:トヨタ自動車株式会社
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