ISID、ネットプロテクションズの“後払い決済”与信審査システムを構築
[19/11/27]
TOKYO, Nov 27, 2019 - (JCN Newswire) - 株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:名和 亮一、以下 ISID)は、後払い決済サービス最大手である株式会社ネットプロテクションズ(本社:東京都千代田区、代表取締役:柴田 紳、以下ネットプロテクションズ)における与信審査システム(以下 本システム)を構築したことをお知らせします。
本システムは、ネットプロテクションズの中核事業である後払い決済サービス「NP 後払い」の与信審査において、与信および不正検知の精度向上ならびに審査時間の短縮を実現するものです。
■背景■
EC 市場において購入代金を後払いする“後払い決済”は、消費者の利便性が高い決算手段として年々取扱高が拡大しています。ネットプロテクションズの後払い決済サービス「NP後払い」は、日本で初めてEC事業者側の代金未回収リスクを保証した後払い決済サービスとして、2002 年の提供開始以降、現在までに 41,500 社に利用されており、累計サービス利用件数は 1 億件超と、後払い決済市場においてトップのシェアを誇ります。
EC 市場の拡大に伴ってサービス利用が急増する中、ネットプロテクションズは、審査時間の短縮化、巧妙化する不正利用の防止、店舗や商品毎に最適化したきめ細かな審査ロジックの構築といった課題に対応するため、与信審査システムの刷新に着手。金融機関の与信審査業務に知見があり、アマゾンウェブサービス(以下 AWS)の提供サービスを活用したシステム構築に豊富な実績がある ISID が構築パートナーとして選定されました。
■システムの特徴■
画像: https://www.acnnewswire.com/topimg/Low_ISID112719.jpg
<図:後払い決済の仕組みと与信審査システムのイメージ>
(1)システム・データ分析基盤を AWS 上に構築
システムおよび膨大な取引データを処理する分析基盤をすべて AWS 上に構築しています。AWS が持つスケーラビリティを活用することにより、今後の取引量増加や繁忙期に柔軟に対応できるシステムとなっています。
(2)マイクロサービスアーキテクチャの採用
システム設計手法として、マイクロサービスアーキテクチャ※を採用しています。このアーキテクチャは変化に強く、スケールしやすいという特長があり、ネットプロテクションズの今後のビジネス展開に迅速に対応することが可能なシステム構造となっています。
(3)機械学習プラットフォームとして「Amazon SageMaker」を活用
機械学習プラットフォームとして、AWS が提供する「Amazon SageMaker」を採用しています。大量データを AI が短時間で処理し、作成した審査学習モデルの推論結果を、与信審査や不正利用判定等の審査ロジックとして反映しています。
■ISID の役割■
今回のシステム刷新において、ISID はネットプロテクションズとの綿密な連携のもと、仕様の確定からシステム構築までの全プロセスを支援しました。仕様検討において、ネットプロテクションズの事業戦略に基づいたビジネス要求を正確にシステム設計に反映したことに加え、アーキテクチャ設計や外部サービスの選定、技術検証をリード。ネットプロテクションズと ISID の両社が事業と IT の両面から相互理解を深め合い、円滑なプロジェクト推進を実現しました。
ネットプロテクションズ ビジネスアーキテクトグループ 磯部裕樹氏は、次のように述べています。
「与信システムを Microservice を用いて構成できた事で、 弊社サービスの強みである「与信精度」の向上だけではなく、ユーザーへの価値提供の最大化・ コスト効率の最適化・ サービス改善サイクルの向上を見込む事が出来ると確信しております。今回 ISID には弊社の開発パートナーとして、 共にプロトタイプ開発・新規技術検証・忌憚なきディスカッション等を交えつつ与信基盤構築にご尽力頂いたことで、 弊社の想定していたもの以上の品質のプロダクトを構築することができました。引き続き、後払い決済のパイオニア企業として、 これまでのノウハウに加えて最新のテクノロジー等を用いた信用創造における、つぎの“アタリマエ”を創造し続けたいと思います」
アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 執行役員 パートナーアライアンス統括本部 本部長 渡邉宗行氏は、次のように述べています。
「今回のISIDによるネットプロテクションズの後払い決済与信審査システム構築においてAWSの提供するクラウドサービスがプラットフォームとして採用されたことを大変嬉しく思います。金融業界におけるクラウドサービスの利用も高まる中、スピーディーに新たなサービスを展開できるクラウドの利点を活かし、より多様なサービスで活用いただけることを期待しております」
今回構築したシステムは、ネットプロテクションズの中核サービス「NP 後払い」に適用されており、今後は他サービスへの展開も順次行われる計画です。ISID は今後も、本システムの更なる進化を実現するビジネスパートナーとして、ネットプロテクションズの事業成長に貢献してまいります。
■Amazon SageMaker について■
Amazon SageMaker は、機械学習のワークロード全体をカバーするフルマネージドサービスです。モデル構築(実装とトレーニング)のみならず、サービス提供までのデプロイ手段を提供します。https://aws.amazon.com/jp/sagemaker/
※ マイクロサービスアーキテクチャ:1つのアプリケーションをビジネス機能に沿った複数の「小さいサービス」に分割・連携させることでソフトウエアを構成するアーキテクチャ設計手法
<電通国際情報サービス(ISID) 会社概要>
社名 : 株式会社電通国際情報サービス(略称:ISID)
代表者 : 代表取締役社長 名和 亮一
本社 : 東京都港区港南 2-17-1
U R L : https://www.isid.co.jp/
設立 : 1975 年
資本金 : 81 億 8,050 万円
連結従業員 : 2,783 名(2018 年 12 月末現在)
連結売上高 : 91,024 百万円(2018 年 12 月期)
事業内容 : ISID は、社会や企業のデジタルトランスフォーメーションを、確かな技術力と創造力で支えるテクノロジー企業です。金融業務や製品開発の領域で創業以来培ってきた知見に加え、人事・会計など企業活動の根幹を支えるシステム構築の実績、電通グループのマーケティングノウハウ、そして IoT やロボティクス、AI など先端技術の社会実装に向けたオープンイノベーションへの取り組みにより、社会と企業の課題解決に貢献する、価値あるソリューションを生み出し続けています。
* 本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
コーポレートコミュニケーション部 赤瀬、李
TEL:03-6713-6100
E-Mail:g-pr@isid.co.jp
Copyright 2019 JCN Newswire. All rights reserved. www.jcnnewswire.com
本システムは、ネットプロテクションズの中核事業である後払い決済サービス「NP 後払い」の与信審査において、与信および不正検知の精度向上ならびに審査時間の短縮を実現するものです。
■背景■
EC 市場において購入代金を後払いする“後払い決済”は、消費者の利便性が高い決算手段として年々取扱高が拡大しています。ネットプロテクションズの後払い決済サービス「NP後払い」は、日本で初めてEC事業者側の代金未回収リスクを保証した後払い決済サービスとして、2002 年の提供開始以降、現在までに 41,500 社に利用されており、累計サービス利用件数は 1 億件超と、後払い決済市場においてトップのシェアを誇ります。
EC 市場の拡大に伴ってサービス利用が急増する中、ネットプロテクションズは、審査時間の短縮化、巧妙化する不正利用の防止、店舗や商品毎に最適化したきめ細かな審査ロジックの構築といった課題に対応するため、与信審査システムの刷新に着手。金融機関の与信審査業務に知見があり、アマゾンウェブサービス(以下 AWS)の提供サービスを活用したシステム構築に豊富な実績がある ISID が構築パートナーとして選定されました。
■システムの特徴■
画像: https://www.acnnewswire.com/topimg/Low_ISID112719.jpg
<図:後払い決済の仕組みと与信審査システムのイメージ>
(1)システム・データ分析基盤を AWS 上に構築
システムおよび膨大な取引データを処理する分析基盤をすべて AWS 上に構築しています。AWS が持つスケーラビリティを活用することにより、今後の取引量増加や繁忙期に柔軟に対応できるシステムとなっています。
(2)マイクロサービスアーキテクチャの採用
システム設計手法として、マイクロサービスアーキテクチャ※を採用しています。このアーキテクチャは変化に強く、スケールしやすいという特長があり、ネットプロテクションズの今後のビジネス展開に迅速に対応することが可能なシステム構造となっています。
(3)機械学習プラットフォームとして「Amazon SageMaker」を活用
機械学習プラットフォームとして、AWS が提供する「Amazon SageMaker」を採用しています。大量データを AI が短時間で処理し、作成した審査学習モデルの推論結果を、与信審査や不正利用判定等の審査ロジックとして反映しています。
■ISID の役割■
今回のシステム刷新において、ISID はネットプロテクションズとの綿密な連携のもと、仕様の確定からシステム構築までの全プロセスを支援しました。仕様検討において、ネットプロテクションズの事業戦略に基づいたビジネス要求を正確にシステム設計に反映したことに加え、アーキテクチャ設計や外部サービスの選定、技術検証をリード。ネットプロテクションズと ISID の両社が事業と IT の両面から相互理解を深め合い、円滑なプロジェクト推進を実現しました。
ネットプロテクションズ ビジネスアーキテクトグループ 磯部裕樹氏は、次のように述べています。
「与信システムを Microservice を用いて構成できた事で、 弊社サービスの強みである「与信精度」の向上だけではなく、ユーザーへの価値提供の最大化・ コスト効率の最適化・ サービス改善サイクルの向上を見込む事が出来ると確信しております。今回 ISID には弊社の開発パートナーとして、 共にプロトタイプ開発・新規技術検証・忌憚なきディスカッション等を交えつつ与信基盤構築にご尽力頂いたことで、 弊社の想定していたもの以上の品質のプロダクトを構築することができました。引き続き、後払い決済のパイオニア企業として、 これまでのノウハウに加えて最新のテクノロジー等を用いた信用創造における、つぎの“アタリマエ”を創造し続けたいと思います」
アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 執行役員 パートナーアライアンス統括本部 本部長 渡邉宗行氏は、次のように述べています。
「今回のISIDによるネットプロテクションズの後払い決済与信審査システム構築においてAWSの提供するクラウドサービスがプラットフォームとして採用されたことを大変嬉しく思います。金融業界におけるクラウドサービスの利用も高まる中、スピーディーに新たなサービスを展開できるクラウドの利点を活かし、より多様なサービスで活用いただけることを期待しております」
今回構築したシステムは、ネットプロテクションズの中核サービス「NP 後払い」に適用されており、今後は他サービスへの展開も順次行われる計画です。ISID は今後も、本システムの更なる進化を実現するビジネスパートナーとして、ネットプロテクションズの事業成長に貢献してまいります。
■Amazon SageMaker について■
Amazon SageMaker は、機械学習のワークロード全体をカバーするフルマネージドサービスです。モデル構築(実装とトレーニング)のみならず、サービス提供までのデプロイ手段を提供します。https://aws.amazon.com/jp/sagemaker/
※ マイクロサービスアーキテクチャ:1つのアプリケーションをビジネス機能に沿った複数の「小さいサービス」に分割・連携させることでソフトウエアを構成するアーキテクチャ設計手法
<電通国際情報サービス(ISID) 会社概要>
社名 : 株式会社電通国際情報サービス(略称:ISID)
代表者 : 代表取締役社長 名和 亮一
本社 : 東京都港区港南 2-17-1
U R L : https://www.isid.co.jp/
設立 : 1975 年
資本金 : 81 億 8,050 万円
連結従業員 : 2,783 名(2018 年 12 月末現在)
連結売上高 : 91,024 百万円(2018 年 12 月期)
事業内容 : ISID は、社会や企業のデジタルトランスフォーメーションを、確かな技術力と創造力で支えるテクノロジー企業です。金融業務や製品開発の領域で創業以来培ってきた知見に加え、人事・会計など企業活動の根幹を支えるシステム構築の実績、電通グループのマーケティングノウハウ、そして IoT やロボティクス、AI など先端技術の社会実装に向けたオープンイノベーションへの取り組みにより、社会と企業の課題解決に貢献する、価値あるソリューションを生み出し続けています。
* 本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
コーポレートコミュニケーション部 赤瀬、李
TEL:03-6713-6100
E-Mail:g-pr@isid.co.jp
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