エーザイ、ブレインパフォーマンス(脳の健康度)を定期的にセルフチェックするためのデジタルツール「のうKNOW(TM)」を日本において新発売
[20/03/23]
TOKYO, Mar 23, 2020 - (JCN Newswire) - エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役 CEO:内藤晴夫)は、このたび、Cogstate Ltd.(本社:オーストラリア 以下 Cogstate 社)が創出した認知機能テスト「Cogstate Brief Battery(TM)」(以下 CBB)について、日本において、ブレインパフォーマンス(脳の健康度)をセルフチェックするためのデジタルツール(非医療機器)として開発し、「のう KNOW(TM)」(読み:ノウノウ)の製品名で 3 月 31 日に新発売することをお知らせします。自治体や企業等の法人向けから販売を開始します。
「のう KNOW」は、PC やタブレット端末を用いた簡便なトランプテストによって、脳の反応速度、注意力、視覚学習および記憶力を評価する 4 つのテストを行い、ブレインパフォーマンスを定量的に測定します。利用者が単独かつ短時間(約 15 分)で測定することができ、日常生活や健診等において、定期的なセルフチェックが可能です。結果画面には、「記憶する」「考える」「判断する」などのブレインパフォーマンスを定量化した指標(「ブレインパフォーマンスインデックス(BPI)」)と生活習慣においてブレインパフォーマンスを維持するためのアドバイスが表示されます。
近年、さまざまな研究において、定期的な運動、バランスの良い食事、社会とのつながりといった生活習慣を見直すことにより、ブレインパフォーマンス低下のリスクを減らすことができる可能性が示されています。一方で、40 歳から 79 歳の男女を対象とした調査*では、早期チェック・予防の意義や内容を理解している人は全体の 55.7%、食事、運動、睡眠等の正しい予防行動が習慣化しているのは 19.7%であり、さらに認知機能チェックを習慣的に実施している人は 2.1%に過ぎないことが明らかとなっています。疾患理解の促進や認知機能チェックの習慣化に向けて、これらの越えなければならない溝(キャズム)を解消することが求められます。
働き盛りの世代から、本ツールを用いてブレインパフォーマンスを定期的にセルフチェックすることにより、脳に係わる健康や疾患を正しく理解し、生活習慣の見直しや予防行動、医師等への相談などを行うきっかけとなることが期待されます。自治体や企業等の法人向けから販売を開始し、個人向けに対しても、現在開発中のエーザイ認知症エコシステムプラットフォームの会員向けスマートフォンアプリとのデータ連携が可能となる予定です。なお、本ツールは、医師などの医療関係者による診察および診断に代わるものではありません。
また、医療領域においても、簡便な診断ツールの浸透に向けたキャズムが存在しており、米国、欧州、オーストラリア、ニュージーランドでは、CBB を医療従事者向けの専門的なフィードバック機能を有する医療用として開発された「Cognigram(TM)」が医療機器として承認され、医師などの医療関係者による MCIや認知症の診察や診断の際に使用されています。当社は、日本において、CBB を医療用の診断ツールとして開発することも検討中です。
当社は中期経営計画「EWAY2025」において、「Medico Societal Innovator(薬とソリューションで社会を変える企業)」をめざし、神経領域とがん領域に集中したイノベーション創出の取り組みを進めています。特に認知症領域においては、就業時間の1%を認知症当事者およびそのご家族と共に過ごす活動(共同化)から得た認知症当事者の憂慮に応えるために、当社が有する抗認知症薬治験で得られた認知機能およびバイオマーカーなどのデータセット等を活用したエーザイ認知症プラットフォームの確立を企図しています。そのうえで、医療機関、診断薬開発企業、研究機関やバイオベンチャーに加え、民間保険、フィットネスクラブ、自動車メーカー、小売業、介護施設と連携して、新たな便益をお届けする「認知症エコシステム」の構築をめざしています。
当社は、日本において「のう KNOW」の普及に取り組み、ブレインパフォーマンスの維持・向上に向けたセルフチェックと予防行動を支援することに加え、認知症エコシステムによる Social Innovation に貢献してまいります。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.eisai.co.jp/news/2020/news202013.html
概要:エーザイ株式会社
詳細は www.eisai.co.jp をご覧ください。
Copyright 2020 JCN Newswire. All rights reserved. www.jcnnewswire.com
「のう KNOW」は、PC やタブレット端末を用いた簡便なトランプテストによって、脳の反応速度、注意力、視覚学習および記憶力を評価する 4 つのテストを行い、ブレインパフォーマンスを定量的に測定します。利用者が単独かつ短時間(約 15 分)で測定することができ、日常生活や健診等において、定期的なセルフチェックが可能です。結果画面には、「記憶する」「考える」「判断する」などのブレインパフォーマンスを定量化した指標(「ブレインパフォーマンスインデックス(BPI)」)と生活習慣においてブレインパフォーマンスを維持するためのアドバイスが表示されます。
近年、さまざまな研究において、定期的な運動、バランスの良い食事、社会とのつながりといった生活習慣を見直すことにより、ブレインパフォーマンス低下のリスクを減らすことができる可能性が示されています。一方で、40 歳から 79 歳の男女を対象とした調査*では、早期チェック・予防の意義や内容を理解している人は全体の 55.7%、食事、運動、睡眠等の正しい予防行動が習慣化しているのは 19.7%であり、さらに認知機能チェックを習慣的に実施している人は 2.1%に過ぎないことが明らかとなっています。疾患理解の促進や認知機能チェックの習慣化に向けて、これらの越えなければならない溝(キャズム)を解消することが求められます。
働き盛りの世代から、本ツールを用いてブレインパフォーマンスを定期的にセルフチェックすることにより、脳に係わる健康や疾患を正しく理解し、生活習慣の見直しや予防行動、医師等への相談などを行うきっかけとなることが期待されます。自治体や企業等の法人向けから販売を開始し、個人向けに対しても、現在開発中のエーザイ認知症エコシステムプラットフォームの会員向けスマートフォンアプリとのデータ連携が可能となる予定です。なお、本ツールは、医師などの医療関係者による診察および診断に代わるものではありません。
また、医療領域においても、簡便な診断ツールの浸透に向けたキャズムが存在しており、米国、欧州、オーストラリア、ニュージーランドでは、CBB を医療従事者向けの専門的なフィードバック機能を有する医療用として開発された「Cognigram(TM)」が医療機器として承認され、医師などの医療関係者による MCIや認知症の診察や診断の際に使用されています。当社は、日本において、CBB を医療用の診断ツールとして開発することも検討中です。
当社は中期経営計画「EWAY2025」において、「Medico Societal Innovator(薬とソリューションで社会を変える企業)」をめざし、神経領域とがん領域に集中したイノベーション創出の取り組みを進めています。特に認知症領域においては、就業時間の1%を認知症当事者およびそのご家族と共に過ごす活動(共同化)から得た認知症当事者の憂慮に応えるために、当社が有する抗認知症薬治験で得られた認知機能およびバイオマーカーなどのデータセット等を活用したエーザイ認知症プラットフォームの確立を企図しています。そのうえで、医療機関、診断薬開発企業、研究機関やバイオベンチャーに加え、民間保険、フィットネスクラブ、自動車メーカー、小売業、介護施設と連携して、新たな便益をお届けする「認知症エコシステム」の構築をめざしています。
当社は、日本において「のう KNOW」の普及に取り組み、ブレインパフォーマンスの維持・向上に向けたセルフチェックと予防行動を支援することに加え、認知症エコシステムによる Social Innovation に貢献してまいります。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.eisai.co.jp/news/2020/news202013.html
概要:エーザイ株式会社
詳細は www.eisai.co.jp をご覧ください。
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