ブッシュミート禁止は新型コロナのさらなる感染拡大を阻止できるか
[20/12/21]
TAIPEI, Dec 21, 2020 - (JCN Newswire) - 多くの人が恐ろしいパンデミックの年を乗り越えるために大変な苦労をしていますが、コロナワクチンの到来は2021年に希望をもたらしました。しかし、中国や特定の東南アジア諸国におけるブッシュミート禁止は、新しいウイルスの拡散を止めるのに十分なのだろうか? 実際、ここ数ヶ月、犬猫の肉はベトナム、カンボジア、中国などの国々で新たに「エキゾチックミート」として扱われ、世界に人獣共通感染症の大きなリスクをもたらしています。
2020年初頭、中国の武漢でCOVID-19が勃発した直後、中国政府は2月24日に野生動物の食用と取引を速やかに非合法化しました。この決定は、中国メディアによって「ブッシュミート抜きの時代の象徴」として賞賛されました。5月29日、中国農業省は「家畜・家禽遺伝資源の国家カタログ」を発行し、食用家畜リストから犬を除外しました。一部のメディアでは犬肉禁止として解釈されましたが、それは真実なのだろうか?
中国の深圳市は5月1日に犬猫の肉を禁止し、珠海市もまた、国家カタログに従い犬猫の肉を違法にしました。しかし、中国のほとんどの地域の行政機関は、法律の欠如を理由に犬猫肉の取引に関する告発に耳をかしませんでした。
悪名高いユーリン犬肉祭りは、国際的な注目を逸れたために、例年以上に派手に6月21日に開催されました。祭りの期間中は、「夏至用犬肉」という看板が掲示され、犬肉業者は、客を引き付けるために「犬肉食はパンデミックを防止する」とさえ豪語しました。
犬肉は、ブッシュミート同様に、中国、ベトナム、韓国、カンボジアなどの国々で、薬効効果を持つ食品とみなされてきました。客は新型コロナと世論の圧力のためにブッシュミートを諦めなければならず、代わりにパンデミックを予防する渇望の一品のように宣伝されている犬肉に目を向けたのです。
4月上旬、動物愛護団体のFour Pawsは、ベトナム、カンボジア、インドネシアにおける犬肉の販売量がコロナ渦中に増加したことを発見し、また、伴侶動物が感染源となり得る科学的証拠は無いとWHOが示した後に、犬肉の販売量は急速に増加しました。一部の病院では、健康維持のために犬肉を食べるように患者に奨励しました。犬肉レストランでは販売促進のためにオンライン注文による配達サービスを提供しています。
7月、カンボジアの首都プノンペンの110のレストランに対して犬肉卸しシェアトップのシェムリアップ州は、狂犬病の勃発リスクの高まりに応じて犬肉取引を禁止する最初の州となりました。インドのナガランド州も同じ禁止措置を講じました。中国の深圳や珠海と同じようにこれらも特別なケースです。
毎年3,000万匹以上の犬を食用のために虐殺しているアジアは、パンデミック勃発のリスクが高い地域です。世界愛犬連盟の創設者である玄陵氏は、人類は、動物と環境との調和のとれた三位一体を達成する方法を見出す必要があると考えています。その象徴として、動物を搾取し続ける際限のない人間の欲望を止めるべきです。動物の福祉のみならず動物の倫理も探求すべき領域です。
食用にすべきではない動物とは、先進国における伴侶動物の概念が答えそのものです。アメリカ、イギリス、日本の国会議員らに支持される犬猫食用禁止国際条約は、犬猫肉の食用根絶にむけた世界的な取り組みをスピードアップする唯一の手段です。国際条約が動物を優しく扱う事を教え、末長い平和の達成を共に願いましょう。
今野克義
konno712@gmail.com
Copyright 2020 JCN Newswire. All rights reserved. www.jcnnewswire.com
2020年初頭、中国の武漢でCOVID-19が勃発した直後、中国政府は2月24日に野生動物の食用と取引を速やかに非合法化しました。この決定は、中国メディアによって「ブッシュミート抜きの時代の象徴」として賞賛されました。5月29日、中国農業省は「家畜・家禽遺伝資源の国家カタログ」を発行し、食用家畜リストから犬を除外しました。一部のメディアでは犬肉禁止として解釈されましたが、それは真実なのだろうか?
中国の深圳市は5月1日に犬猫の肉を禁止し、珠海市もまた、国家カタログに従い犬猫の肉を違法にしました。しかし、中国のほとんどの地域の行政機関は、法律の欠如を理由に犬猫肉の取引に関する告発に耳をかしませんでした。
悪名高いユーリン犬肉祭りは、国際的な注目を逸れたために、例年以上に派手に6月21日に開催されました。祭りの期間中は、「夏至用犬肉」という看板が掲示され、犬肉業者は、客を引き付けるために「犬肉食はパンデミックを防止する」とさえ豪語しました。
犬肉は、ブッシュミート同様に、中国、ベトナム、韓国、カンボジアなどの国々で、薬効効果を持つ食品とみなされてきました。客は新型コロナと世論の圧力のためにブッシュミートを諦めなければならず、代わりにパンデミックを予防する渇望の一品のように宣伝されている犬肉に目を向けたのです。
4月上旬、動物愛護団体のFour Pawsは、ベトナム、カンボジア、インドネシアにおける犬肉の販売量がコロナ渦中に増加したことを発見し、また、伴侶動物が感染源となり得る科学的証拠は無いとWHOが示した後に、犬肉の販売量は急速に増加しました。一部の病院では、健康維持のために犬肉を食べるように患者に奨励しました。犬肉レストランでは販売促進のためにオンライン注文による配達サービスを提供しています。
7月、カンボジアの首都プノンペンの110のレストランに対して犬肉卸しシェアトップのシェムリアップ州は、狂犬病の勃発リスクの高まりに応じて犬肉取引を禁止する最初の州となりました。インドのナガランド州も同じ禁止措置を講じました。中国の深圳や珠海と同じようにこれらも特別なケースです。
毎年3,000万匹以上の犬を食用のために虐殺しているアジアは、パンデミック勃発のリスクが高い地域です。世界愛犬連盟の創設者である玄陵氏は、人類は、動物と環境との調和のとれた三位一体を達成する方法を見出す必要があると考えています。その象徴として、動物を搾取し続ける際限のない人間の欲望を止めるべきです。動物の福祉のみならず動物の倫理も探求すべき領域です。
食用にすべきではない動物とは、先進国における伴侶動物の概念が答えそのものです。アメリカ、イギリス、日本の国会議員らに支持される犬猫食用禁止国際条約は、犬猫肉の食用根絶にむけた世界的な取り組みをスピードアップする唯一の手段です。国際条約が動物を優しく扱う事を教え、末長い平和の達成を共に願いましょう。
今野克義
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