ラックスリサーチ、2021年に注目すべき技術ランキングを発表
[20/11/20]
『Foresight 2021』レポートは今後10年間で世界を変える12の技術を特定
マサチューセッツ州ボストン - 2020年11月19日 - 2020年はパンデミックによる混乱が続き、多くの企業が自社の技術開発・イノベーション計画の再評価を余儀なくされています。ただし、どのような先端技術を注目し、技術開発やイノベーションへの取り組みにリソースを費やすべきかについて、答えを見出すのは容易ではありません。
そこで、先端技術の事業性評価・動向調査を行うラックスリサーチは、新しい報告書、『Foresight 2021:Top Emerging Technologies to Watch(2021年に注目すべき主要技術)』にて、今後10年間で世界に最も大きな影響を与える12の技術を発表し、また主要産業別に注目すべき技術トップ5をまとめました。
ラックスリサーチは、本調査にて12の技術を特定する際、独自開発のデータアナリティクスプラットフォーム、『Tech Signal(テックシグナル)』にてイノベーションデータの分析を行い、技術開発への関心が急速に高まりを見せている技術を特定しました。ただし、注目度が高く、技術開発が盛んに行われていたとしても、規制や事業性など、商用化において克服すべき重大な課題を抱えている技術も存在します。そこで、データ分析によるランキングに対し、自社の技術専門家であるアナリストが事業性などの最終的な技術評価を行い、今回のランキングを作成しました。
ランキングで1位から3位に選ばれた技術は以下の通りです。
1. 自動運転車:自動運転のすべてのレベルで安全性向上と効率化への取り組みが行われており、一般向け自動車及び商用車の両方に取り入れられています。レベル4およびレベル5の自動運転車が実現すれば、運転者が必要なくなることから、モビリティ全般や物流を大きく変えることになるでしょう。
2. 自然言語処理(NLP):音声アシスタント、機械翻訳、チャットボットなどのサービスを支える自然言語処理は、特許数だけでも過去5年間で年平均44%増加しており、現在、年間3,000を超える特許が申請されています。
3. プラスチックのリサイクル技術:プラスチック廃棄への懸念自体は何も新しいことではありませんが、大手消費財メーカーはリサイクル率を高め、廃棄物をより付加価値の高い製品に転換できる技術イノベーションへ取り組んでおります。過去10年間に創立されたスタートアップのみでも、ラックスリサーチが注目し独自にプロファイリングしたリサイクル技術開発を手がけるスタートアップは155社にのぼります。
4位以下の技術は以下の通りです。
4. AI活用のセンサー
5. バイオインフォマティクス
6. グリーン水素
7. シェアドモビリティ
8. 代替タンパク質
9. 3Dプリンター
10. マテリアルインフォマティクス
11. 精密農業
12. 合成生物学
本報告書では、12の主要技術のランキング以外にも、化学・材料、自動車、食品・農業、電子・情報、エネルギーという5つの主要産業において最も注目すべき技術トップ5を取り上げています。
昨年ラックスリサーチが選んだ20の主要技術のうち、5G など10の技術は今年のリストから外れております。これは技術イノベーション動向が1年前と比較すると大きく変化したことを示しています。ただし、リストから外れた技術の重要性が下がったということではありません。例えば、昨年首位であった5Gは、今後も継続して重要性が高いものの、この1年間ですでに5Gの今後の重要性について認識が広く共有されたため、今回はランキングトップ12から外れる、という結果になりました。
ラックスリサーチのバイスプレジデント、Michael Holman(Ph.D.)は、次のようにコメントしています。
「今回の報告書、『Foresight 2021』で取り上げた技術は、COVID-19対策においても重要な役割を果たします。パンデミックは多くの変化をもたらしましたが、サステイナビリティ、ワークフォースオートメーション、人工知能・データ活用、グローバリゼーションや資源の不平等是正などの主要なメガトレンドは健在です。自動運転車、代替たんぱく質、グリーン水素など、このようなメガトレンドを支える技術は今後も勢いを維持することになるでしょう。」
『Foresight 2021』に取り上げられた12の技術リストをまとめたインフォグラフィックはこちらよりご確認いただけます。またこれら技術が今後いかに世界を変えていくのかについてはエグゼクティブサマリーをダウンロードしてご確認ください。
ラックスリサーチについて
ラックスリサーチ(Lux Research Inc. / 本社:米国ボストン)は先端技術の事業性の評価や、既存の技術の新たな分野への展開など、技術がもたらす事業機会を客観的な視点で判断するサポートを行っています。
データに基づく分析。信頼できるオピニオン。より良い意思決定を、より早く。
ラックスリサーチやサービス内容に関する詳細は日本語版コーポレートサイト(www.luxresearchinc.com/ja/home)をご覧ください。またEight企業ページ、LinkedInやTwitter (@LuxResearch)にてラックスリサーチの最新情報をフォローしていただくことが可能です。
お問い合わせ先:
ラックスリサーチ
欧州・アジア太平洋地域 マーケティングディレクター
戸口久子
hisako.toguchi@luxresearchinc.com
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マサチューセッツ州ボストン - 2020年11月19日 - 2020年はパンデミックによる混乱が続き、多くの企業が自社の技術開発・イノベーション計画の再評価を余儀なくされています。ただし、どのような先端技術を注目し、技術開発やイノベーションへの取り組みにリソースを費やすべきかについて、答えを見出すのは容易ではありません。
そこで、先端技術の事業性評価・動向調査を行うラックスリサーチは、新しい報告書、『Foresight 2021:Top Emerging Technologies to Watch(2021年に注目すべき主要技術)』にて、今後10年間で世界に最も大きな影響を与える12の技術を発表し、また主要産業別に注目すべき技術トップ5をまとめました。
ラックスリサーチは、本調査にて12の技術を特定する際、独自開発のデータアナリティクスプラットフォーム、『Tech Signal(テックシグナル)』にてイノベーションデータの分析を行い、技術開発への関心が急速に高まりを見せている技術を特定しました。ただし、注目度が高く、技術開発が盛んに行われていたとしても、規制や事業性など、商用化において克服すべき重大な課題を抱えている技術も存在します。そこで、データ分析によるランキングに対し、自社の技術専門家であるアナリストが事業性などの最終的な技術評価を行い、今回のランキングを作成しました。
ランキングで1位から3位に選ばれた技術は以下の通りです。
1. 自動運転車:自動運転のすべてのレベルで安全性向上と効率化への取り組みが行われており、一般向け自動車及び商用車の両方に取り入れられています。レベル4およびレベル5の自動運転車が実現すれば、運転者が必要なくなることから、モビリティ全般や物流を大きく変えることになるでしょう。
2. 自然言語処理(NLP):音声アシスタント、機械翻訳、チャットボットなどのサービスを支える自然言語処理は、特許数だけでも過去5年間で年平均44%増加しており、現在、年間3,000を超える特許が申請されています。
3. プラスチックのリサイクル技術:プラスチック廃棄への懸念自体は何も新しいことではありませんが、大手消費財メーカーはリサイクル率を高め、廃棄物をより付加価値の高い製品に転換できる技術イノベーションへ取り組んでおります。過去10年間に創立されたスタートアップのみでも、ラックスリサーチが注目し独自にプロファイリングしたリサイクル技術開発を手がけるスタートアップは155社にのぼります。
4位以下の技術は以下の通りです。
4. AI活用のセンサー
5. バイオインフォマティクス
6. グリーン水素
7. シェアドモビリティ
8. 代替タンパク質
9. 3Dプリンター
10. マテリアルインフォマティクス
11. 精密農業
12. 合成生物学
本報告書では、12の主要技術のランキング以外にも、化学・材料、自動車、食品・農業、電子・情報、エネルギーという5つの主要産業において最も注目すべき技術トップ5を取り上げています。
昨年ラックスリサーチが選んだ20の主要技術のうち、5G など10の技術は今年のリストから外れております。これは技術イノベーション動向が1年前と比較すると大きく変化したことを示しています。ただし、リストから外れた技術の重要性が下がったということではありません。例えば、昨年首位であった5Gは、今後も継続して重要性が高いものの、この1年間ですでに5Gの今後の重要性について認識が広く共有されたため、今回はランキングトップ12から外れる、という結果になりました。
ラックスリサーチのバイスプレジデント、Michael Holman(Ph.D.)は、次のようにコメントしています。
「今回の報告書、『Foresight 2021』で取り上げた技術は、COVID-19対策においても重要な役割を果たします。パンデミックは多くの変化をもたらしましたが、サステイナビリティ、ワークフォースオートメーション、人工知能・データ活用、グローバリゼーションや資源の不平等是正などの主要なメガトレンドは健在です。自動運転車、代替たんぱく質、グリーン水素など、このようなメガトレンドを支える技術は今後も勢いを維持することになるでしょう。」
『Foresight 2021』に取り上げられた12の技術リストをまとめたインフォグラフィックはこちらよりご確認いただけます。またこれら技術が今後いかに世界を変えていくのかについてはエグゼクティブサマリーをダウンロードしてご確認ください。
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ラックスリサーチ(Lux Research Inc. / 本社:米国ボストン)は先端技術の事業性の評価や、既存の技術の新たな分野への展開など、技術がもたらす事業機会を客観的な視点で判断するサポートを行っています。
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